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おとなの時間  

コミック【やる気まんまん】

   ↑  2014/04/02 (水)  カテゴリー: 書籍・コミック
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国民的マンガといえば「サザエさん」だが、その「サザエさん」と同様に長期新聞連載を果たし、誰もがなんとなく知ってる存在にもかかわらず、「やる気まんまん」を国民的マンガと呼ぶのがちょっと憚られてしまうのは、やはり朝日新聞と日刊ゲンダイの間にそびえる高く超えられない壁が大きな一因であろう。もっともそんな壁、超えないに越したことはないが。
オレがガキの頃から日刊ゲンダイの紙面を飾り、またゲンダイがなまじラーメン屋や定食屋、そこらの待合室なんかに転がってるもんだから、まだ精通のないうちから断片的に目にしてきたこのマンガ。
もっともいつ読んでも、常に"オットセイ"、"貝"、"坊主頭の男のアヘ顔"、"気持ちよさそうな女の人"という黄金パターンが繰り返されるばかり。
さらに日刊紙の一面細切れ連載ということもあって、どういうお話なのか、その全容がどうなってるのかを把握することは、なかなか困難だったが、その機会がついに電子書籍によってもたらされた。
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Kindleを筆頭に、楽天Kobo、さらにはiTunesブックで、満を持して配信が始まった裏国民的マンガ「やる気まんまん」。
iPhoneでオットセイ鑑賞。「オレの美しいガジェットでおかしなモノを垂れ流しやがって!」と、あの世で猛り狂うスティーブ・ジョブズの顔が目に浮かぶようである。
よくよく考えてみれば、ほぼ性行為しか描写されていないマンガ。しかもいかにキャラクター化されてるとはいえ性器が堂々と描かれ、あまつされそれが出入りしてるところまで入念(?)に表現されたコミックが、子供の目に触れるようなところに転がっていたのだから、恐ろしい話もあったものだ。
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ガキの頃は、その意味はなんとなく理解しながらも、いまいちピンとこなかったオットセイの一挙一動。
しかしすれた大人になった今、改めてこのマンガを通して読んでみると、喜悦し、猛り狂い、困惑し、意気消沈するオットセイと、それがおかれたシチュエーションの巧妙な描写に、全国三千万のスケベな大人どもが、我が身のそれを置き換えてゾクゾクしていたことが手に取るように理解できるだろう。
実際の性行為の気持ちよさをここまで分かり易く、そして豊かに表現したマンガなど、そう他にはない。そして1巻目から既に高い完成度を誇るこの描写は、以後数十年の長き連載と共に、さらに円熟を極めてゆくのだ。
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かなりハードコアなバトル系マンガとしても体裁も持つ「やる気まんまん」。しかもテーマが裸一貫の素手勝負ということもあって、同じ牛次郎原作の「包丁人味平」や「釘師サブやん」以上に、バトル系マンガとしての純粋性が強かったりする。
料理やパチンコやプラモデル同士のプロレスと違って、より格闘技性が強いテーマだ。なにせずっとグラウンドで絡み合っている。登場人物に道衣を着せれば、うっかりすれば柔術マンガとカン違いする人が出てくるかもしれない。
おろし金でできた張り型をしごく手コキ修行を始めとした、虎の穴も真っ青の特訓描写の数々も、バトル系マンガとしての「やる気まんまん」にさらなる深みを与えてくれる。
そんなあそこの皮が擦り切れて血の滲むような特訓を積み重ねてきた、恐ろしい敵たちを迎え撃つオットセイの姿に、読む者は「キン肉マン」や「ドラゴンボール」を読んでいるとき以上に、手に汗を握ってしまうだろう。
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その断片的なイメージとタブロイド紙長期連載という出自から、一発ネタの繰り返しで惰性で続いたマンガという印象を持つ人も多いかもしれない「やる気まんまん」。
しかしその思わずひっくり返るような面白さを知れば、このマンガが黄金のワンパターンを繰り返しながら世代を超えて人々に愛され続けた、まるでラモーンズのような偉大な存在であることに気づくかもしれない。
かつて電車の中で佇むおっさんたちの手にはタブロイド夕刊紙があり、そして今はスマホやタブレットがそれに変わっている。
そんな車内の風景が大きく変われど、そこに踊っているのは相も変わらずオットセイの姿。
「やる気まんまん」とデジタルなガジェットは不釣り合いに見えるかもしれないが、そう考えればむしろモバイルガジェットこそが、「やる気まんまん」がこの新時代にいるべき本来の場所なのだ。
電車の中でタブレットを取り出して、さあ読もう、思わず股間がウズウズしてくるオットセイの大活躍を!



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