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映画【ゾンビ3】

   ↑  2013/08/16 (金)  カテゴリー: 映画・DVD
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80年代レンタルビデオバブル期のC級ホラーやC級アクションの類は、どれも実にしょうもない邦題と常に一体だったが、その中でも厚かましさでは一、二を争う「ゾンビ3」。
ゾンビという言葉が、ジョージ・A・ロメロのあの作品の固有名詞みたいになっていた時代に、いけしゃあしゃあと「3」を勝手に名乗った問題作だ。
2をかっ飛ばしていきなり3を名乗るところがミソで、我々もつい勢いで、「2ってタイトルに付けて続編を装うのは、さすがにマズイかもしんないけど、3ならありなんじゃないかなぁ」などと妙な納得をしてしまったものだが、もちろん冷静に考えればいいわきゃない。
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当然の如くロメロの「ゾンビ」とはまったく無関係だが、さすがにこれをロメロ関連作だと思い込んで観た人は、当時でもそうは居なかっただろう。
タイトルが問題作なら、中身もまた別の意味で問題作で、なんだかよく分からない理由で墓場から死者たちが生き返り、たまたま居合わせた男女数名が館に籠もってなんとか凌ごうとするが、結局ダメでしたというだけの話を、90分に渡ってダラダラと繰り広げる、実に身も蓋もない映画である。
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古い遺跡産ゆえに、寝かせた時間が長すぎたせいか、出てくるゾンビはどれもこれもぱさぱさに乾いたミイラ系。
その割に脳みそだけは風化していなかったらしく、道具は使うわ協力してドアをぶち破るわと、小知恵だけは妙にはたらく。
そのくせ動きは緩慢で、とにかく動くのも億劫な様子なので、対峙する人間もそれなりに肉弾戦では圧倒できそうなものだが、こちらはこちらでゾンビを前にすると、戦うわけでも逃げるわけでもなく、ただ立ち尽くして大騒ぎするばかり。
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高齢者のリハビリトレーニングのように、のろのろとぎこちなく前に歩むゾンビ→「うわー!」「ぎゃー!」と棒立ちで騒ぎまくるだけの人間 → のろのろ → 「うわー!」「ぎゃー!」→ のろのろ →「うわー!」「ぎゃー!」(この間に縮まった両者の距離、わずか30センチ)。
こんな描写を延々と続けて尺を稼ごうとするのだから、それを観るこちらも次第に無表情になるというものだ。
同じイタリア産のゾンビ映画でも、ルチオ・フルチなんかの作品は、あれはあれで生真面目にきちんと作っているんだなぁと、しみじみと思わせるクズゾンビ映画の古典。
こんな映画でも、何十年経っても観た人の心に、何故か妙にインパクトを残し続けているんだから(一応付け加えておくと、窓辺でメイドの首をちょんぱするところとか、色気づいたガキゾンビが母親の乳首を食い千切るシーンなどは、ロメロ作品に負けないくらい強い印象に残っている)、つくづくタイトルとは付けたもん勝ちの世界である。

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2013/08/16 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


テレビの規制がまだ緩かった時、深夜や場合によっては土曜の夕方の3時とかに
有象無象のホラー映画がばんばんやってたのを観まくってたましたが、
私の地元では何故か『ドラキュラvsフランケンシュタイン』を何度もやってましたw。
吹き替え版『サンゲリア』を観たのもこの時間帯だったりします。
流れ的にコレも問題作『サンゲリア2』のレヴューがありそうで楽しみにしてますww。

ロボットモンスター |  2013/08/16 (金) 20:58 No.594


ボクも小さい頃、テレ東にしつこいくらい何度も何度も「ドラキュラvsフランケンシュタイン」を観させられた覚えがあります。あれのリピート回数は尋常じゃなかったですよね。
"もう一つのゾンビ3"こと「サンゲリア2」は、もしかしたらデッドアイランドに一番テイストが近い映画かもしれませんね。

大沢与一 |  2013/08/18 (日) 18:21 No.598

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