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【FUEL】永遠のホライゾン

   ↑  2014/12/22 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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前を向いても後ろを向いても、右を向いても左を向いても、あるのはどこまでもどこまでも続く地平線。
かって『Forza Horizon』よりもホライゾンの名が相応しいゲームがあった。
異常気象に覆われた1万4千平方キロメートルにも及ぶ、あまりにも広大な大地。マシンはガソリンの心配はないが、その前に心がガス欠を起こしてしまいそうなゲーム史上空前のフィールド。そのだだっ広さは未だ破られていない。
どんなゲームでも、走りに走り続ければいずれは世界の果てにたどり着く。しかし『FUEL』の地平線は、走れど走れど一向にその距離を縮める気配はない。
この永遠とも思えるまでに広い大地を、ストーリーなどの装飾もないまま、ただひたすらと黙念にマシンを走らせる。『FUEL』はそんなゲームだ。
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近年のゲームは、どれもしつこいまでに他人との交流を要求してくる。それはレースゲームでさらに顕著な傾向だ。
タイムアタック、ゴースト、オンラインロードトリップ、ストアフロント、ドライバター。濃いものから緩やかなものまで、それらはオレたちのヴァーチャルドライブに確かに程よい刺激を与えてくれる。
しかしクルマの中とは、本来は他人との関わりをできるだけ拒む、もっと孤独な空間のはずだ。
『FUEL』は、それらのソーシャル要素が萌芽した2010年のゲームでありながら、他人との関わりを徹底して拒んでいる。
それは皮肉にもオンラインフリーライドで、もっとも色濃く表れている。人恋しさにこのモードに繋いだところで、広大な大地にぽつんと一人放り出されたことを再認識して、プレイヤーはおのれの孤独をさらに深く噛みしめることだろう。
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そんな果てのないドライブの間、向き合うことができるのは一人ぼっちの自分だけだ。
せわしなく上ったり沈んだりする太陽、雨にみぞれに雹、遠雷のこだま、自然美なんて言葉とは一切無縁な荒涼とした景色、そして荒っぽく乱雑なゲームの造りさえにも後押しされて、様々な想いがが押し寄せたり引いたりしてゆく。
まるで感傷を作り出すシステムのように機能した『FUEL』は、レーシングとかオープンワールドだとかのちっぽけなジャンル分けを遥か飛び越えるオンリーワンのゲームだ。
古今東西の優れたレースゲームを総決算したかのように思えた『Forza Horizon 2』も、『FUEL』の孤独と狂気とセンチメンタリズムだけはカバーすることができなかった。
そして今後、いかにマップの広さを突き詰めたドライブゲームが出てこようと、『FUEL』のこの部分には、そう簡単には及べないだろう。



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