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【ダークテイルズ】Dark Tales From The Lost Soul

   ↑  2014/05/29 (木)  カテゴリー: PS1
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わずかな灯りに照らされた薄暗い会場に集うのは、曰くありげな数人の男女たち。
彼らをもてなすホストは、内藤陳に似た"テラー"と名乗る痩せこけた男。
芝居っけたっぷりのリアクションでステージに立つ彼の口から紹介されるのは、数編の不思議なホラーストーリー。
もったいぶって意味ありげな案内役によって綴られる怪異譚のオムニバスは、タモリの「世にも奇妙な物語」、さらに遡れば「ヒッチコック劇場」や「ロアルド・ダール劇場」など、テレビドラマの世界では古くからお馴染みの形式だが、初代プレイステーションの膨大なソフト群の隅でひっそりと忘れ去られた『ダークテイルズ』がとったフォーマットもそれ。
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語られるのは三つのストーリー。
シリアルキラーを追って廃遊園地に迷い込んだ老刑事。不思議なワープロに翻弄される〆切に追われた作家。ハネムーン先で謎のパトカーに付け狙われる新婚カップル。
だが、その物語を司るゲーム形式は、テキストアドベンチャーでもアクションアドベンチャーでもない。
とことん背景を省略したポリゴンの下、時々思い出したように差し挟まれるQTEパートを唯一のプレイヤーとの繋がりとして、あとは勝手にオートマチックで進行する物語。
このゲームが出る数年前に流行していたインタラクティブムービーに似ているところもあるが、その質感は微妙に違う。
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主となるのは声優のモノローグ芝居。大塚周夫ら役者たちの独演劇は、まるでいにしえのラジオドラマを彷彿とさせるものがある。
そしてゲームでは本来メインディッシュとなるはずのビジュアルは、あくまでもそのラジオドラマ風独演劇の"動く挿絵"程度の役割に留まっているのだ。
さらにQTEや作家シナリオで挑むことになるUFOキャッチャーやプッシャーのミニゲームに至っては、このソフトがプレイステーション用としてドロップされたことに対する、最低限の体裁造りでしかない。
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ゲームの皮を被ったビジュアル付きオーディオドラマ『ダークテイルズ』。
テキスト部分がボイスドラマに置き換わった、サウンドノベルの亜種みたいなアプローチは、ちょっと独特の味わいがあるのだけれど、肝心のドラマがいずれもありきたりの展開で、リスナーをぐいぐい引っ張る牽引力が欠如しているのが致命的。
案内人テラー役を務める廣濱武司は、同時期にテレビ朝日で放映されていた一話完結のホラードラマシアター「飯田譲治Presents 幻想ミッドナイト」でも、やはり同様の役を務めていて、ホラードラマの案内人がやたらに板についた人である。



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