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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【レジェンド・オブ・K-1 ザ・ベストコレクション】

   ↑  2013/10/12 (土)  カテゴリー: セガサターン
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K-1。今や「なんすか、それ?」と訝る若者が出てきてもおかしくはないが、90年代には一世を風靡してフジを始めとした各テレビ局のドル箱となっていた格闘技興行のブランドである。
しかし盛者必衰のなんとやら、現在ではその姿は見る影もなく、最近ではフジテレビがその映像ライブラリーを「もう要らねえ!」と叩き売ってしまうなど、その界隈はもう見るに寂しい限りの状態だ。
かつてはこのコンテンツで大儲けしたはずのフジテレビやポニーキャニオンが、今では「そんな面倒臭いもん、もうオレたち知ったこっちゃねえ!」なんてばかりの態度をとっているのが、これまた悲しいところで、このままでいくと膨大な数のコンテンツは、全部宙ぶらりんなんてことになりかねない。
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1993年に行われた第一回のK-1グランプリは、実にインパクト抜群の大会だった。WKAのヘビー級王者だったモーリス・スミスを筆頭に、8人の超一流(なんかボブスレーの選手が1人混じってるが…)重量級キックボクサーを一同に揃え、ワンナイトトーナメントで覇を競わせる。
全日本キックボクシング連盟との覇権争いを勝ち抜いた正道会館が、今度は広く世間にうって出た一大イベントであった。
優勝したブランコ・シカティク、準優勝のアーネスト・ホーストの両者が、いずれも当時の日本では無名に近かった選手であったのも、K-1のグレードをさらに高める結果となっていた。
世界は広い。まだまだオレたちの知らない強い奴がうじゃうじゃいる。今後もK-1には、そんな連中が次から次へと押し寄せてくるに違いない。
その期待は裏切られることなく、以後のK-1は、アンディ・フグを筆頭にピーター・アーツ、マイク・ベルナルドなど、世間に届く実力を兼ね備えたスーパースターを続々と生み出し、全国的な人気を得る。
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そういった強くて凄い奴ばかりではなく、怪しげオチ要員を箸休め的にしっかりと用意していたのも、K-1の巧妙なところで、ブルース・ドラゴン・ジョー(K-1のKはカンフーのK!)やジョー・サン(歌って踊れてレ○プもできるぜ! 現在、二度と娑婆には戻れない境遇とか)、キット・ライキンズ・ザ・ホワイト・ドラゴン(足の腱を蹴り切られるためだけにリングに上がった可哀想な人)、ジム・ミューレン(代々木を凍りつかせた海パン戦士。でもこの人、めちゃくちゃタフだったなぁ)なんて、もう名前だけで胡散臭い連中も、「夕べのアンディ凄かったな。……それはそうとてブルース・ドラゴン・ジョー(笑)」と、大会を幕の内弁当的に満遍なく彩る役目を果たしていたのだから、まったく隙のない話である(末期のK-1は、なんかオチ要員ばっかになってしまってたが……)。
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世間一般に広く膾炙して、野球に替わる"翌日の職場や学校での話題"として機能し、すれたマニアはマニアで、「アンドレ・マナートの試合がテレビで観られる」、「リック・ルーファスの姿を日本で拝める」と喜ばせ、もうみんなが幸せになれたK-1ブームのバブル。
そしてゲーム業界も、持ちつ持たれつの関係になっていたエクシングを筆頭に、その恩恵にちゃっかりと与っていたのだった。
全盛期には野球やサッカーにひけをとらない年刊ペースでリリースされていたK-1ゲーム。それに混じってこんなマルチメディアソフトもサターンで登場していた。
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フジが権利を放り出した今では、観ることも適わなくなりそうな映像コンテンツを収録したデータベースソフト。
しかしモノがサターンなので、肝心の動画はギトギトで汚く量もたかがしれているし、その体裁も90年代前半のマルチメディアソフトで多く見られた、大仰なCGの駆使に躍起になって利便性にまったく欠けたユーティリティを、97年にもなっていけしゃあしゃあと踏襲しているなど、まるでブルース・ドラゴン・ジョーなみのオチが付いてしまっているのだが、そのドラゴン・ジョーのプロフィールや試合映像(と言うか角田にボコられる映像)が頼みもしないのに拝むことができるという意味では、今となっては貴重な存在のかもしれない。

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2013/10/12 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


K-1は、私の青春の一部でした…。
友人と戯れる時、「ホワイト・ドラゴンごっこ!」と称して太腿に執拗にローを叩き込んだり、「バンダー・マーブ!」と発してのしかかっていったり、筋トレをする際にプリンスの「エンドルフィンマシ-ン」をガンガン鳴らしたり……
書き出すときりがありませんが、ゲームと同じくらいに心と時間を費やしていた興行であったことは、鮮明に記憶しています。
K-1のゲーム、となると石井館長や橋本真也(がモチーフになってるキャラクター)がやたら強くて面白かったのを覚えています。
あ~本当に参戦しねぇかなぁ~とか言いながらファイプロのCOM試合を観戦したりして。
個人的なベストマッチはジェロム・レ・バンナVSノックウィー・デイビーです。(ベストミスマッチともいうけど)
バンナって、勝つにしろ負けるにしろインパクトのある試合が多かったんですよね。

性サターン |  2013/10/12 (土) 22:15 No.645


うはは、ホワイト・ドラゴンごっこ、聞くだけで痛そうな遊びですね。
ボクがK-1で一番スゲエなあと思った試合は、バンナとやはり名勝負製造器だったサム・グレコの一戦です。
あとワンサイドで終わっちゃいましたけど、アンディ・フグとピア・ゲネットの空手テコンドー対決は、かなりわくわくさせられた試合だったなぁ。ゲネットはあれっきりになってしまったのが、何とも勿体なかったですね。

大沢与一 |  2013/10/13 (日) 20:57 No.646

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