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【プレイノベル サイレントヒル】異形のロンチタイトル

   ↑  2014/02/02 (日)  カテゴリー: GB & GBA
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ハードの立ち上げ時に、どこも苦労するのがロンチ発売のソフトを取り揃えることだ。
セガは自社でソフトを開発する能力があるにもかからわず、ハードのロンチタイトルには毎回いっつも苦労していた印象があるし、自分のところで盤石のソフトを用意することができる任天堂にしたって、サードパーティー(別名・枯れ木も山の賑わい)のラインナップは思うようにはなっていなかった。
まずロンチソフトの数そのものが少なかったし、その中には『ボンバザル』とか『最強羽生将棋』とか、かえって足を引っ張るようなやつが、常に紛れ込んでいたものだ。
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だがその任天堂ハードの中でも、自社作品からサードまでのタイトルをこれでもかと用意して、万全のスタートを切ったものだっている。
ゲームボーイアドバンスの本体と同時に発売されたソフト、その数は実に31本。世にゲーム機数あれど、ここまで恵まれた船出だったハードは、そう他にはないだろう。
そしてそのラインナップも錚々たる顔ぶれ。
まず任天堂自ら『スーパーマリオアドバンス』と『F-ZEROアドバンス』、鉄板の2本を投入。任天堂はさらに『ナポレオン』と『くるくるくるりん』の新規2タイトルを同時にリリースする余裕ぶりだ。
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しかしその任天堂を上回る8タイトルを、GBA本体と同時に発売したメーカーがあった。抜け目のなさと阿漕さでは定評高いコナミである。
悪魔城ドラキュラにパワプロ、遊戯王にコナミワイワイレーシングと、自分とこが抱えているブランドで、とりあえず出せそうなものは片っ端から揃えたようなラインナップ。
その様子には、勝ち馬のしっぽを一人握りしめて、鞍上の任天堂に「構わないからこのまま走っちゃってください! 他の間抜けどもがしがみついてこないうちに!」と、なりふり構わずお願いしているような情景が浮かんでくるではないか。
そんなコナミの人目をはばからない任天堂への忠義立ての中には、サイレントヒルなんて明らかにゲームボーイアドバンスには根本から向いていないようなタイトルまで混じっているのであった。
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待ちに待ったゲームボーイの後継機と共にサイレントヒルをチョイスする小学生。マリオや遊戯王を差し置いてサイレントヒルを我が子に買い与える親。
そんなネジが外れた人たちがいるとは到底思えないが、コナミの「売れようが売れまいが、とにかく頭数を無理矢理揃えるんじゃ!」という施策に一番の迷惑を被ったのは、やはり思い切り場違いなところに引っ張りだされたサイレントヒルの方だろう。
しかも初代『サイレントヒル』のムービーやCGを流用したビジュアルノベルという体裁からは、「あるもんで手っ取り早く作った」なんて台所事情しか思い浮かばないから、なんとも困った話である。
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だいたい『サイレントヒル』の曖昧模糊としたストーリーと、ビジュアルノベルの整然としたフローチャート構成が根本から相性が悪そうなのは、誰もが分かりそうなこと。
冒頭で初代『サイレントヒル』のあの美麗なムービーが、携帯機の液晶上で動いていたのには、確かに驚かされはしたが、それだってゲームボーイアドバンスの性能デモンストレーション以上の意味はない。
この『プレイノベル サイレントヒル』の数少ないウリが、初代のサブキャラクターであったシビルを主人公に進行するアナザーシナリオだが、『サイレントヒル2 最後の詩』のマリア編同様に蛇足の域を出ない。
さらにはモバイルアダプタGBを使ってダウンロードできる第3のシナリオも存在するらしいが、そもそもモバイルアダプタGB自体が、どこで売っているのか誰も分からないようなアイテムなので、今ではその実在すら確認できないような有り様だ。



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2014/02/02 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


ジャイアンテスのエントリーが入念に続いていたから、てっきり本命はAlsokのCMの吉田沙保里かと思ってwktkしておりました。
まあ沙保里様は小柄な人なのでジャイアンテスには向いていないのですが、だからあのCMは倒錯的な感じがして心のどこかをくすぐります。

badass |  2014/02/03 (月) 01:17 [ 編集 ] No.727


巨大化吉田沙保里は、あまりにも堂に入りすぎて、むしろ巨大化する前のほうが仮の姿みたいに思えてしまいます。ウルトラマンみたいにw

与一 |  2014/02/03 (月) 18:01 No.729


 羽生将棋で思い出しましたが当時のインタビュー記事で羽生将棋は音にこだわったというものを呼んだ記憶があります。駒を打つときそのマスの周りに駒があるか無いかで音が違うので複数のパターンを取ったということです。収録に使った将棋盤もいい物を使ったとか。

 しかしそのこだわりが一体どれほどの人に伝わったのかは不明ですが世の将棋ゲーマニアの方々には「羽生将棋は音のこだわりがすごい」と語り草になっているのでしょう。そんなマニアがいるのかどうかはわかりませんが。

塩味 |  2014/02/04 (火) 11:19 No.730


最強羽生将棋は将棋の実力も相当なものだったらしく、当時の将棋ソフトとしてはハイエンドな出来栄えだったんでしょうけど、どうしても量販店で誰にも顧みられず山積みになっていた姿ばかりが思い浮かぶんですよねえ。
あと、これは最近の話ですけど、秋葉原の某レトロゲーム店で、これが大量にダンボールに詰め込まれ、ご自由にお持ちくださいの札がかかってました。
つくづく悲運なソフトです。

与一 |  2014/02/05 (水) 16:37 No.732

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