ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【ロムロムカラオケ】PCエンジン家庭用カラオケ制覇の野望

   ↑  2014/11/26 (水)  カテゴリー: PCエンジン
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WiiUのJOYSOUNDやXbox Oneのカラオケ@DAMが受け入れられる一方で、親密さを増したゲーム機とカラオケの関係に戸惑いを覚える古株のゲーオタもいるだろう。
しかしゲームとカラオケは、アミューズメントに端を発する兄弟同士。それにゲームハードの発展に対するカラオケの貢献だって決して少ないものではない。
そもそもカラオケというきっかけが無ければ、この世に生まれなかったかもしれないゲームブランドだってある。
プレイステーションが元々スーパーファミコンの外付けCD-ROMとして計画されていたことはよく知られているが、この時のソニー側の思惑が、スーパーファミコンの普及率を利用して家庭用カラオケのシェアを独占することにあったのを、"プレイステーションの父"丸山茂雄氏が、のちに明かしていた。
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ゲーム業界とはほとんど無縁であったはずのソニーミュージックエンタテインメントが、ゲームに深く関わるようになったきっかけとして、かなり納得のゆく理由だが、 そしてさらにifを重ねれば、もしこのハードがゲーム機を介した家庭用カラオケで確たる実績をあげていたとすれば、ソニーのゲーム機参入は、さらに遠のいた話になっていたかもしれない。
PCエンジンのCD-ROMというと、どうしても声優ボイスのアニメ絵ゲーばかりが印象に残ってしまうが、ところがどうして、ゲーム機の歴史上、これほど挑戦的だった試みもそう他にはない。
CD-ROMに留まらず、ゲーム以外のあらゆることを欲張りにフォローせんとしたPCエンジンは、いわば早すぎたオールインワンを実践したマシン。
いや、CD-ROMのみならず、スキャナやプリンタ、マイクにはたまたAVアンプなど、その小さなボディにとにかく後から無理矢理付け足してなんとかしようとするコア構想は、もはやオールインワンなんてヌルいレベルではないだろう。
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そんなPCエンジンの強引なコア構想の中にはカラオケだって含まれていた。
それまでのゲーム機カラオケでは、ファミコンに自前の音源を使ったショボいカラオケもどきが出ていたが、CD-ROMさえあれば音源の問題をいっきに解決できる。
さらにはアンプとマイク、そしてカラオケソフトさえあれば、PCエンジンでカラオケが歌い放題ではないか。
こうしてPCエンジン本体に合体させるAVアンプ、その名もロムロムアンプと、それの対応マイク。さらには本家のNECアベニューと、ソニーと同様にゲーム機を利用しての家庭用カラオケシェア獲得を目論んだビクター音産から、それぞれカラオケソフトがリリースされるに至ったのだった。
NEC版、ビクター版、共にゲームを意識させない、もろにカラオケなパッケージデザインが、両社の本気度を伺わせるが、しかしそなんとなく家庭用カラオケ機を欲している層にとっては、PCエンジン本体に高価なCDロムロムドライブ、さらにこれまた高価なロムロムアンプをまとめて揃えろという要求は無理難題に等しい。
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こうして最初のゲーム機による家庭用カラオケ制覇の野望は、あっさり頓挫してしまい、NECアベニューとビクターからそれぞれ5枚ずつリリースされたソフトも、取扱店やユーザー、コレクターにとって、なんとなく扱いに困るブツとなってしまうのであった。
両社共にソフトのタイトル名が『ロムロムカラオケ』なのがややこしいが、NECアベニュー版は小洒落たイラスト、ビクター音産版は正統派カラオケのパッケージデザインで統一されているので、パッと見の区別はつきやすいだろう。

<記事中の一部、誤りのご指摘がありましたので、訂正いたしました。申し訳ありません>



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2208.html

2014/11/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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