ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【パチンコクーニャン】少女はパチンコ依存症

   ↑  2014/01/12 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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パチンコ玉の化け物が、パチンコ店を渡り歩いて台を次々と打ち止めさせ成長するRPG。
ココナッツジャパンが放った『パチ夫くん』シリーズは、よくよく考えてみれば相当に狂ったゲームであるが、何よりも恐ろしいのは、こんな常軌を逸した設定のゲームが世の子供たちに広く遊ばれ、そしてこの正気の沙汰とは思えないコンセプトが、柳の下のドジョウを何匹も生み出し、一つのジャンルを形成してしまったことであろう。
そしてこのパチンコRPGという狂ったムーブメントは、麻雀以外のギャンブルものとは意外と疎遠だったメガドライブにも押し寄せてきた。
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オープニングで流れるのは、パチンコにハマって姿を消した父親と、取り残されてしまった、まだ年端もいかない一人娘。
「おとうさーん、どこへいくのー?! おいていかないでー!」
涙する少女の姿に被さるのは、陽気でカラ元気な軍艦マーチ。♪ぱーんぱーんぱんぱからっぱぱっぱっぱっぱぱん!
このイントロダクションだけでも、『パチンコクーニャン』が、本家『パチ夫くん』に負けじと劣らない、気の狂ったゲームであることが理解できるだろう。
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この手のゲームは 、本来ならばパチンコの明るく楽しい側面を啓蒙しなければならない筈なのに 、のっけから描かれるのはパチンコ依存に養育放棄、失踪に家庭崩壊。パチンコの持つ負の一面を、これでもかとアピールしてどうしようというのだろうか。
しかし少女は逞しかった。
「お父さんの手がかりは、きっとパチンコにあるはずだ」
そう確信した彼女は、18歳の誕生日を迎えたのを機に、父親を探すためにパチンコ行脚を始めるのであった。だって18歳未満はパチンコ打てないからね!
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『パチンコクーニャン』がリリースされた1992年は、いわゆる羽根モノの全盛期。
デジタルスロットを回すために、わざわざ回りくどいことをさせられているだけのデジパチと違って、エレメカに通じる妙味をそこかしこに残す形式だけに、ギャンブル的な実利を得られないビデオゲームとも、それなりに相性がいい。
このゲームの中で待ち受けるのも、その多くが羽根モノ。
昔、さんざんカネを貢いだ覚えがあるようなアレやコレを、思わず想起してしまうかもしれない。ぶっちゃけると、役物部分のキャラを取っ替えただけのような台ばかりだ。
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この手の架空パチンコ台のデザインは、ちょとツボを外すと味も素っ気もないものになってしまいがちだが、『パチンコクーニャン』にその心配は無用だ。
これをリリースしたソフトビジョンは、実はココナッツジャパンの別ブランド。つまり出てくる台も、パチゲーの鉄板ブランド『パチ夫くん』から流用してきたお墨付き。
なんか日本の中古台を輸入したグァムあたりのパチンコ屋みたいで、ここら辺はメガドライブの悲愁が微妙に漂ってきてしまうが、とにかくパチンコ部分は安定の『パチ夫くん』仕様。
釘を見て、あとは実利を伴わないパチンコを打つ根気さえあれば、台自体の攻略は難しくないだろう。お父さんを捜し出すために、頑張って打ち止めしよう。
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台を規定数打ち止めすると、ようやく入手できる父親の僅かな手がかり。
それを追って訪れた新しいパチンコ店で再びパチンコ三昧。パチンコ依存症のろくでもない親父を捜しているうちに、いつしか自分もパチンコ依存。
ミイラ取りがミイラと化すうら若き少女。明るく楽しいパチンコのダークな一面に鋭く斬り込んだ社会性溢れるこの一作は、メガドライブにたった一つだけ残されたパチンコゲームである。



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2009.html

2014/01/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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