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【WWE RAW】RAW(Xbox)とSD(PS2)の代理戦争

   ↑  2015/09/27 (日)  カテゴリー: XBOX
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2001年の春、ビンス・マクマホン率いるWWEは、長年のビジネス上の宿敵であったWCW(ワールドチャンピオンシップレスリング)を崩壊に追い込み、自壊した第三極ECWをもその傘下に収め、ついに全米プロレス界の統一に成功した。
並の人間がリーダーシップをとる組織ならば、この後に待っているのは束の間の我が世の春と、それに続く衰退というお決まりのヒストリーだろう。
しかしビンス・マクマホンは並のビジネスマンではない。競争のない状態は団体に弛緩した空気を生み出すだけだ。
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WCWやECWの残党を吸収してレスラー数が大幅に膨れ上がった台所事情もあり、ビンスは団体の大改革に手をつける。
WWEを異なる二つのリーグに分け、レスラーやスタッフをそれぞれに所属させ、ライターやテレビ局に至るまで、ライバルとの競争による緊張感をもたらそうとしたのだ。
そしてWWEにRAWとSmackdown!、二つの団体内団体が創設され、レスラーはドラフトによって分配された。
関わる人間が違えば、同じWWE内とはいえ二つのリーグの性質が違ってくる。
RAWとSmackdown!はライバルとして番組や興行のクオリティを競い合い、WWEはさらなる繁栄を極めてゆく。
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意図したものか契約上の偶然かは分からないが、面白いのはゲーム界にもこのニリーグ制の構図がもたらされたことだ。
プレイステーションプラットフォームで展開されているWWEの主幹オフィシャルゲーム『エキサイティングプロレス』シリーズの原題は『WWE Smackdown!』。
そのPSが支配する市場に敢然と殴りこみをかけてきたのは、マイクロソフトのXbox。
普通ならば『WWE Smackdown!』をマルチ展開してXbox版もリリースするところだが、当時のTHQの判断は違った。
Xbox向けのWWEゲームに『WWE RAW』の冠を与えて、『Smackdown!』とは別のディベロッパーに開発させ、オフィシャルゲームにおいても本体同様事実上のニリーグ制を敷いたのだった。
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『Smackdown!』のユークスをに対して『RAW』の開発に白羽の矢を立てられたのは、やはり日本のアンカー。
ドリームキャストの『Ultimate Fighting Championship』で、裸の男たちが取っ組み合うゲームに対する適正は証明済みだ。
しかしやはりMMAとプロレスは勝手が違うのか、あるいは開発期間がタイトだったのか、未知の新ハード故か、既にブランドを確立していた『Smackdown!』を向こうに回すと、この『RAW』の一作目は少しばかり見劣りのするものであった。
特にそれはリズム感と操作レスポンスに顕著で、プロレスゲームにとってもっとも重要なこの部分での見劣りは、『Smackdown!』を上回るグラフィックや、実写エントランスムービーが挿入された巨大タイタントロンといった、『RAW』ならではの長所でもフォローしきれなかった。
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制作期間がWWEの組織改編期と被ってしまったためか、既に退団しているレスラーが多く収録されており(日本国内版は本国版より大幅に遅れてリリースされたので、その問題がさらに顕著に表れた)、そのラインナップの微妙な古さも『Smackdown!』と比較するとイマイチという感想に拍車をかけてしまう。
そして日本に於いては肝心のXbox本体がスタートダッシュに大コケし、煽りを食った『RAW』はレスラーフィギュア同梱の限定スペシャルパッケージが大余りする始末。
こうして散々なWWEデビューを飾ったアンカーだが、しかしあのロック様だってデビュー当時は似合わない青いタイツを履いて、しょっぱいベビーフェースをやっていたのだ。
誰だってデビューの頃は散々な思いをする。問題はそれを糧に出来るかどうかだ。
そしてアンカーは次作『RAW2』で、それを糧に大きく成長した事を証明したのだが、それについてはまた回を改めて。

 

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