ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【スピンテイル】声の出演・せんだみつお

   ↑  2015/04/17 (金)  カテゴリー: PS1
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西海岸の名門Crystal Dynamicsが産んだアクションゲームヒーロー、ヤモリのゲックス。
3DOを皮切りにサターンにプレイステーションと一通りのハードを制覇した、あっちでは90年代ゲームシーンのちょっとした顔だが、いかんせん日本に於いては知名度不足だ。
ゲックスシリーズの第二弾『Gex: Enter the Gecko』は、2Dアクションの名作だった前作『Gex』から一転、『スーパーマリオ64』タイプの3Dアスレチックアクションに生まれ変わった作品だったが、しかしこれの日本での販売元となったのがバンダイ。
ここはジャンプアクションの快作『Pandemonium』に、SUEZENのデザインしたキャラクターを無理やり乗っけて『マジカルホッパーズ』と改題したり、グロテスクなキャラクターが大挙登場するシュミレーションRPG『The Unholy War』を、事もあろうに魔法使いサリーや魔女っ子メグちゃんに差し替えて『魔女っ子大作戦』というタイトルで発売するなど、Crystal Dynamicsの作品にほとんど陵辱に近いローカライズを施した前科がある。
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ゲックスはテレビを愛しカウチを友とする、クールで怠惰なキャラクター。
Crystal Dynamicsにとってはマリオやソニックにあたるようなこの看板キャラにさえも、バンダイは吹替声優に芸人を起用するという作品レイプを仕掛けるのであった。
『スピンテイル』と邦題を授けられたこの国内版『Gex: Enter the Gecko』のボイスアクターに選ばれたのは、70年代に一世を風靡したコメディアンタレント、せんだみつお。
話題作りのために旬の人気者を担ぎ出したのならまだしも、よりによってセールスにほとんど貢献するとは思えない、過去の名声をネタに延命する人の起用に、微妙な顔で固まる全国の数少ないCrystal Dynamicsファン。
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せんだみつおと言えば、映画の方でも問題の有名人吹き替えに関わっていたことがある。
名作「ブルース・ブラザース」が最初に地上波放映されたとき、ジョン・ベルーシの吹替を担当していたのがせんだみつお。
実はこの人選、悪くはなかった。少なくとも後のバブルガム・ブラザーズ吹替よりは遙かにいい。
数少ない吹替仕事でジェイク・ブルース役をそつなくこなしていたせんだみつお。そしてこの『スピンテイル』のオープニングでも、これまたそつなく状況説明をナレーションし、ああ、それなりに芸達者な人が、きちんと役を努めてくれるんだなと、コントローラーを握るこちらを、ちょっとばかり安心させてくれる
しかしその安心も束の間のこと。オープニングムービーが終わろうかという矢先に、せんだみつおは突然例の「ナハッ、ナハッ、ナハハハハッ!」を高らかにかまして豹変するのだった。
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そしてゲーム本編が始まれば、もうやりたい放題。
「コマネチっ!」「車もローン、家もローン、世田谷のローンレンジャー!」「どうか仕事を下さい」「ギャラは取っ払いでお願いします」etc、etc。
原語版でゲックスが喋っているとこだろうが、喋っていないとこだろうが、そんなことお構いなしに連発される素のせんだギャグの数々。
もうゲックスというキャラクターを演じようとする気なんかさらさらなし。やたらと挿入されるギャラ関係や仕事がない関係の生臭いネタに困惑するプレイヤー。そしてもはや意味不明に近い日本語音声を、何ごともないかのようにスルーして普通に進行するゲーム本編。
かくして海を渡ってやってきたこの"マリオ64に対するアメリカからの返答"は、バンダイという悪辣な女衒の手によって、この国でさんざんな仕打ちに甘んじるのであった。




(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2294.html

2015/04/17 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


これゲックスの続編だったんですね。
中古ショップでパッケージ裏のせんださんを見るたびに
「う~ん…」と頭を捻っては棚に戻していました…。

マジカルホッパーズは、以前に与一さんに元ネタを教えていただいた記憶がありますが、よもや魔女っ子大作戦までローカライズもの(あまりにも改変し過ぎのようですが)だったなんて!
スパロボの派生じゃなかったのかっていう。

しょやん |  2015/04/17 (金) 18:57 [ 編集 ] No.1045


パッケージにはゲックスのゲの字も無いですもんねえ。
魔女っ子大作戦は、あっちにBMGビクターばぶん投げた洋ゲーの版権があって、こっちに魔女っ子たちの版権がまとめてあって、仕方ないからそれを強引に悪魔合体させた経緯は、やっぱり正気の沙汰じゃないです。

与一 |  2015/04/18 (土) 18:27 No.1046

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