ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【クロックワークナイト ~ペパルーチョの大冒険・上巻~】

   ↑  2014/11/22 (土)  カテゴリー: セガサターン
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セガサターン20周年おめでとう! やっぱりこういう記念日にはオレの姿がないと始まらないだろ。
……って、「そういやこんな奴いたな」ならまだしも、「こいつ誰だっけ?」って反応は失礼きわまりないぞ。
サターンの顔、ひいてはセガの新しい顔、その名も! ……えーと(マニュアルを確認しながら)トンガラ・ド・ペパルーチョ三世様だ。人の名前を忘れるんじゃねえぞ!
旧世代機メガドライブのイメージが強すぎるソニックに代わって、夢の新世代機サターンをアピールするために送り出された大型新人とはオレのことだ。
『バーチャファイター』ばかりが取り沙汰されたサターンのロンチだが、ハードの発売日にちょっと出遅れたとはいえ、オレだって堂々たるもう一方の雄。
おい、誰だ!? そこで「フッくんより目立たなかった奴」なんてこそこそ話してるのは!? この剣代わりのゼンマイで串刺しにするぞ!
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まあそれだけの、野球のドラフトで言ったら巨人の辻内級の期待を受けて登場したオレだが、その後まったく鳴かず飛ばずで、今じゃアレックス・キッドよりも忘れ去られたそ存在になってるのは、みんなの知るところだろう。
セガオールスターなんとかかんとかの企画が持ち上がるときでも、オレに声が掛かることはまずない。
だが決して力が足りなかったとは思っていない。
ジャンプと攻撃のシンプルな二系統入力に、気絶させた敵を左右と上に投げ分けられるアクションで変化をつけ、さらには壁を押したり引いたり、電池を入れてスイッチを押したりの動作で表情を変える、ギミック満載のおもちゃ箱のように(ま、実際におもちゃ箱が舞台なんだが)カラフルなステージが彩りを与える。
自分で言うのもなんだが、シンプルで実に手堅くまとまった横スクロールアクションゲームだ。
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ミュージカル仕立てのオープニングムービーは、サターンがメガCDとはワケが違うことを大いにアピールしていたし、何よりもこの目がチカチカしてきそうな多彩な色使いは、メガドライブなんかにはまったく及びがつかないだろう。
……なんかメガドライブとは違うばかりをアピールして、本来のライバル(ポリゴンだなんだと浮ついてやがったアイツだ)をまったく意識しなかったのが、オレの最大の失敗だったような気がしてきたな。
それにソニックはおろか、マリオにすら大きく劣るもっさりした移動は、ゲーム新時代をアピールしているクセしてあまりにも守旧的すぎたとも思ってる。
だけどな、オレってほら、ブリキのおもちゃじゃん。だからそんなに素早く走ったり跳んだりできねえんだよ。
あとこんなに作り込んだステージや背景を、みんなにじっくり見てもらいたいって配慮だよ、配慮。ソニックみてえにぎゅーんとカッ飛ばしたら、ワケ分かんなくなるじゃん!?
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まあもっとも致命的だったのは、上巻だけの切り売りの発売と、そこからも伺える度の過ぎるボリュームのなさだろう。
ちなみに下巻がリリースされたのは、上巻から半年以上遅れた95年の7月。決して出し惜しみしたワケじゃねえ。早い話が間に合わなかったから慌てて半分だけ出したんだよ。
作りこみの足りない作品を、ロンチに仕方なく出すのは、もうセガの伝統みたいなもんだ。なにせこの後のドリームキャストでも、ソニックという看板を使った『ソニックアドベンチャー』で同じようなことをやらかしてるからな。
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だけどな、「サターン立ち上げ時のセガ産タイトルは5打数1安打」なんて揶揄されたりもするけど、三球三振だったワンチャイやゲイルや真説夢見館なんかと違って、オレの場合は当たりは鋭かったけど野手の正面をついてしまったゴロ程度のもんじゃないかなと、自分では思ってるわけよ。
何よりこのピカピカ光るブリキボディと、オレを始めとしたキャラクターたちのツヤツヤ光る顔は、新世代機の到来をそれなりに告げていたんだって。
思えばサターンの金色ロゴデザインも、この頃はオレのボディと同じく、まだまだピカピカと光り輝いていたっけ。くすむのも早かったけどな!
ま、とにかく、サターンの20周年ともなれば、まずオレの話から始めなきゃならないってのは、これでよく分かったろ。
このオレこそが土星よりの使者セガサターンの顔、その名も! ……えーと(マニュアルを確認しながら)トンガラ・ド・ペパルーチョ三世様だ。だから人の名前を忘れるんじゃねって!



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2205.html

2014/11/22 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


セガの切り売り商法といえば、それこそメガドラのソニック3が
北米の商戦に合わせんがため後半ばっさりカットされて売られたような記憶。
のちに後半部分はソニック&ナックルズとして世に出ますが、
ソニック4の冠を付けられなかったのはそーいう事情だったのかーとサタマガあたりの記事を読んで納得。
後年、ダウンロード専売としてリリースされた実際のナンバリングソニック4もエピソード分割商法なんですよねえ。。。

ところで、僕はクロックワークナイトの全部入り完パケどころか
下巻の実物すら20年経つ今も見たことがありません。

しょやん |  2014/11/22 (土) 19:09 No.967


Twitterのつぶやきの上巻下巻だけでクロックワークナイトと悟ってしまったり。
しかし、上巻がまるまる入った体験版が……(がさごそ)……手元にあったはずだけど。あとで探そう。
まーとにかく、ED、下巻の予告まで入っていた体験版はプレイしたことあります。
おもちゃというギミック、武器が鍵というギミックを使ったアクションゲームはけっこー楽しんでプレイしてましたねー。

Hanna |  2014/11/22 (土) 19:15 No.968


>しょやんさん

看板のソニックですらそれですから、そういうところで、いざとなれば作りこみを優先させてしまう任天堂との差がついちゃうんすよねえ。
福袋の方は、私もあんまり見かけたことないかも。


>Hannaさん

そうなると販売された上巻って、実質有料体験版みたいなもんですよねえ。
上巻下巻の販売本数って、どれくらいの開きがあったのかちょっと気になります。

与一 |  2014/11/23 (日) 18:57 No.970

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