ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【カンフーパニック】声の出演・江頭2:50

   ↑  2015/04/16 (木)  カテゴリー: XBOX
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6月に公開予定の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がきっかけに、またもや再燃した吹替役者を巡る議論。
主人公役をEXILEの誰だかが務めることになったのが事の発端だが、自分たちとは一番遠いところにいる人間の起用に憤る映画ファンの気持ちも分かれば、大作ムードだけはプンプンさせているクセに妙に売りにくそうな、この映画の扱いに困る配給会社の気持ちもなんとなく分かる。
「お前は怒らないのか!?」とムードに炊きつけられても、オレにとってはマッドマックスって元々柴田恭兵だし、それに蓋を開けてみればEXILEが無難に役を務めましたなんてオチが待ってそうな予感もする。いずれにせよ罪作りな話だ。
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海外映画の日本語吹き替え役に話題作りを兼ねて有名人を起用するのは、それこそ何十年も前から行われていたが、ゲームの世界においても、その手法は何度か試みられてきた。
もっともゲームの場合は、そのキャスティングは映画に比べてだいぶスケールが落ちて、「そもそもなんでこの人を!?」って人選のオンパレードだ。
元々かつての海外ゲームは、それだけで日本で売るにはハンデを背負っていた時代。ましてやセールスポイントが伝わりづらかったり、趣味嗜好が明らかに日本の市場と合わないゲームなどは、どうしたってこの手の奇手に走らざるを得なくなる。
2003年に初代Xboxで発売された『カンフーパニック』は、カートゥーンライクなキャラクターがしっちゃかめっちゃかな乱闘を繰り広げる、『パワーストーン』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』を彷彿とさせるタイプのゲーム。
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そしてこの『カンフーパニック』には、もう一つのキーポイントがある。タランティーノに先駆けて、いわゆるグラインドハウスムービーにオマージュを捧げていることだ。
タランティーノの啓蒙により我が国でも知れ渡ったグラインドハウスはアメリカの場末映画館。低収入層やエスニックマイノリティの観客を当て込んで、カンフー映画や日本の時代劇、黒人向け映画やB級アクションなどを主なラインナップとした。
そして映画撮影をモチーフにした『カンフーパニック』に登場する面々は、カンフーの老師にショー・コスギ風のニンジャ、パム・グリアを思わせるダイナマイト黒人美女にアメリカでもカルト的人気を誇った子連れ狼もどきと、いずれもがグラインドハウス館を彩った顔をパロったキャラクター。
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ゲーム開始時にかかるフェイクの映画会社ロゴは、これまた香港の名門ゴールデンハーベストのロゴマークのパロディ。
そしてご丁寧なことにゲーム中の画面は、古びたイーストマンカラーを再現した、黄色がかって褪色したグラフィック。
カンフー映画に始まって、ニンジャものに時代劇、さらには「タイタニック」や「ジュラシックパーク」などの超大作まで、様々な映画をモチーフにしたステージを、これらのメンバーが大暴れ。
崩れ落ちたり浸水したり筏から筏に飛び移ったりなど、常に流動的なステージや、攻撃の他に相手を罵るアクションを交えたコンボ構成などは、同系統のゲームとの違いを際立たせるこのゲームならではの特徴だ。
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しかし日本でこのゲームを売るにあたっては、グラインドハウス云々といったコアな映画ネタは、どうしたって伝わりにくい。
そんなワケで話題作りを兼ねて声優の一人にチョイスされたのは、エガちゃんことあの江頭2:50。
彼が担当したのは、子連れ狼のパロディキャラクター飯兵衛(スペシャル攻撃は、泣き叫ぶ背中に背負ったガキ)の声。
もちろんエガちゃんの役目はそれだけじゃない。このキャラクターから何から、いかにも日本で売り込みづらそうなゲームを、体を張ってプロモーションする。むしろその任務を当て込んでのキャスティングだ。
ゲーム雑誌の編集部などに乱入の建前でお邪魔して、「うおおおーい、オレとゲームで勝負しろ! カンフーパニック!」などと、あのテンションでまくしたて、そしていざ編集部員と勝負となって、エガちゃんゲームはめちゃくちゃ下手でしたでオチをつける。
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かくして本作発売前の各ゲームメディア誌面を、「あのエガちゃんが編集部を襲撃!」なんてベタ記事が飾る目論見通りの展開となったのだが、しかしゲームメディアの「エガちゃんは歓迎するが、Xboxのゲームは正直それほど歓迎したくない」という内心の思いは、エガちゃんの姿や名前ばかりが前に出て、肝心の『カンフーパニック』はちっとも目立たない記事として表れるのであった。
ちなみに一番肝心なエガちゃんの声優仕事、なんのケレンも自身のキャラクター押し出しもなく、ごくフツーかつ地味に役をこなしています。



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2293.html

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