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【ハッピー!ハッピー!!ボーダーズ】私をルスツに連れてって

   ↑  2015/01/26 (月)  カテゴリー: PS2
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スノーボードのゲームというと、大抵はメロコアやハウスなどをBGMに、トリッキーな急斜面をびしばしトリックを決めながら滑り落ちていくような内容のものが殆んどだが、それらエクストリーム系のオルタナティブに、『Shaun White Snowboarding』や『ファミリースキー』シリーズのような、等身大のスノボやスキーをテーマにしたゲレンデ系ウインタースポーツゲームがある。
リフトで整備された我々に馴染みのあるスキー場を、オープンワールドならぬオープンゲレンデといった体で、好きなように滑ったり転んだりするジャンルだが、このスタイルの無自覚な先駆者となったのが、アトラスから2000年の冬に発売されたPS2ゲーム、『ハッピー!ハッピー!!ボーダーズ』だ。
舞台となるのは実在のスキー場、北海道のルスツリゾート。
このスキーヤーやボーダー憧れの聖地の完全再現を謳っているのが、このゲームの最大の特徴だ。
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実在スキー場だからして、最難所がリフトを降りたすぐのところ。コースの先に進むにつれて(つまり麓に近づくにつれて)、どんどん手応えがぬるくなってくる、一般的なゲームのコース構成とはおよそ間逆なレイアウトになっているが、これはスノボアクションゲームではなくウインターリゾートシミュレータ。
初心者コースまで降りてきたときの、あの消化試合みたいなもどかしい感覚を、バーチャルでも味わってみようじゃないか。
ゲーム序盤で滑れるのはルスツ実在の初級者コースのみ。
ボーゲンでそろそろ滑る初心者スキーヤーや、まだ膝を曲げることもおぼつかない初心者ボーダーたちに混じって、のんびりとしたスピードでゲレンデを下っていると、いかにも“年一回の冬のバカンス”気分になってくる。
そんなウインターリゾート気分をさらに高めてくれる、冬のロマンスをテーマにしたメインストーリーは、たまたま相席になったペアリフトという、もろに「私をスキーに連れてって」なシチュエーションから始まる。
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彼女がリフトの上から落としてしまったリフト券。それをさりげなく回収して、「ほら、君のリフト券。さっき滑っている時、偶然見つけたんだ」
本当はこのキーアイテムのリフト券を回収する為に、コースを4回ほど必死に往復した事は内緒だ。
だって、ちょっとでも通り過ぎちゃったら、いったん下まで降りてまたリフトで上に登り直さなければなんねえんだよ!
このメインモードを進行させるために必要なのはアピール度。
このアピール度、コース上のフラグの間を通過したり、トリックを決めたりすると上昇し、転んだり他人とぶつかったりすると下降する、非常に分かり易い数値。
女の子の前なんかを通り過ぎるときに、ついつい必要以上にバリバリとと滑走してしまうあの心情を巧みに再現したシステムだが、誰もいないところですっ転んでも下降しちゃうのが玉に瑕だ。今の失態、みんな見てないはずだろ!
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そして展開されるロマンスストーリーは、いにしえのトレンディードラマを思わせる(このゲームのOPムービーには、TV番組風に全日空の提供テロップが掛かったりする)ベタベタなもの。
ルスツを訪れた野郎ばっかの3人組と女ばっかの3人組。それがほとんど成り行きみたいな理由でひっつきそうになるのも、白銀のゲレンデでは必然のことなのであった。
冬のリゾート地はリア充以外お断りの世界。そしてプレイヤーのリア充化を支援するかのように、マニュアルに付属するのは本物のルスツリゾートのリフト割引券(2015年現在、当然期限切れ)。
ルスツに人々を呼びこむかのような一冬の恋物語スノボ付き。
ゲレンデのロマンスシミュレータとでも呼ぶべき体裁(ギャルゲーの恋愛シムとはおよそ真逆のアプローチ)は、時代を鑑みても相当に挑戦的で、そしてそのチャレンジはばっちりと成功を収めている。
さあ、デュアルショック2を手に、冬の北海道リゾートに旅立とう。そこにはパウダースノーとトレンディードラマのようなロマンスが待っている。



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