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【プロ野球チームもつくろう!】現実から目を背けろ!

   ↑  2013/10/27 (日)  カテゴリー: セガサターン
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現在はブラウザゲームに姿を変えて脈々と続くセガのプロ野球チーム運営シム『やきゅつく(プロ野球チームをつくろう)』。
その記念すべき第一作目である『プロ野球チームもつくろう!』がセガサターンでリリースされたのは1998年のこと。
「"も"ってのはなんなんだ。"も"ってのは!」と、内心ちょっぴりムカつきつつも、野球ファンはNPBを題材にした初の球団経営ゲームを歓迎したのだが、すべてのファンが等しく同じテンションでこれを迎えたかというと、ちょっとばかり違う。
巨人や阪神のような経済的にも人気も恵まれた球団のファンと、貧乏球団のファンでは、当然このゲームに注ぐ情念の度合いも違ってくるのだ。
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私はなんの因果かロッテという不人気球団を贔屓にしてしまったのだが、このロッテは伝統的にカネもなければ人気もない。かつての川崎球場時代ときたら、観客は四桁いればまだいい方。酷いときには三桁。もっと酷いときには二桁。
当然のごとくその球団史のほとんどは暗黒時代で染められた、ファンを続けることがおのれに苦行を化しているようなチームである。
そんなロッテでも、このゲームの中ならば、球場に万単位のファンを動員し、チームの補強にふんだんにカネを使い、あわよくば日本一の座に輝くこともできるのだ。
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つい先日もプロ野球はドラフト会議で盛り上がったが、かつてのロッテファンは、このドラフト会議すらも暗澹たる気分になるようなイベントであった。
有力選手にスカウトが挨拶に行けば、お願いだから指名しないでくれと懇願され、うっかり指名すれば、なんてことするんだ身の程知らずと選手に怒られる。
しかし『やきゅつく』の中ならば、そんな差別とは無縁だ。
江川だろうが清原だろうが、もう気後れすることなく堂々と指名することができる。
ロッテとはまったく縁のない話だったフリーエージェントや大物外国人だって、ここなら獲得できるのだ。ストーブリーグがこんなにも楽しいものだったなんて!
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だがそんな夢にまで見た金満球団生活に至るまでの、序盤はじっと我慢の子。
増築どころか改修もままならない設備予算。一万にも満たない観客動員。雀の涙ほどのチーム補強費。でもそんなのは、こちとら現実のロッテで慣れっこだ!
東に運営費不足を嘆く巨人ファンプレイヤーを、「こっちはこれがデフォじゃわ!」と一喝し、西にガラガラの客入りを憤る阪神ファンプレイヤーがいれば、「一万人も入れば本来御の字じゃないすか」とたしなめる。
そうやって暫し堪え忍んでいれば、やがて経営も軌道に乗ってきて、いよいよ思うような人事を振るえるときがやってくる。さあ、大物FAでもメジャーの首位打者(ロッテファンにとっては、ちょっと不吉なキーワードだが…)でもどんとこい!
しかしいざ実行に移してしまうことはといえば、愛甲を呼び戻したり、稲尾さんを再び監督に据えたりと、何故か時代を遡るようなことばっかだったりするのだが。
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『やきゅつく』シリーズはその後も冷酷な現実を逃避する私の拠り所であり続けてくれるのだが、監督は近藤昭仁、伊良部もヒルマンも抜けて、さらに打線は豆鉄砲。挙げ句の果てには18連敗というワイルドな記録を達成(贔屓のチームがまる一ヶ月勝利から見放された事態を想像できるだろうか?)と、何もかもが洒落にならなかった98年時のロッテファンにとっては、この初代『やきゅつく』は、より一層思い入れが深い一作である。ゲームの中ならロッテだって常勝球団だ!



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