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【Xbox Fitness】ジリアンのヨガ地獄

   ↑  2014/10/24 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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ジリアン・マイケルズ。フィットネス界の押しも押されぬビッグネーム。
『Xbox Fitness』でもジリアンはトレーシー・アンダーソンと並ぶ二大看板だが、トレーシーが「さあ、一緒に汗を流して健やかな美を手に入れましょう」なんて雰囲気なのに対して、ジリアンは常に「脂肪を落とすか、豚のように肥えるか、さあどっち!?」とキツい調子で、およそ好対照だ。
日本ではジリアンのことを、一世を風靡したビリーズブートキャンプのビリー・ブランクスになぞらえて、"女版ビリー"なんてお手軽に表現することがあるが、ジリアンはそんな甘っちょろいもんじゃない。
ビリーの場合は、いざブートキャンプのキャラクターを離れると、「プライベートのボクは奥さんにも強いことを言えない優しい男なんだよ」と、うっかりケーフェイかましてしまいそうだが、ジリアンはおそらくガチだ。

新日本プロレスの故・山本小鉄さんは、我が国が誇る"鬼指導官"キャラだが、その小鉄さんとて、機嫌の良さそうなときに、「いやあ、今日も一段と輝いてますねえ」と軽口を振れば、「なにい、頭のことか!? うはははは」と和やかに応じてくれそうだ。
しかしもし同じような調子でジリアンに、「ペニバン姿が世界一似合いそうですね」などと下品なジョークをかませば、きっと意識を失うまで殴られ続けることだろう。
もし債権をジリアンが取り立てに来たら。スナックで法外な料金を請求させて文句を言ったら、奥からジリアンが出てきたら。もし追突してしまった黒塗りの高級車からジリアンが降りてきたら。
あらゆるシチュエーションにジリアンの姿を当てはめると、もうそのどれもがまったく洒落にならなくなってくるではないか。
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そんなジリアンだからして、フィットネスプログラムの名前も、キラーアブスだのキラーバンズなどと剣呑だし、日本語版DVDの担当者もそれに「あなたの脂肪に蹴りを入れるわ!」なんて邦題をつけて悪ノリする始末。
そしてヨガもジリアンの手にかかってはヨガインフェルノ(Xbox Liveゴールドメンバーは最初のセッションだけ無料。完全版は1404円)という物騒な名前が施されるのであった。
ヨガというと我々はつい、「腕が伸びたり口から火炎弾を吐いたりするんですね?」なんて軽口を叩いてしまいそうだが、きっとジリアンはにこりともせず、「マジメにやれ」と往復ビンタを食らわせてくるに違いない。
そしてマットの上で体をくねらせて静止するなど、こちらのヨガに対する一方的なイメージを思い切り覆すジリアンのヨガ地獄は、体育会伝統のいじめ特訓、空気イスで幕を開けるのだった。
顔を真赤にさせてぶるぶる震えながら空気イスのポーズをとり、「こ、これってヨガなんすか? これがヨガなんすか?」と、せめてもの訴えをかけてみるもジリアンはどこ吹く風。
相変わらずにこりともせず、ヨガとは名ばかりのガチ筋トレメニューをこちらに課してくるばかり。

オレは学生時代には運動系のクラブやサークルに所属していたのだが、当時は野蛮なことにスクワット信仰みたいなものが、その界隈に蔓延していた。とにかく無茶苦茶な量のスクワットをこなせば、下半身と根性が鍛えられるという凄まじい理屈だ、
スクワットの正しい姿勢なんかとんと無頓着なくせに、数だけをやたらと課してさらにそこにジャンピングスクワットを混ぜるなんて無茶ぶりをしてきては、てめえだけ悦に入る指導者が幅を利かせ、こっちが「ヒザがちょっとおかしいです」と訴えても、「スクワットが足りないからだ」と、さらなる無茶をそれに被せてくる始末。

だから『Xbox Fitness』でヒザ運動のメニューが出てくると、そのときの名残に加えて加齢で劣化したオレのヒザはか細い悲鳴を上げ、こっちも「すいません、スクワット系はちょっと流させてもらいます」なんて弱気な姿勢になってしまうのだが、ジリアンはそんな事情など知ったこっちゃない。
「はい、ヒザの運動。はい、ヒザの運動。ヒザ、ヒザー」と、なんかやけにヒザ周りのメニューばかりが続くように感じるのは、決して気のせいではないだろう(もちろんジリアンはじめ『Xbox Fitness』のヒザ運動メニューは、きちんとした姿勢に則った適切なものばかりである)。
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ヨガなんて、体をくねらせて呑気に寝っ転がってりゃいいだろなんて、こちらの皮算用をあっさりと裏切るジリアンのヨガ地獄。
予想を超えたハード筋トレの連続に、KinectとTVモニターの前で「ヒザが、ヒザが曲がらないよう」と半泣き状態のオレをまるで無視して、ジリアンはさらに、「あなたはなぜキツい思いをしてハードなワークアウトをやるのかしら? ちょっとその意味を考えて欲しい!」との一方的な問いかけから始まる、松岡修造も顔負けの(ジリアンに比べたら、修造のそれなんてマルチーズの遠吠えみたいなものだ)熱い一大説教大会。
そんなジリアンの熱すぎる檄を前に、オレはヒザを押さえながら、「なんでカネを払ってこんなにしごかれなきゃなんないんだろ……」と、『Xbox Fitness』をスタートさせて以来、初めてネガティブな気持ちに囚われるのであった。
"各人の状態や健康に合わせたワークアウトを心がけてください"(Xbox Fitness)



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