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【Pneuma: Breath of Life】冴えない雰囲気美人

   ↑  2015/06/22 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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荘厳な建築物で織りなされた美しい風景の中を一人称視点で巡って、ところどころにある物語との因果関係がいまいちハッキリしないパズルを解きながら右往左往するゲーム。
ふた昔前ならば"MYST系"の一言で説明がついたが、最近ではちょっとそれも通用しないかもしれない。
とにかくいにしえの鼻持ちならないMac臭を今に伝えるジャンルだ。
『Pneuma: Breath of Life』は、そんな伝統あるジャンルの新星。
ゴージャスだけど空虚な舞台、ハイになったオタクの語りみたいなイラつくテンションのモノローグ、アンビエント以外の表現を拒む音楽、そしてボリュームの割に強気な値段設定と、この手のゲームのツボはしっかりと押さえた作品である。
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プレイヤーの視界範囲がそのままパズルを解き明かすスイッチとなるアイディアは、一人称視点アドベンチャーという様式とリズムよくマッチして、なかなか小気味がいいのだけれど、『Portal』のそれのような応用性に欠ける分、これ一本でプレイヤーの関心を牽引し続けるのはちょっと苦しい。
『MYST』というゲームがあれだけのセンセーションを巻き起こしたのは、当時としては圧倒的なビジュアルの存在感があったからこそだが、この『Pneuma』は光の陰陽の表現にきらめきは感じるものの、少なくともコンソール版は、そこまで説得力のあるビジュアルを擁しているわけではない。
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びっくりするくらい淡白なボリュームは、発展性に欠けるパズルのアイディアと、オチからダイレクトに逆算して作ったような構造から、それ以上盛ることが難しかったからであろうか。
もっともこれを無理に引き延ばしていたところで、薄味のお茶をさらにお湯で薄めたような結果で終わっていただろう。
雰囲気美人と呼ぶには決定的にカリスマ性が欠如した地方都市のセレクトショップ店員みたいな、何とも評価に困ったポジションのゲーム。
一回クリアするだけで、短時間で1000の実績が手に入るので、その筋の人たちにはブーストゲームとしてアピールするものがあるかもしれない。

<国内ストア未配信>



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2332.html

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