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【エアーマネジメント'96】コーエーのロストレガシー

   ↑  2015/02/03 (火)  カテゴリー: セガサターン
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一口に大空への憧れといっても、その形は様々ですが、民間航空会社の社長となって世界中を航路で結ぶのも、人によっては立派な大空浪漫の表れなのかもしれません。
リチャード・ブランソンとか、スカイマークの前社長とか、ベンチャーの先駆けみたいな人たちが最後は揃ってその座を目指したのも、なんだかとても象徴的な話です。
きっとああいうタイプの人たちにとっては、航空会社のボスはすごろくにおける上がりマスみたいな存在なのでしょう。
90年代コーエーの多々あるロストレガシーの一つ、『エアーマネジメント』シリーズは、そんなちょっと生臭い大空への憧れを具現化してくれるゲーム。
プレイヤーは航空会社を束ねてライバルとの競争に打ち勝ち、世界中の都市をジェット機で結ぶ航空王の地位を目指します。
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今やコーエーの失われた遺産の中でも、「そんなのあったっけ?」と首をひねる人の割合が一番多そうな気もしますが、あまりにもニッチなジャンルを扱ったこのゲーム、なんとPCからの移植ではなくスーパーファミコンオリジナル。
その後、PCやメガドライブにも移植され続編も登場する運びとなりましたが、このあまりにも人を選びすぎるテーマに果たしてそれだけの需要がホントにあったのかは謎です。
次世代CD-ROM機の登場にあたって、初代作『エアーマネジメント 大空に賭ける』をお色直しした作品が、この『エアーマネジメント'96』。
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変に高級感やセンシブルな雰囲気を醸し出そうとして、結局垢抜けない地が出てしまっているビジュアルイメージは、『ウイニングポスト』シリーズでも顕著だった90年代コーエー現代ものの大きな特徴。
もう一つの特徴である、慇懃なガイド役の幹部社員に誘われて、目標は業界シェアナンバー1と世界を結ぶ自社航路。
とは言っても航空王への道は、とにかく地味極まりありません。各地の空港へ社員を派遣してスロットと呼ばれる飛行機の発着枠を確保し、空港と空港を航路で繋ぎ、あとはより良いサービスと運賃と安全性を維持してライバルよりも多い乗客を呼びこむだけ。
一応シナリオごとに、実際の世界情勢に合わせた事件事象が発生するのですが、それらも航空会社の運営に対して、極端にドラスティックな影響を及ぼすほどではありません。
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勢いで飛行機を大量に発注して、慌てて「ごめん、やっぱそれ無し」と取り消したら巨額のキャンセル料を請求され会社大ピンチとか、娘がヒステリーおこして飛行機をUターンさせちゃうなど、斜め上の事態が続出する現実の航空会社経営に対して、ゲームの中のそれはなんと地味なことでしょう。
コーエーのターン制SLGは現代ものになると、システム特有の単調さがつい露わになってしまう傾向が強いですが、『エアーマネジメント』はその代表格。
あまりにもケレンに欠ける経営の日々に、つい刺激を求めてへっぽこ飛行機しか使えない共産圏航空会社プレイに走ってはみるものの、それでも難度が地味に上がるだけで劇的な展開はおよそ起こりえません。
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ロストレガシーとしてなるべくなった、あまりにも地味な一本。
半官半民の巨大航空会社がしのぎを削っていたこの時代から、格安航空会社が大量参入して戦国時代に突入した現在へと、航空ビジネスを取り巻く環境は大きく変化を遂げましたが、それを反映したまさかの復活とかないのでしょうか。
その折にはマカダミアナッツの小袋を開けない客室乗務員とかも、忘れずにフィーチャーして欲しいですね。もちろんそんな不届き者、飛行機から無理矢理引きずり下ろしてやりますとも。

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2250.html

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