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【ロスト プラネット3】厳冬のシリーズ3作目

   ↑  2014/02/04 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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あちらこちらで芽吹きはじめた春の訪れ。巷の厳しい冬も、そろそろ去る気配を見せているというのに、オレのモニターの中は、厳冬地帯も尻込みするほどの寒さに閉ざされたままだ。
極寒の惑星EDN-3rd。この星を訪れるのは、コロニーズを含めるともう通算4度目になる。
しかし今回のEDN-3rdの過酷な寒さは、もう過去の比ではない。昔日のこの星は、一面雪と氷に覆われた環境ながらも、そこで日夜繰り広げられていた雪賊同士の戦いは、実に熱くエネルギッシュなものであった。
だが『ロストプラネット3』のEDN-3rdは、気候だけではなく、キャンペーンも、マルチプレイも、パッケージが店の投げ売りワゴンに詰め込まれている様子も、もう何もかもが寒々しい。
カプコンがせっかく単独で確立させた世界に通じるブランドが、一体何でこんなことになってしまったのか。
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日本版、海外版、共に「売る気あるのか!?」と驚かせたパッケージを飾る、スター性ゼロの男の名はジム・ペイトン。
訓練を受けた特殊部隊員でも、百戦錬磨の傭兵でもない。大型作業用ロボ、リグ(ロスプラファンにはお馴染みVSのプロトタイプ)の操縦士。稼げる仕事があるからと、妻子と離れこの辺境の星にやってきた。
言わば大型特殊の免許を持った出稼ぎのおっさんみたいなもんである。まあイ・ビョンホンとどっちがマシかと言われたら難しいところだが。
この設定だけで、早くも「売る気あるのか!?」の二乗だが、そんなアンチヒーロー然としたルックスと成り立ちにも関わらず、あっさりと「オレたちの基地のヒーロー!」なポジションに収まってしまうのだから、つくづく統一感に欠けた野郎だ。
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その華のない男を操作しての豪雪地帯行脚が、ちっとも心躍らないのは、『ロスプラ3』のあまりに陳腐な方向転換が、その最大の理由だ。
『ロストプラネット』は、既存のシューターとは違う土壌から生まれ、和製アクションゲームの作法で濾過されてきた、唯一無二のパーソナリティを持ったゲーム。
その象徴的な存在が、アンカーを駆使したダイナミックで立体的な移動と、前転による緊急回避、硬直やのけぞり、ひるみなどのモーションだ。
キャラクターが画面の中央に小ぢんまりと収まる、TPSのトレンドとは逆行したレイアウトも、周囲の状況を瞬時に把握させて、アンカーや前転などのアクションを繋げやすくする機能を果たしていた。
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照準を狙うのではなく、自分が移動して照準を合わせにゆくのも、『ロスプラ』基本ムーブの一つだ。
だが『ロスプラ3』は、そんなシリーズを培ってきたお約束のほとんどを反故にして、「狙って撃つ」ありがちなシューターにシフトしてしまった。
『ロスプラ』にカバーアクションの導入など、一体誰が望んだであろうか。物陰からちまちま撃ってる暇があったら、前転で膠着状況を打開するか、アンカーをどっかに引っ掛けて大胆な位置取りを試みてこそが『ロストプラネット』。
しかしジム・ペイトンはといえば。事あるごとに物陰に身を潜め、ちょいと半身を出しててはこそこそとエイクリッドを狙い撃ってばかりだ。
そこはカバーじゃなく前転を使えって? 前転とカバーアクションが同じAボタンという仕様のおかげで、立て込んだ場所だと前転しようと思っても十中八九カバーの方が発動しちまうんだよ。なんだこのアホなキーレイアウトは!?
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そして肝心要のアンカーは、自由にどこへでも引っ掛けられるどころか、特定ポイントでしか使用することができない、単なる連絡ポイント役に堕してしまってる。
過去作におけるVSの代わりとなるリグは、いくら兵器ではなく重機という設定とはいえ、武装もなければ動きも鈍臭すぎる。
そのリグと巨大AKとの戦いは、これまた単なるQTEの亜種。画面の隅にRBだのYだのが控えめに表示されたら、うんざりする前に素早くそのボタンを押そう。でないとまったく先に進めず延々と同じ入力要求パターンを繰り返されるハメになるから。
『ロスプラ』過去作のVS戦闘って、ものすごく楽しかった記憶があるんだけど、今のオレはリグの操縦桿という名のコントローラを握りながら、どうして生気を失った無表情のままなんだろう?
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ともすればマンネリに陥りがちなシリーズを刷新させようというチャレンジは、基本的には大いに評価したいけど、それは新機軸にチャレンジしてからこそ言えるわけで、せっかくの唯一無二な個性を片っ端からゴミ箱に放り込んだ上で、いくらでも代替があるような陳腐極まりないコンセプトに着地する場合は、まったくもってその限りじゃない。
『ロスプラ3』は要するに、Spark Unlimitedがロストプラネットのフランチャイズを使って、「オレたちのDead Space」、あるいは「ボクの考えたGears of War」をドヤ顔で作り上げたようなもの。
いいから普通にロスプラを作れよ! そういうのがやりたきゃ素直にDead SpaceやGoWを遊んでるから!
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カプコンもシリーズのファンも、ホントいい面の皮な『ロストプラネット3』。
シリーズものにとってナンバリングの3作目は鬼門とはよく言うけれど、これはTPSとしては見るべきところのない凡作。そしてロスプラのシリーズ作品としては、あんまりこういう表現は使いたくないんだけど、カネ返せバカヤロウ級の最悪作。
あ、そうそう、肝心のマルチプレイについて触れてなかったな。人がいません。以上!



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