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【スタントマン:イグニッション】スタントバカ一代

   ↑  2015/05/09 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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映画やゲームの制作は集団作業だ。例えどんなろくでもない作品であっても、その影には労力を惜しまなかったスタッフが存在する。
スタントマンの仕事は特にそうだ。ギャラが安かろうが、条件が悪かろうが、そこで手を抜いてしまったら、それは大惨事に繋がる。
気分だけはマイケル・ベイの作るビッグバジェットディザスター映画、ジャッカス崩れのスタントマン気取りが主演のカースタントムービー、タランティーノみたいな映画オタクの撮る70年代リバイバル。
いずれもクランクインしたときから駄作が宿命づけられているような映画ばかりだが、そんな現場でも役目を与えられたスタントマンは、命と身体を張って最善を尽くす。
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なにせこれだけの大掛かりなアクションシーンは、その準備だけで莫大なお金がかかっている。
ほんのわずかなミスで数万ドルが吹っ飛ぶのだ。だからスタントマンに決して失敗は許されない! …………なーんてプレッシャーは、この『スタントマン:イグニッション』の世界では一切無縁だ。
ちょっと進路をそれたら、迷うことなくポーズボタンをポチッ。納得の行くまで遠慮なくリトライを繰り返せばいい。
『スタントマン:イグニッション』では、裁量権を持つのは監督やプロデューサーではなく、スタントマンであるプレイヤー自身。
ここはスタントマンが主役のスタント天国。さあ、気後れすることなくカットやリテイクの指示を出しまくろう。
どうせ監督は話しがまったく通じないような連中ばっかだから、気遣いの心配はこれっぽっちも必要ないぞ。
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ハリウッド映画のカースタントを、トライアル&エラーを前提としたアクションゲームの様式に絶妙に落とし込んだPS2ゲーム『Stuntman』のパワーアップした続編。
映画ごとの監督との顔合わせ(このパートの吹替えが最高)からコーディネーターの指示と、撮影現場気分を適度に盛り上げたあとにチャレンジするのは、ジャンプ、スピンターン、大爆発、クラッシュなどの手順が細かに定められたスタントワーク。
ちょっとのミスくらいなら問題なくステージクリアできるが、それではオレのスタントマン魂が許さない。
パーフェクトなシーンを目指して、クリア済みのステージを何度も何度も執拗に繰り返し、そして指先がシーンのルーチンを覚えこむ頃には、アドリブのスタントをかます余裕も出てくる。
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スタントさえばっちりキメておけば、例えスタッフを撥ね飛ばしちゃったってお咎め無しなのも最高だ。あープロデューサーさん、彼の葬式に一応オレの名前で花だけは出しておいてくれますか?
バッチリ決めたスタントのご褒美は、自分が担当した映画の架空予告編(これがまたよくできている)。
命がけてトライした大ジャンプに爆発シーン。そしてデカいツラをして映り込む主演俳優。オレの顔は一切出てこないが、自分が請け負った仕事の結果は確かにそこになる。
どうせ映画は間違いなく辛辣な批評に曝されるだろうが、そんなことは関係ない。オレは確かにスタントマンとしての本分を尽くしたのだから。
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前作との大きな違いはマルチプレイモードの存在。
ありきたりのレースモードなんかもあったりするが、ここで注目すべきはスタントアクションコースを自作できるコンストラクトモード。
理不尽な監督やプロデューサーに立場を変えて、とんでもないスタントを構築し、他のスタントマンに思い切り無茶振りしてやるのもまた一興だった。
しかしそんな転身もやはり一時の気分転換。やっぱりオレは生粋のスタントマン。好きな映画は「カスケーダー」で、尊敬する人はH.B.ハリッキーだ。「アクション!」の声を待ってばっちりかますぜ。
この"正統派"のアクションゲームシリーズが、THQの崩壊と共に棚上げになってしまったのは勿体なさすぎる。
どこからか再興の狼煙が上がるのを、世界中のデジタルスタントマンたちは心待ちにしてるんだぜ。




(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2307.html

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