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【悟空伝説 -MAGIC BEAST WARRIORS-】

   ↑  2014/08/19 (火)  カテゴリー: PS1
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「アメリカングラフティ2」に「ブルース・ブラザーズ2000」。幸福な乱痴気騒ぎが絶え間なく続いた奇跡のようなひとときのその後を扱った続編は、どれも全編を物悲しさが包んでいる。
あのアッパーで輝かしき日々は、とうの昔に過ぎ去った。自分たちを彩っていたマジックも、とっくに消え去ってしまい、自分たちが冴えない現実に取り残されたことを百も承知していても、それでも振り絞った元気を空回りさせながらも前に進まなければならない。
それは「西遊記」の一行たちも同様だった。
あの天竺を目指した波瀾万丈で充実した日々から300年の時が過ぎ、三蔵法師も既にこの世にない。
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猪八戒は飯屋の主となり、沙悟浄は今じゃ酒場のマスター。あれからすっかり落ち目となった金角は酒浸りの日々。虎力大仙は世をすね、牛魔王は相変わらずグレて暴れまわってはいるが、更生しきれない元ヤンほど世間に相手にされない存在はない。
そして孫悟空はといえば、ただひたすら盛り上がりのない無為の日々を送るだけだ。
そんな輝かしき過去の日々の遺産で、心にぽっかりと穴が開いたような毎日を暮らす一同のもとに、「流行りの格闘ゲームに乗っかって、もう一花咲かせませんか?」という誘いは、猫にマタタビ岡崎聡子に注射器のごとき話なのだった。
例えその誘いの元が、アルュメとか言う、どう発音していいんだかすら分からないようなメーカーであったとしても。
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しかし、職人さんにドットを打ってもらえるのか、あるいは今流行りのポリゴンなのだろうかと、期待に胸をときめかせて現場にやってきた西遊記一行を待っていたのは、何故か妙に手間ひまかけて作りこまれた着ぐるみと、トータルプランナーを名乗る『大江戸ファイト』の元関係者の、怪しい笑顔を浮かべた出迎えなのであった。
これまたイメージビデオと聞いて来たら、待っていたのは安達かおる監督以下V&Rプランニングスタッフみたいな話である。
なんか今話題沸騰の新ハード、プレイステーションで展開する『ストⅡ』や『鉄拳』みたいな華々しい格闘ゲームだと聞いていたが、微妙に話が違う。
そう訝る西遊記一行であったが、もう仕事を受けちゃったんだから、今さらゴネるわけにはいかない。
「ほな、いきましょか……」
力なくつぶやく猪八戒を皮切りに、一同はムダに完成度の高い着ぐるみを、もそもそと着こみ、300年前の天竺への旅をめぐるそれとは、似ても似つかない生気のない戦いを開始するのであった。
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世界に類を見ないオール着ぐるみ格闘ゲームに命を吹き込むのは、JACにアトラクティブ・アクション・クラブ、全日本女子プロレス(リトル・フランキー)から招聘された、筋金入りのアクションアクターたち。
凝った造りの着ぐるみ(6本腕のショタ戦士、ナタ太子のデザインなんか、なかなかイカしてると思う。中に入ってるお姉さんは大変そうだったけど)といい、スーツアクターの人選といい、なんかやたらと偏ったところばかりに力を入れているような気もするが、案の定ゲームそのものは、ちょっぴりマジメに作った『大江戸ファイト』以上でも以下でもないのであった。
アーリープレイステーションには、この『悟空伝説』を始めとして、何故か王道からはるか遠くを離れた奇天烈格闘ゲームが集中したのだが、いかにもそういうゲームが似合いそうなセガサターンではなく、なんでまたわざわざ揃いも揃ってプレステの方に群れをなしてやって来たのだろうか。



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