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【メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦】地獄のオマハ・ビーチ

   ↑  2014/06/05 (木)  カテゴリー: PS2
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明日6月6日はD-DAY。第二次世界大戦の大きな転機となったノルマンディー上陸作戦が決行された日。
その後の世界史を決定づけたこの日から、ちょうど70年目にあたる節目の年ということで、この作戦に実際に従事した元兵士たちへのインタビューを元にした英国BBC制作のドキュメンタリーが、つい先日NHK-BSでも放映されていました。
かく言う私も、あの作戦では最激戦区だったオマハビーチに投入され、PS2のコントローラーを手に、砲撃で空いた穴でドイツ軍の機関銃攻撃をひたすら耐え忍んでいたのですが、…なんてことを言ってると、涙を浮かべながら目の前で戦友が狙撃兵に頭を撃ち抜かれた様子を語っていたあの老人たちに、「いい加減にしろ、バカヤロウ」と怒られそうっすね。
実際にあった戦争をテーマにしたゲームは、当事者がまだ多く存命しているとなると、プレイしているこちらもいたたまれなさをつい感じてしまいますが、これを通じて兵士たちの献身的な行動や、その犠牲の上に成り立った戦後世界秩序を享受するありがたみなどに、思いを馳せるきっかけとなるかもしれないので、まあ大目に見てください。真珠湾を不意打ちしてホントすいませんでしたあ!
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当時の実写フィルムを流用したオープニングもそこそこに、プレイヤーが身を置くのは海岸に近づく上陸用舟艇の中。
目の前に広がるのは身を隠す場所などまるでないビーチ。その奥にそびえるのは機銃砲座を山ほど設置したドイツ軍のトーチカ。
「ここ通るのムリっす! カーナビで抜け道探しましょ?」なんて提案が受け入れられるわけもなく、2年もの入念な時間を費やして練られた作戦も、いざ実行段階に入ってしまえば、頼りになるのは兵士たちの前に進む勇気だけ。
それにビーチに辿り着けた連中は、まだ運がいい方です。
件のドキュメンタリーでは、まだ足の着かない浅瀬で、多くの兵士が重たい装備に引きずり込まれるように溺れ死んでいったなんて生々しい証言もありました。
主人公の乗った上陸用舟艇も砂浜手前で撃破され、さっきまで肩を並べていた同僚たちがぶくぶくと海の底へ沈んでゆきます。
その中をなんとか泳ぎ切ってビーチに這い上がるプレイヤーキャラ。ガーランドライフルにトンプソン短機関銃、拳銃にさらには弾薬たっぷり抱えて、よく沈まなかったな、お前!? 「へへっ、主人公ですから」
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ならばとその主人公に次々と押しつけられる無理難題の数々。
仲間探してこい。爆薬持ってこい。機銃砲座潰してこい。あの要塞ちょっと制圧してこい。
後のシリーズや後追い作で毎度お馴染みになるパターンですが、降り注ぐ機銃弾の雨嵐に頭を上げることもままならないオマハビーチでは、その理不尽さもひとしおです。
側面からの奇襲で機銃座を無力化。ゲームではひとりのヒロイックな行動に集約されていますが、実際の戦いでも、やはり側面に回り込んだレンジャーの攻撃によって、正面からの部隊はなんとか上陸を成し遂げることができたとか。
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そのくらいに熾烈なドイツ軍の迎撃。
オマハビーチのフィールドは思ったより狭く、また味方兵士の数も10人前後とささやかですが、それは今の目で見ているから言えること。
詰め込めるだけ詰め込んだSEとエフェクトが醸し出す臨場感は、当時としてはかなりのインパクトで、生きてフランスの土は踏ませんと言わんばかりのドイツ軍防衛隊と、それを相手にした連合国軍兵たちののっぴきならない立場を、しっかりとこちらに伝えてくれました。
敵のドイツ兵も含めて、NPC兵士たちのいちいち人間臭い挙動も、このバーチャルな戦場に生々しさを与えています。特に戦争バックレて要塞の隅部屋に隠れてタバコ吸ってるドイツ兵。お前らは高校時代のオレか!
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初代プレステで発売されていたシリーズ前作、前々作からPS2に舞台を移し、その表現力が格段に向上したことで、以降のシリーズ人気を決定づけた名作。
FPSからマウスとキーボードのくびきを外して、家庭用機に解放したその功績も多大なものですが、日本においては、やはりFPSというそれまで一部のマニアしか知らなかったジャンルを、いち早く世間に知らしめた最大の功労者ではないでしょうか。
この国に『HALO』や『Call of Duty』が根付く土壌を作ったのは、間違いなくこの『メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦』。かつてない迫力でテレビ画面に映しだされた、自ら体験できる地獄のオマハ・ビーチであったのです。



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2014/06/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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