ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【アクロバットキッズ】極悪パネルマジック

   ↑  2013/12/21 (土)  カテゴリー: GB & GBA
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Aero The Acro Bat。日本では無名だが、16bit時代のアメリカでは、そこそこ名の通ったアクションゲームキャラクターだ。
アクロバットとコウモリ(bat)をかけたこのキャラクターは、職業サーカス芸人。
トランポリン、人間ロケット、空中ブランコなど、サーカステント特有のギミックを駆使する、横スクロールアスレチックアクションは、さすがにマリオやソニックには及ばないにしろ、それなりの人気を獲得し、ジェネシスとSNESで計二本のシリーズ作が発売されるに至った。
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だが16bit機の時代が過ぎると、アスレチックアクションの看板どころのように3Dアクションへの転換を図ることもなく、そのまま静かにフェイドアウトしていったのだが、そんな忘れられたキャラクターが、21世紀になってなんの前触れもなく蘇った。
ハードはゲームボーイアドバンス、パブリッシャーはメトロスリーディ。この頃にGBAで微妙という表現も憚られるようなソフトを乱発したり、初代Xboxで『電脳大戦DroneZ』なんて、誰がどう考えても絶対売れそうもないゲームをリリースするなど、意味不明の日本市場展開を行っていたメーカーだ。
しかしエアロは日本での知名度がまったくない。いくらオリジナルが、ある程度の評価を受けている佳作とはいえ、そんな無名キャラのゲームをそのまま出したって、そりゃ苦戦は免れない。
それに元々がコウモリだから、見てくれだっておよそチャームポイントに欠ける。GBAを手にする日本のお子様たちには、すんなりとは受け入れられそうもないルックスだ。
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それを補うアイディアは、夜の繁華街に隠されていた。
いわゆる風俗のお店なんかでは、受付に飾ってあるパネル写真とは、似ても似つかない実物が、平気な顔をして出てくることがあるじゃないか。
果たしてメトロスリーディジャパンの担当者が、大塚や巣鴨あたりのお店でそんな妙案に巡り会ったのかは定かではないが、とにもかくにも『Aero The Acro Bat』の国内版は、『アクロバットキッズ』というマイルドな邦題と共に、この風俗店的な手口を臆面もなく使ってきたのだ。
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左が受付にあるパネルで、右が実際に出てくる実物。
これをもしナイタイやMAN-ZOKUを愛読するような連中が目にしたとしたら、「パネルマジック……」と力なく呟いた後、その双眸から滝のような涙があふれ出すことだろう。
パッケージの可愛い子ぶったキャラをアテにして、このゲームをうっかり買ってきた子供や親御さんは、GBAの液晶で踊る、これとはまったく似ても似つかない、実年齢45歳みたいなふてぶてしい実際のキャラを前にして、どんな気分に陥ったことであろうか。



(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1993.html

2013/12/21 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


友人にカセットだけ借りてやってたのでパッケージの絵は知りませんでした
こんなあざといパッケだったんですね

アクロバットキッズ、良作だったと思います

 |  2013/12/21 (土) 19:52 No.703


メトロスリーディがやはりGBAで出していた『デュアルブレード』ってゲームは、「せめてもうちょっとあざとくしろよ」って言いたくなるようなパッケージだったんですけどね。やることが極端すぎます、ここ。
『アクロバットキッズ』は、地味だけど手堅くまとまったいいゲームでしたよね。

大沢与一 |  2013/12/22 (日) 17:32 No.704

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