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【Gears of War】惑星セラは80年代多摩

   ↑  2014/06/27 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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暗くきめ細かいグラフィックと、それがガクガク揺れまくるカメラワーク。カバーポジションを軸として構成された独特のゲームスタイル。そしてカジュアルの上がハードコアという無茶苦茶な難度バランス。
初代『Gears of War』は、人がゲームをする意欲を削ぎまくるような要因が多々あるにも関わらず、それをぐいっとねじ伏せて、3D酔いに顔を青ざめさせながらもついプレイに没頭させてしまう強烈な魅力がある。
それはマーカス軍曹以下が置かれたシチュエーションにも言えることだ。
『Gears of War』のメインプロットを分かり易く説明すると、ちょっぴり屈強なチーマーの集団が、もっと屈強なチーマーの大集団に襲われ続けるゲームといったところだろうか。
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尽きることのないローカストの大軍勢から血路を開かんとする経緯は、まるで無数の朝鮮中学生から逃げ惑う「ワルボロ」のコーちゃんとキャームを彷彿とさせるし、地面に空いたローカストホールから、敵意むき出しの屈強な連中が次々と吐き出される様は、ホームに停まった電車のドアから戸塚水産の生徒が続々と出てくる事態に遭遇した、「ビーバップハイスクール」のヒロシとトオルの心持ちだろう。
ただでさえプレイアビリティにクセがある上に、八方塞がりでのっぴきならないシチューエーションに身をどっぷり浸しながらのプレイは、重苦しい緊張に常に支配されていて、こちらをぐったりと気疲れさせるのだが、その果てに辿り着いたエンディングは、1万円札を懐に入れて80年代の立川第一デパートに赴き、そして無事に帰ってこれたときの、全身から力が抜けるようなホッとした記憶をついつい思い起こさせるのだ。
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初代『Gears of War』の出口のない重苦しさは、80年代前半の多摩地区のろくでもないローティーンたちの、発展性や未来のカケラもない荒んだ空気を生々しく呼び覚ます。
ブームショットを手に、のしのしとこちらに近寄ってくるブーマーに、思わず「ボンタンよこせ、おい!」と凄んできた他校の関取みたいなデブの姿を重ねあわせ、オレは過去の忌まわしい記憶を拭い消すかのようにランサーの引き金を絞る。
そう、今のオレにはランサーと、それに装着されたチェーンソーという頼もしい相棒がある。
そしてリロードに失敗したり、チェーンソーをエンストさせて慌てふためいては、ボンタンどころかまだ要求されてない有り金一切を綺麗に揃えて許しを請うたあの日のことを思い出し、「ブーマーにも同じ手が通用しねえかなあ」なんてことを、ぼんやりと思ったりするのだった。
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そのデブはなんだかんだ言いながら、最終的にはメロンソーダを奢ってくれたが(元を正せばオレのカネだが)、もちろんブーマーにそんな温情はありはしない。
マーカス軍曹となったオレには、へたれたサバイバル方法は許されない。この夢も希望もない地底人との戦争を、3D酔いをねじ伏せながら戦い抜かなければならないのだ。



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