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【よしもと麻雀倶楽部Deluxe】吉本芸人と暗黒ポリゴン

   ↑  2015/09/06 (日)  カテゴリー: PS1
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技術の発達により、役者や著名人がCGに姿を変えて画面中に登場するゲームも、すっかり違和感がないものとなった。
これがわずか10数年前、次世代CD-ROM機揃い踏みの頃は、もう何かと大変だったわけで、特に初代プレイステーション周りには、著名人がとんでもないCGに姿を変えて登場したゲームが群れをなしていたりする。
イケメンの役者ですらそうなのだから、もっと大変なのはファンキーな顔立ちを売りにしているお笑い芸人さんたちで、そんな面々が大挙して登場するゲームを3DCGで作ろうというのは、これはもう端っから無茶を押し通すような話だ。
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芸能人麻雀対局番組というのは、なぜか昔から細々と途絶えずに続いている妙なジャンルだが、「よしもと麻雀倶楽部」は、関西ローカルで放映されていたその手の一本。
その名の通り吉本の芸人たちが麻雀を打つ様子を垂れ流す、誰に向けたんだか分からないような番組だ。
その番組が、これまた誰に向けたんだか分からないゲーム化。
そしてそれは次世代CD-ROM機に嫌というほど溢れている他の麻雀ゲームや、過去の吉本芸人フィーチャー麻雀ゲームと差別化を図るように、敢然と暗黒期の3Dポリゴンで勝負をかけてきたのだった。
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「いらっしゃーい!」
卓で待ち構えるのは、微妙に等身の歪んだ上方落語界の大師匠たち。
その暗黒期リアル系3DCGが醸し出す不気味なオーラに、こちらは早くも「用事を思い出したんで帰ります」の声を押しとどめるのが精一杯だ。
桂三枝(現・文枝)、桂きん枝、月亭八方、チャーリー浜、桑原和夫、島木譲二、間寛平、中田ボタン、池乃めだか等々、麻雀を題材としているだけあって、登場するメンバーの年齢層がかなり高めであることが、この不気味なポリゴン人形の暗黒オーラを一層強める一因となっている。
登場芸人の中で比較的若手のメンバーが、トミーズの二人や村上ショージという事実が、ことの深刻さを物語っているだろう。
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ならば女性陣はというと、こちらも今いくよ・くるよにハイヒールの二人に宮川花子に島田珠代。
ケチを付けるのも怖い面々だが、しかしもうちょっと華と言える存在がいてもいいではないだろうか(「ここにちゃんとおるでー」山田花子)。
芸人たちのCGモデルは、基本的に「できる範囲でなんとか頑張った」、「もうちょっとどうにかしようと思ったんだけど、どうにもならなかった」、「なんとかしようと頑張ったんだけど、途中でワケが分からなくなった」の三種に大別できる。
特にハイヒールモモコ姉さんなどは、もはや人権侵害の域に達してそうな具合で、必要以上にリアルな実年齢を醸し出しすぎた相方と同じ卓に並べると、実に味わい深い。
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「各芸人の打ち筋に加え、お約束ギャグや口癖までも完全再現!」というサービス要素も、もはやありがた迷惑でしかない。
吉本流だか知らないが、チーポンチーポンとやたらせわしない麻雀にツモ順をがんがん飛ばされた挙句、その都度「すぽぽぽポーン!(村上ショージ)、「チーやで、グーやないで!(中田ボタン)」と、いちいち要らんギャグを挟まれると、理不尽な接待麻雀の場に臨んでいるような気分になってくること必至だ。
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そんな吉本芸人たちの間だけで勝手に進行する麻雀を勝ち抜いたプレイヤーに対するご褒美は、山田花子の実写シークレット映像(パンチラ含む)。それはもうサービスを通り越して嫌がらせの領域だ。
後にサクセスの廉価版シリーズに組み入れられたため、比較的入手しやすいゲームではあるが、前田五郎師匠がメインでフィーチャーされていることもあって、何らかの形で再販されることは、ほぼありえないかもしれない。



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2015/09/06 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


吉本新喜劇を見ながらお好み焼きを食べる土曜日の昼。

この暗黒っぷりは三池崇史監督の牛頭という映画を思い出させます。よその土地から特濃ソースのような吉本ワールドに足を踏み入れる恐怖体験。

奈良の亀母 |  2015/09/07 (月) 11:10 [ 編集 ] No.1116


そう言えば以前の仕事場近くに「前田五郎の」とついた雀荘がありました。
もう20年近く前のことだし、事件後どうなったかは不明です。
当時は繋がりがわかりませんでしたが、前田五郎師匠が麻雀好きだったんですね。
やっと理解しました。

愛暇 |  2015/09/08 (火) 12:25 [ 編集 ] No.1117


> 奈良の亀母さん
「あれはヤクザカーだ!」「あれはヤクザ犬だ!」
あの映画凄かったですね。三池監督の作品の中では一番突き抜けた印象が残ってます。


> 愛暇さん
名義貸しなのか本人が経営にタッチしていたのか。いずれにしろ前田五郎=麻雀の認識が成立してるこその店名でしょうね。
そういえばこのゲーム、カウス師匠は出てこなかったなぁw

与一 |  2015/09/08 (火) 18:19 No.1118

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