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【Slice Zombies for Kinect】鮮度激落ちクローン

   ↑  2015/05/11 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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ゾンビ。人を同じルックスでありながら、派手に四肢を切断したり首をチョンパしても、あまりお咎めのない便利なやつ。
チェーンソーで切り刻まれたり、ショットガンで頭をふっ飛ばされたり、そのたびにゾンビは派手に血をまき散らしてサービスし、我々の歪んだ嗜虐心を満足させてきた。
しかしゾンビって、ありゃあ要するに死体だ。元々そんな日持ちのいいもんじゃない。
三日も経てばその身体からは水っけが失われ、ナタや日本刀で斬りつけても、バシュッ!なんて爽快感はとうになくなっているだろう。
画面の中にぽんぽんぽーんと投げ出されるゾンビの身体。それを両腕で斬りつけるたびに得られるのは、ぽそっぽそっぽそっというショボい反応。
萎びかけた野菜を刻むような作業を続けながら、オレは日数の経った死体の手応えなんて本来こんなものなんだろうと、無理矢理自分に言い聞かせるのであった。
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ついこの間、本家の新作『Fruit Ninja Kinect 2』が登場したばかりだというのに、そんなことお構いなしに厚かましくも登場したフルーツニンジャクローン、『Slice Zombies for Kinect』。
ちょっと当たったジャンルには、モチーフをゾンビに置き換えた安易なクローンが出てくるのはゲーム界の常だが、このKinectという狭い分野において、本家に間髪入れずの面の皮の厚さは相当なものだ。
そして元ネタにはまるで及ばないクオリティも、この手のゾンビ系クローンゲームではお馴染みのパターン。
その名の通りフルーツをゾンビに入れ替えただけの安易なアイディアなのだが、本家の果汁が画面外まで飛び散ってきそうなバッサリ感にはおよそほど遠い。
手刀を一閃させてゾンビの身体に叩きつけても、帰ってくるのは「ぽそっ」なんてしけたSEと、乾ききった大根を切っているようなフィーリング。
素手でゾンビをなぎ倒す終末世界超人になるつもりが、今や気分はすっかり廃棄寸前の食材をやりくりする激安食堂の料理人だ。
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『Fruit Ninja Kinect』では画面に映る自分の姿は腰から上。このポジションだと両腕が画面内を隅々までフォローでき、あらゆる位置に飛ぶフルーツに対処できる。
対してこの『Slice Zombies for Kinect』の場合は、一般的なKinectの立ち位置だと、上図のようにちょうどくるぶしの上あたりから画面に収まることになる。
これだと手の届く範囲は画面の中心部に限定され、端っこの方はまったく死角になってしまう。
この問題を克服するためには、できるだけセンサーの近くに立って画面に映る自分の姿の比率を高めなければならない。
ベスト立ち位置はセンサーから1メートル手前。Kinectの必須距離1.4メートルを大幅に更新する至近ポジションだ。
これでどうにか『Fruit Ninja Kinect』のフィーリングに近づいた。もっともテレビがあまりにも目の前にありすぎて、何がなんだかさっぱり分からなくなってしまうけどな!
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詰めの甘さはこれだけじゃない。
この手のゲームの肝である爽快性を大幅にスポイルしているのは、触れれば即1ミスになってしまう爆弾の多さだ。
これにより、腕をダイナミックに振るってオブジェクトをバッサリバッサリ斬り捨てるゲーム性が、爆弾の合間を縫って両手をそろりそろりとゾンビやコインに合わせる、躍動感のカケラもないものに一変。
フルーツニンジャのクローンどころか、これではまるでイライラ棒の劣化版である。
取り柄といえば実績がアホみたいに簡単なことと、マイクロソフトハードにマリオみたいな奴を登場させた蛮勇くらい。
あとは本家よりちょっと安いことくらいだが、あとわずか5ドルほどを足せば『Fruit Ninja Kinect 2』を買えるのだ。その5ドルを惜しむ理由はこれっぽっちもないぞ。

<国内ストア未配信>



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