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【サーカスドライブ】筋金入りの無個性

   ↑  2014/10/29 (水)  カテゴリー: XBOX
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「そういえば、うちのクラスにもう一人誰かいなかったっけ?」「え? いたっけ、そんなの?」「いや、さっぱり印象に残らないやつだったんだけどさぁ、でも一応いれば分かると思うんだけど」「………あのー、ボク、ここにいるんですけど」「あー、顔も名前もさっぱり思い出せねえ!」「………おーい」
同窓会などでよく交わされるこんな会話。嫌なやつとか変なやつはまだいいが、一番いたたまれないのは存在感がまったくないやつだ。
どんな集合体にも影の薄い存在が必ずグラデーションのように混じっているものだが、それはゲームの世界とて例外ではない。
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Xboxは初代の頃から伝統的にレーシングゲームに強く、『Project Gotham Racing』に『Forza Motorsport』、『ラリースポーツチャレンジ』などの名作シリーズに加えて、『SEGA GT 2002』に『OutRun2』に『峠R』。はっちゃけ系でも『Midtown Madness 3』に『ダブルスティール』、さらにはさり気なくリッジ系の『R: RACING EVOLUTION』など、ありとあらゆるクルマゲームブランドを擁すほどだった。
そのレーシングゲーム一大激戦区にあって、移植ではないXboxオリジナル作品でいながら、ユーザーから常に「え? いたっけ、そんなの?」扱いを受ける不憫なソフト、カプコンの『サーカスドライブ』。
初代Xboxのレースゲームが人々の話の種になるときも、このゲームが話題になることは、まずほとんどいってない。
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集合体で影の薄いやつというのは、特徴らしい特徴がまったくないのがその特徴だが、この『サーカスドライブ』もその例に漏れず、負の部分が多少なりとでもあれば、まだそれなりの印象を残すことができたのに、それすらも皆無という筋金入りの無個性が、その唯一のパーソナリティだ。
公道を区切ったサーキットの周回レースという内容も、ごくありがちなものなら、クルマの挙動やその操作フィーリングも、とりたてて特別なところはないフツーなもの。
ビジュアルも当時のXbox作品としてはごく平均。登場車種も一般的な国産車種に加えて申し訳程度の外国車と、当時の平凡なレースゲームによくあるラインナップ。
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ボリュームも淡白で、唯一目立つ特性である、トリガーを無視してAボタンにアクセルを割り振ったキーアサインも、よくよく考えて見ればあの頃のPS系レースゲームの基本操作体系を、何も考えずにそのまま持ってきてるだけ。
ただでさえそんな取り立てて何の特徴も取り柄もないソフト。
それがプロモーションらしいプロモーションがほとんど為されないまま、いつの間にやらひっそりと店頭に並んでいたのだから、その埋没っぷりもハンパではなく、2ヶ月後にみんなの大本命『Project Gotham Racing 2』が登場する煽りを食らうはるか以前に、早々とその存在感を失っていたのだった。



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