ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

この記事に含まれるtag :
XBLA  

【The Maw】無口で饒舌な物語

   ↑  2014/10/18 (土)  カテゴリー: XBOX 360
14101806.jpg
Xbox Liveのゴールドメンバーに無料でゲームを提供するGames with Gold。
このキャンペーンが始まった頃は、日本のマーケットプレースに対象のソフトが無い場合、その代替として『The Maw』が無料配布されるパターンが、やたらと多かったです。
そのたびに「またMawかよ!」「もう持ってるっつうの!」「海外は****が無料なのに、なんで日本だけMawなんだよ!」と、怨嗟の声が溢れかえったものです。
日本マイクロソフトも、さすがにこれはマズいと思ったのか、"日本だけMaw"はしばらくご無沙汰だったのですが、そのパターンが久々に復活。
しかも今回の場合、海外で無料になっているのが『Darksiders 2』という重量級タイトルなだけに、それと『The Maw』との落差に、「いいかげんにしろコノヤロウ!」の声がこれまた久々に湧き上がりました。
14101801.jpg
日本マイクロソフトにとって、Games with Goldというキャンペーンがいかに重荷になっているかが、ありありと分かるような話でもありますが、堪らないのは何の落ち度もないのに、その都度槍玉に挙がってしまう『The Maw』の方です。
『The Maw』は、今やXboxを支える中堅メーカーとして確固たる地位を築いたTwisted Pixelの記念すべき処女作にして、まだ方向性がイマイチ定まらなかったXbox Liveアーケードを、中規模タイトルのショーケースとして方向付けた作品。
ゲーム自体もタイトにまとまった良質のアクションアドベンチャーであり、何よりもバカな生き物を首輪で繋いでそこらをうろうろするゲームコンセプトが、毎日わんこの散歩に明け暮れる身としては非常に親近感が湧くものでした。
14101804.jpg
謎のブロブ型生命体Mawは、バカで臆病で何よりとても貪欲で、そこらにあるものをなんでもバリバリ食ってしまいます。
そんな野放しにしてはいけない生き物を、首輪とレーザーチェーンしっかり繋いでお散歩するうちに、何やら事態は大変なことに至るのでした。
まだ小さかった頃、実家では私の倍くらいの大きさがある秋田犬を飼っていたのですが、こいつが子供の私が呆れ返るくらいバカで、他の犬の糞やそこらのゴミを平気でばりばり喰うのは序の口。
道中で散歩中の他の犬に出会したりすると、例え相手が可愛らしい柴犬であっても本気でビビり、尻尾を巻いて脱兎の如く逃げ出すのでした。しかも「うあああああ!」と絶叫する私を引き摺って。
14101805.jpg
『The Maw』を遊ぶと、宇宙最悪の有機生命体を、ついこのバカ犬に重ねあわせて懐かしい思いに駆られるのですが、どんなにバカで傍迷惑な生き物でも、お散歩綱を握っている側にはつい愛着が生まれてしまうのは、犬でもブロブ型生命体でも、あまり変わりないようです。
そういえば、『Splosion Man』に『Comic Jumper』、そして『LocoCycle』の人工知能を持つバイクと、Twisted Pixelのゲームには、自分の傍迷惑さにとんと無頓着なキャラクターが伝統ですが、Mawはその原点みたいなものかもしれませんね。
最後にこのゲームで私が一番好きなところは、出てくるセリフらしいセリフが、バカ生命体を呼ぶときの「まーうー」しかないことです。
Twisted Pixelが紡ぎ上げたのは、お散歩綱に繋がれた当人たちは心暖まる、そして周囲にとっては大迷惑な、無口で饒舌な物語だったのでした。

この記事に含まれるtag : XBLA 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2181.html

2014/10/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【The Maw】無口で饒舌な物語

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback