FC2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
おとなの時間  

【デートしようよ みさき理絵】

   ↑  2013/09/24 (火)  カテゴリー: DVD-PG
13092419.jpg
VHSビデオからDVDへの移行は、映像メディアの単なる代替わりでしたが、その過渡期においては、何か全く新しいメディアが到来したように捉える向きもあったりしました。
ごく初期のDVDソフトは、まだまだその価格も高く、DVDプレイヤーを購入しなければならない初期投資へのハードルの高さもあって、ソフトメーカーはVHSビデオにはないプラスアルファの価値を加えて、VHSビデオとはまったく違う新時代メディアのイメージを植え付けることに躍起になっていたのです。
マルチアングルとチャプター機能を駆使したゲーム的な要素は、DVDの時代を手探りしていた当時のアダルトビデオ業界に、やたらと重宝されたファクターでしたが、ぶっちゃけAVとしての本来の機能を求めるユーザーにとっては、ありがた迷惑でしかなく、そんな声に押されるようにして、これらの機能を盛り込んだソフトは、2000年代の初期のうちに、早々と姿を消してしまいました。
13092417.jpg
もっともこれらの機能は、そのほとんどが「DVDとやらは、こんなこともできるらしいから、とりあえず盛り込んでおこう」程度の意識で付け加えられた、適当極まりないモノ。
支持があろうがなかろうが、遅かれ早かれ消えてゆく運命だったのでしょうが、それでも中には一人称AVとしての高い完成度を有する初期の『体感Fuck …if』シリーズや、Xbox インディーズゲームで悪名を馳せたSilver Dollar Games の手口を先どっていたグラスワンソフトウェアの一発ネタバラエティゲームのように、興味深い作品も、ちらほらあったりします。
13092413.jpg
この『デートしようよ みさき理絵』も、DVD勃興期における形だけのAVゲーム化の産物。
"DVDアドベンチャーゲーム"を堂々と標榜する、選択次第でマルチな物語が展開するバーチャルデートの体裁ですが、のっけからの「で、お名前は?」、「あ、みさき理絵と申します」という、シチュエーションもなにもあったもんじゃないやり取りに、作ってる側がそんな設定なんかどうでもよくなってる事実が早々と伺えます。お願いですから、台本を用意しろとまでは言いませんから、せめて大雑把な段取りくらいはつけてきてください。
13092410.jpg
早い話が、関東近郊一泊二日、カメラマン兼監督一人、ハンデカメラ一台だけな貧乏臭いロケの産物に、適当なコマンド選択パートを挿入して、後付けで強引にゲームを自称しているだけなのですが、この手の作品のコマンド選択が、単なるチャプターセレクトの亜種でしかないことは言うまでもないでしょう。
「理絵ちゃん寝ちゃったぞ。どうしよう。 1.とりあえずクルマを止めて休憩する 2.もうすぐ目的地だ。のんびりしてる暇はない」って、それ要するにチャプター飛ばすかどうかの選択を迫られているだけじゃないですか。
13092411.jpg
中途の食事のときにもカメラを回し、パンツの中に入れさせたおもちゃのスイッチをオンオフしたりするのは、AVとしてのサービスの一環なのでしょうが、ちょっとアンパンマン似のみさきさんが、人の良さをあちこちに覗かせている姿を見ると、飯くらいゆっくり食わせてやれよなんて感想が、ついつい出てきちゃいます。
このレベルの作品が粗製濫造された挙げ句、アダルトビデオ系の実写DVDプレイヤーズゲームは、あっという間に自滅してしまったのですが、DVD-PGという形態そのものは、二次元エロゲーの移植先という役割を得て、パソコンを買えないスケベな青少年たちのお供として、しぶとく生き残っていますね。

<アダルト作品>

関連記事

この記事に含まれるtag : おとなの時間 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1928.html

2013/09/24 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


その昔、
加山由衣のDVD-PGで途中で詰まってしまい
最後まで見られず投げ出してしまった痛恨事(笑)を
ふと思い出しました。
逆に
三田愛演じる今時の女子高生に片思いのキモイおじさんが
主人公(主観視点)というDVD-PGは、
ゲーム性がほとんどゼロにもかかわらず
分岐を丁寧に作ってあってなかなか面白かったです。
こんなシンプル以前のシステムでも
作り手次第でなんとかなるものだなと当時感心しました。

どらお |  2013/09/24 (火) 20:38 No.633


三田愛のやつは恐らく『体感Fuck・・・if』の後期シリーズですね。
このシリーズ、マルチストーリー以上に主観視点表現に力を入れていて、ボクは結構お気に入りです。

大沢与一 |  2013/09/25 (水) 18:32 No.634

コメント:を投稿する 記事: 【デートしようよ みさき理絵】

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback