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Vシネマ【新ヤンママトラッカー ケイVS美咲宿命の対決編】

   ↑  2014/01/14 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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♪ ひゅるるる つむじ風が吹く 口笛は狼のブルース ひゅるるる 街をすり抜け 真夜中の狼のブルース <坂上香織 - 狼のブルース>
坂上香織とくれば無条件で"レースのカーディガン"を連想される方には申し訳ないが、やはりオレにとっては「ヤンママトラッカー」シリーズであり、その主題歌とも言える名曲"狼のブルース"なのである。
お姐ちゃん型Vシネマの金字塔とも言える「ヤンママトラッカー」シリーズだが、ウエットな叙情をベースにする同シリーズの中で、コメディテイストを前面に押し出した異色の作品が、この「新ヤンママトラッカー ケイVS美咲宿命の対決編」。
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トラック仕事で訪れた信州安曇野を舞台に、会社の資金繰りに苦しむ惚れた男に始まって、長野までしつこく追ってきた崎山凜の交通課刑事、レディース時代のライバル登場、美術品窃盗、なぜか長野に出現したIRAテロリストの戦い、そして最後は未知との遭遇に至ってしまう驚愕のストーリー展開など、80分ちょっとの尺、Vシネマの予算では明らかに無理がある要素を雑多にぶち込みまくって、それがなんとなく破綻しなかったという奇跡のような作品だ。
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それを彩るのは、崎山凜の突き抜けた過剰芝居に、随所に挟まれたまるで意味のないギャグに、ジョシュ・バーネットを虚弱体質にしたような自称IRAテロリストに、ヤクザ役の山田辰夫と野添義弘の北野映画チックでまるで意味のない唐突な死に様に、なんでここにいるんだかよく分からない内山君など、0円食堂の食材で作った闇鍋のような、これまたカオスなキャスティング。
その中でも際だっているのが、坂上香織のライバルトラッカーを演じる栗林知美である。
素っ頓狂に驚く表情、唇をとがらせて悔しがる表情、精一杯きる見栄、そして圧巻は、恋敗れてそれでも健気に軍艦マーチを歌って自分を鼓舞しながらうら寂しい農道を歩くその後ろ姿。
もうその全ての所作が、最高にいじらしい。その女っぷりのよさは主役の坂上香織を完全に喰ってしまってるほど。
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Vシネマやピンク映画などを中心に活躍し、あの怪作SFホラー「発狂する唇」での金髪FBI捜査官ルーシー役の怪演も印象深い栗林知美。
ゲーム好きには、『サウンドノベル街』の飛沢陽平シナリオで倉科亜美を演じた女優さんと言えば、思い当たる人も居るかもしれない。
その栗林知美。現在はなんと、たけし軍団の松尾伴内夫人である。そ、そ、そんな不条理があって堪るか!



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2011.html

2014/01/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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