ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【マキシマムチェイス】初代Xboxのカーアクション

   ↑  2014/09/13 (土)  カテゴリー: XBOX
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実写ムービーとゲームパートの折衷、公道上でのシューティングと体当たりアクションと言えば、初代Xboxにもメイドインジャパンのアプローチがあった。
非番の交通課警察官が乗るクルマに、見ず知らずの女が乗り込んできたことから始まる追いつ追われつのカーアクション道中記。
主人公の愛車がオールドカマロなところに、ハリッキーイズムのぼんやりとした片鱗が見え隠れするが、とにもかくにもこの『マキシマムチェイス』がシネマティックアクションゲームの系譜に(意識的であれ無意識であれ )連なるゲームであることは間違いないだろう。
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カーアクション映画の主人公。それは常に追われる立場。
「バニシング in 60」のペイスも、「バニシング IN TURBO」のロン・ハワードも、そのケツに無数の追手を連ねて街を爆走していた。
本作の主人公リック・サマーにしたって、本来なら悪党どものケツを追っかけて『チェイスH.Q.』三昧をキメている職種のはずだが、アーケードと違ってシネマティックゲームだと、そういうわけにはいかない。追う立場ってのは山場が作りづらいもん!
そんな事情で、リック・サマーは美女をサイドシートに乗せて身内からも逃げまくる。
街中を破壊しまくり交通ハルマゲドンを起こしての暴走劇は、交通課警官も本分からすれば大問題だが、なあに、冷静に考えればアクション映画の刑事はみんな似たようなことをやっている。
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時には体当たり、時には大胆な経路選択で、追手を叩き潰したり撒いたりし、ステージクリア後に完成したリプレイムービーを、役者たちが演じる幕間劇にジョイントさせて鑑賞するのが、この『マキシマムチェイス』のメインコンセプト。
ゲームを最後までクリアすれば、そこには頭からしっぽまで繋がった一本のカーアクション映画が完成しているはずだが、惜しいことにメインストーリーが陳腐で牽引力不足。さらに実写ムービーも、90年代の北米産同傾向ゲームに比較すると、キャスティングも造りもローファイで相当に見劣りしてしまう(あっちがムダにカネと労力をかけすぎていると言えるかもしれないが)。
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クルマの運転に専念するチェイスモードと、ハンドルをヒロインに任せて銃撃に専念するガンファイトモードに別れたゲームパートも、ガンファイト側が極端に足を引っ張るバランスの悪さ。
リプレイムービーの出来栄えを気にすれば、俄然やり込み甲斐が出てくるチェイスモードに対して、ザコ敵ですらムダに硬すぎる追手たちに、だらだらと弾丸を撃ち込み続けなければならないガンファイトモードは、メリハリもシューティングの手応えもまったく乏しく、単なるカーソル合わせ作業。
「迫力と興奮のノンストップカーアクション」というキャッチコピーとは裏腹に、アクティブプレイ中もリプレイ鑑賞モードでも、常にこのガンファイトモードがダレ場になってしまい、全体のテンションを著しく押し下げてしまっている。
そんな詰めの甘さに、「狙いは分かるんだけど、色々と惜しいなぁ」と歯がゆい印象ばかりを残してくれた、初期Xboxの若干空回り気味な国産意欲作であった。



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2160.html

2014/09/13 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


一番の・・・

所有している初代Xboxのソフトの中でも、かなり期待してた分(勝手に)、一番のクソゲーだと思っています。
そういうこと言っちゃいけませんけどね笑。

SAMURAI |  2014/09/26 (金) 23:57 No.916


マイクロソフトがパブリッシャーのゲームなだけに、事前の煽りもかなりあったのに、蓋を開けてみたらいつもの元気テイスト。
ねずみくすに続いてこれで、MS日本法人経由のソフトは、あまりアテにならないと覚悟がついたのも、これがきっかけだったかもしれません。

与一 |  2014/09/27 (土) 18:00 No.918

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