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【Guacamelee!: Super Turbo Championship Edition】覆面闘士

   ↑  2015/05/22 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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覆面。それは人々にまったく対照的な二つのイメージを与える。
片方は卑劣の象徴だ。スキーマスクやストッキングで顔を隠した犯罪者たち。
奴らが覆面を脱ぐのは、市井に紛れておのれの非道徳的な振る舞いの痕跡を隠すため。
そしてもう一つは、いにしえのローンレンジャーや月光仮面に始まるスーパーヒーローたち。勇気ある闘いの象徴である。
正義と卑劣、覆面にまつわる二つの顔を、もっとも分かりやすく表しているのは、なんたってプロレスだ。
アサシンズやスポイラーに代表される、おのれの正体を隠匿して非道に振る舞う悪役たち。
そしてマスカラスやタイガーマスクといった、故あって顔を隠さなければならない正義のマスクマン。
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そのプロレスの中でも、メキシコのルチャ・リブレのマスクは、アステカ文明の伝承に端を発する由緒正しい文化である。
カネック、フィッシュマン、ソラール、メキシコの歴史と文化を刻んだマスクに憧れ、プロレスショップや通販などで大枚はたいてレプリカを手に入れた人も少なくはあるまい。
そしてそれらのマスクを装着して鏡の前でファイティングポーズをとったとき、自分の中に根拠のないパワーが沸き上がってくるのを感じたことだろう。
マスクをつけたオレは、そこらのチンピラ程度ならば軽々とぶちのめせるかもしれないと。
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極東の島国のガキですらそうである。ましてやルチャの申し子たる生粋のメキシコ野郎ならばなおさらだ。
町を混乱の極みに陥れ、領主の娘を拉致したのは、悪魔に魂を売り渡した元闘牛士と、その冥界の手下たち。
ディア・デ・ロス・ムエルトス(メキシコ版お盆)の力を借りて、やりたい放題振る舞う連中の前に一度は力尽きた主人公であったが、そんな彼を救ったのは神秘の力を宿した一枚のマスクであった。
ルチャ・リブレの力に守られて残機無限となった彼に、ゲームオーバーの心配は無用だ。
行く手を阻む悪魔闘牛士カラカの手先どもを、横スクロールブロウラーアクションの流儀で片っ端からぶちのめし、ちぎっては投げ……、というわけには簡単に行かない。
この『グァカメレー』は、かなり歯ごたえのあるゲーム。道中のザコ一匹を倒すにも、なかなかテクニカルな闘いを要求される。
連中はなかなかに隙がなく、しかもその大半は特定のスペシャルアタックでしか破れない属性バリアを張っている。
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さらにステージが進むと、これに現世と冥界のステージ切替という概念が加わってくるからややこしい。
同じ画面内にいる敵でも、ルチャドールが現世モードならば冥界側の敵には手を出せない。まずは現世側の敵に一発食らわせ、冥界モードに切り替えて冥界の敵を蹴散らし、再び現世に戻って敵にトドメ。
こんなせわしない展開に、さらに複数の属性バリア対策が加わるのだ。
こちらの思惑通りに軽快に立ち回れれば、それはまるでスピーディーで高度なルチャのアクションのようだが、ひとたびしくじったら、もう目も当てられない。
硬めの敵に袋叩きにされて憤死。ああ、このゲーム、チェックポイントがちっとも親切じゃないんだよ。なんてこった、よりによってこんなとこから再スタートかよ!
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インディペンデント系ゲームに顕著なバランス面の粗い調整が、この『Guacamelee!』の一番残念なポイント。
手強すぎる敵や複雑なジャンプアクションポイントなど、ハードコアな入力を要求される難所が、後半になるとほぼデフォルト状態となるため、悪い意味で息をつくヒマがまったくなくなる。
この生粋のハードコアゲーマーのことしか考えていないような苛烈な難度は評価が別れるところだろうが、挫けそうなこちらの心を奮い立たせてくれるのは、なんたってトラディショナルなビジュアルデザインの魅力だ。
ニワトリは走り回り、ジジイは右往左往し、女たちは揃って気が強く過剰なまでに情熱的。そんなメキシコの田舎町や荒野をマスクと共に駆けろルチャドール。
国内Xbox Oneストアでは未発売だが、スパイク・チュンソフトより『覆面闘士』の邦題で国内版がPS3とVITAでダウンロード販売中。

<国内ストア未配信>





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2015/05/22 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Vita版(直訳風味)を気に入ってずいぶん遊んだのですけど
仰るとおり途中からえらく難しいんですよね。
この世とあの世をタイミング良く切り替えながら飛び移っていく
アクションパズルチックなところ(何度も墜落)なんか、
もうこの辺で許して~と泣きそうでした。
あとプロレス的必殺技をゲーム内ショップで購入しないと使えないのも
ちょっと違うんでない・・・?と。

どらお |  2015/05/22 (金) 19:49 No.1060


複雑な入力やシビアなタイミングが、たまにたまにならいいんですけど、もう後半は常時要求されっぱなしになりますもんねえ。
ストアの技やステータスアップアイテム購入も、コスト的にかなり厳しい縛りがあったし。

与一 |  2015/05/23 (土) 18:00 No.1061

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