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【ウルトラボックス6号】水玉螢之丞ゲームの決定版

   ↑  2014/12/17 (水)  カテゴリー: PCエンジン
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水玉螢之丞さんは、あまりご自分がメインディッシュになることを潔しとしなかった方で、それはゲーム関連の仕事においても同様のスタンスだったのですが、その中にあって珍しく螢之丞色が全面に押し出ていたソフトが、PCエンジンの『ウルトラボックス6号』です。
『ウルトラボックス』はビクター音産が不定期刊でリリースしていたバラエティソフト。
星占いや英語講座、CGアニメにアイドル物の企画、そしてもちろんゲームなどを幕の内弁当的に詰め込んだディスクマガジン形式で、CD-ROMというまったく新しい媒体の可能性にチャレンジした野心作でしたが、その第6号の事実上のメインディッシュとなったのが水玉螢之丞さんでした。
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前号までの実写ギャルに代わって、表の顔であるパッケージイラストを担当。
そして中身を飾るミニADV『水玉の変愛模様講座』(恋愛にあらず)では、原作とイラストを担当。キャラクターデザインという形ではなく、彼女のイラストがそのままゲーム化された例は、これの他にはなかったように思います。
『ウルトラボックス』は、ナンパ講座やデートスポットガイドなど、今で言うリア充向けの企画に力を入れて、当時のPCエンジン主要ユーザー層とあまりにもかけ離れたチグハグさが特徴でしたが、この『水玉の変愛模様講座』もクリスマスに彼女をどうにかしてしまう、ゲーオタにとっては「爆発しろ!」案件。
これが軽快なノリと嫌味のない水玉螢之丞イラスト、そして『ウルトラボックス』シリーズのウリの一つであった微々エロ要素を絡めて、腹もたれのしない軽い一品に仕上がっています。
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このまま水玉螢之丞さんが今後の顔となるのかと思いきや、約1年半に渡って続いた『ウルトラボックス』は、この6号で打ち止め。
「充電のため、しばらくの間冬眠させて頂きます」の休刊の辞が、いかにも雑誌っぽさを感じさせますが、続く「春がやってくる頃には新生ウルトラボックスをスタートさせます」の宣言も、そのまま空手形で終わってしまいました。
大きなカラーであった若者向け雑誌色が大幅に減退してしまった、この休刊号ですが、『水玉の変愛模様講座』と、ゲーム楽屋オチの嵐の中を、ヒロインが「フラグを立ててください」と行脚するミニADV『フラグの国のアリス』(こちらの原作&イラストは、やはり『ウルトラボックス』の顔の一人であった衛藤ヒロユキ)の二本の存在は、そんなバラエティ色の後退を補ってくれることでしょう。

*関連記事
【ウルトラボックス創刊号】ラッシャー木村の星占い



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2014/12/17 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


SFマガジンで水玉螢之丞先生の連載を真っ先に読んでました。

水玉螢之丞先生の絵も文章も大好きでした。小野先生のゲームエッセイの挿絵も素晴らしかったし。水玉螢之丞先生の連載が載らなくなってからSFマガジンも買わなくなりました・・・。
御冥福をお祈りいたします。まだお若かったのに。

奈良の亀母 |  2014/12/18 (木) 12:24 No.988


堺三保の海外ドラマコラムの、いつもよりちょっとシックなタッチの役者絵も個人的にはとても好きでした。
直前までツイッターで普通に発信していたので、まさかそんな重病を患っていたとは思いもしませんでした。

与一 |  2014/12/19 (金) 00:24 No.989

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