ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【アトミックミュータント】SF怪奇映画四本立て

   ↑  2014/01/30 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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ムービーアイコンとしての巨大女を生み出し、今や帝王とまで呼ばれるようになったロジャー・コーマンを育て上げたのは、1950年代から60年代にかけて全盛を迎えたドライブインシアターと、そこに多くの映画を配給していたアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ(AIP)。
AIPがドライブインシアターに集う若者たちに向けて送り出したのは、ジャンル映画の走りともなった無数の怪奇映画やSF映画であった。
「ロッキーホラーショー」の冒頭でリチャード・オブライエンが切々と歌い上げた"Science fiction / Double Feature(SF怪奇映画二本立て)"は、そんなドライブインシアタームービーに対する憧憬と惜別が詰まった名曲だが、それのゲーム版とでも言うべき作品が、この『アトミックミュータント』(原題は『I Was an Atomic Mutant!』。日本版の発売元はマイクロマウス)なのだ。
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本作で上映される映画は全部で四本。
核実験の放射能によって巨大化してしまった科学者の妻が、怒りと悲しみの余り破壊と殺戮の限りを尽くす「Wrath of the She Beast」(妖怪巨大主婦)。
核実験によって生じた次元の隙間からやって来た未知の生命体が破壊と殺戮の限りを尽くす「Invader from Dimension X」(超次元からの侵略者)。
外界と途絶して異端の研究に没頭するマッドサイエンティストの脳が、禁断の実験により巨大化してしまい破壊と殺戮の限りを尽くす「The Brain from Beyond Infinity」(禁断の脳髄)。
核実験の爆風を浴びて巨大化したイグアナ(アメリカ人の「ゴジラって要するに爬虫類の化け物だろ?」って認識がよく分かる)が破壊と殺戮の限りを尽くす「Reptomicus」(放射能獣イグアノドン)。
なんかどの映画も破壊と殺戮の限りを尽くしてばっかのような気がするが、そこは深く考えないように。
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ゲームの内容を説明するには、ドリームキャストのロンチタイトル『ゴジラ・ジェネレーションズ』を引き合いに出せば分かり易いだろうか。
巨大モンスターを操って粗末な書き割りセットみたいな建物を叩き壊して回り、そのステージの破壊率を100%にしたら次のステージに移行。
そして次のステージでも同じ繰り返し。これが延々とループするだけ。
各モンスター固有の特殊能力(巨大主婦なら”金切り声攻撃”、巨大イグアナなら”人間をむしゃむしゃ食べて体力回復”など)も一応は存在するが、基本的にどのモンスターを選んでも、やる事に代わり映えはない。
巨大モンスターで破壊の限りを尽くすという設定とは裏腹に、そのゲーム性そのものは、フィールドを残さず丁寧に壊して回る、どちらかというとエアパッキン潰しのような、ちまちました感触に近いものがあるだろう。
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もっともそんなチープさも、やはりプアーな造りであった'50年代SF映画へのオマージュの一環なのだろうか。
そしてそんなゲーム部分以上に力を入れて作られているのが、各映画のフェイク予告編(Coming Soon)。
白黒エフェクトを掛けたゲームムービーに、実在の'50年代SF映画の映像を掛け合わせて作られたこのフェイク予告編は、どれもこれもが必見の出来映え。
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さらにもう一つの特徴が、キャノピービジョン3Dと呼ばれる機能。
これはゲーム中、マウスを右クリックすると切り替えられる視点のこと。
このキャノピービジョン3D視点を選択すると、観客の数もまばらな映画館の客席から、モンスターの暴れっぷりを鑑賞しつつプレイできるのだ。
そう、それはまるでリチャード・オブライエンの歌う♪To the late night double feature picture showそのままの世界となるのである。




(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2023.html

2014/01/30 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


破壊と殺戮の限りを尽くす

懐かしの映画黄金時代もドライブインシアターも遥か彼方。
レンタルビデオ店さえも落ち目になり町内から姿を消しました。ジジババは時代劇と昔のテレビドラマの専門チャンネルにかじりついています。三世代同居家庭の平和のためにはテレビもパソコンも家族の数だけ必要なんです!

奈良の亀母 |  2014/01/30 (木) 19:49 No.724


テレビのパーソナル化を実現しても、結局我が家ではWOWOWを登録したB-CASカードをめぐる争いが勃発して、いにしえのチャンネル権争いがモダナイズされて継続中です。

与一 |  2014/02/01 (土) 20:22 No.725

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