ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【みんなで読書 ケータイ小説ですぅ〜】

   ↑  2014/04/23 (水)  カテゴリー: PSP
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まだ短い歴史の間にハードウェアのダイナミックな変遷に右往左往させられることが常だったゲームと違って、数百年もの長きにわたって紙媒体とずっと二人三脚だった本は、いざ変革の時を迎えても、なかなか身動きが重たかったりする。
今後の活字媒体が、Webや電子書籍の類を、長年の慣習の下に飼い慣らせるのか、あるいは新興メディアに合わせてその様相を大きく変化させなければならないのか、今の段階ではまだ予測がつかないが、しかし小説がハードウェアに合わせて、そのフォーマットを独自に変化させてきた例は、ついこの間にあった。
ガラケーと呼ばれるドメスティックなガジェットに適応する形で成立した、俗に言うケータイ小説だ。
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いっときは瀬戸内寂聴までをもその道に走らせ、書籍化も果たすなど(考えてみれば節操がない話である)一時代を築いたケータイ小説。
しかしケータイとのあまりに極端すぎる親和性が仇となり、ガラケーが主流から退くのと足並みを揃えるようにして姿を消していってしまった。
だがその最盛期の瞬間最大風速は並大抵のものではなく、紙媒体以外にも、その恩恵に与らんとしたちゃっかり者は多かった。
「ケータイもPSPも同じモバイルガジェットだし、ほら、縦持ちにすればなんとなくレイアウトも似てるような気がしません?」
そんなあやふやな根拠の下、これに便乗してきたのは、ウォーキングにきみまろと、とにかく流行りモノに乗る術には長けているドラスであった。
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このUMDディスクを放り込めば、あなたのPSPもたちまちケータイ小説リーダーに早変わり。
そんな触れ込みも、PSPのスイッチを入れてUMDディスクが立ち上がるまでの、ハンドヘルド電子機器としては致命的な悠長さに早々と色褪せてくるが、その手持ちぶさたな間にこのソフトのパッケージを眺めて無聊を慰めようとすれば、そこに記された「ケータイ小説ですぅ~」という人を舐めくさったタイトルに、余計に心は乱されるばかり。
いくらガラケーと似たようなレイアウトをアピールしようとも、ガラケーとは似てもつかぬUMDディスクソフトのフットワークの悪さは、ケータイ小説の「パッとつけてサッと読めてあとには何にも残らない」というせっかくの特性を、大きくスポイルしてしまうのだった。
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改行やフォント、文字サイズなどのアレンジがほとんどできないのも、電子ブックリーダーとしては、これまた致命的な仕様だが、ドラスにしてみれば「流行りモノにアバウトに乗っかっただけですから、そこまでマジにならないでください」ってのが本音のところだろうか。
個々の小説についてはコメントを避けるが、嫁姑間のいさかいやらママ友グループ内のいじめやらと収録作品のテーマが妙に偏っているように見えるのは、、ケータイ小説は元々そういった性質のものだったのか、あるいはアンソロジーの選定対象が極端に狭かったのか、なんとも判別に困るところである。



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2014/04/23 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


縦持ちのソフトは珍しいですね。
バイトヘル2000のミニゲームであったくらいしか記憶が無いです。

WAT |  2014/04/23 (水) 23:00 No.799


PSPを縦持ちで使わせるソフト、意外とありますよ。Pinball Hall of Fameなどのピンボール系とか、あとは推理ADVのアナタヲユルサナイなんかも縦持ちでした。

与一 |  2014/04/24 (木) 18:04 No.801

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