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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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スターウォーズ    

【スター・ウォーズ バトルフロント】駆けろ一兵卒!

   ↑  2013/07/06 (土)  カテゴリー: XBOX
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ライトセーバーのレプリカを無邪気に振り回していたガキンチョの頃ならいざ知らず、この年になれば、さすがに自分がジェダイの資質とはまったく無縁な凡人であることは理解している。
しかしそんな自分でも、ストームトルーパーあたりならスター・ウォーズ世界でその役割をこなせるかもしれない。
まあ冷静に考えれば、ストームトルーパーは、ああ見えてもジャンゴ・フェットの遺伝子を受け継いだ連中だから、オレみたいな凡愚な輩が遥か及びもしない存在であることは間違いないのだが。
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圧倒的な能力を持ったジェダイやシスになって大暴れするスター・ウォーズゲームも、そりゃあいいだろう。
あるいはウェッジやビッグス程度のポジションになって、銀河戦争の片隅でちょっとばかりの活躍を残すゲームだって悪くない。
しかしもっとも自分の身の丈にあったヴァーチャルなスター・ウォーズ体験は、やはり名もない一兵卒になって、戦場で儚く命を散らすようなゲームであるべきだろう(厳密には、せいぜい戦乱に巻き込まれて慌てふためくジャワ族の立場辺りが妥当なとこなのだが、多少の上げ底は見逃していただきたい)。
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『スター・ウォーズ バトルフロント』の主人公は、広い戦場を右往左往する数十名もの名もない一般兵卒たち。プレイヤーはその無名戦士のワン・オブ・ゼム。間違っても一人で戦局をひっくり返すようなヒーローではない。
この一兵卒たちが命を消耗品にして挑むのは、戦場内に点在する拠点を制圧して、敵の残存兵力を減らし最終的にはゼロにすることによって勝敗を決するコンクエストマッチ。
拠点を巡って非力な一般兵卒たちが、わらわら戦いばたばた死んでく。この無名兵士大集合祭りとでも言うべきゲームには、たいへん相性のいいシステムだ。
メインとなるヒストリカルキャンペーンは、クローン大戦、銀河内乱それぞれの、映画本編や外伝で御馴染みの戦いに、一般兵卒の立場で順を追って参戦していくモード。
モードの途中で唐突に、分離派軍→共和国軍、帝国軍→反乱軍と、何の前触れもなしに立場が変わってしまうのがちょっと引っ掛かるが、これはあらゆる勢力を万遍なくプレイさせてあげようという、気の利いたお節介なのだろう。
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ナブー、キャッシーク、ジオノーシス、ヤヴィン、タトゥーイン、ホス、べスピン。
ファンなら堪らないこれら有名戦場を駆ける一兵卒たちは、主に五つの兵科に分かれている。これに特殊兵科としてドロイディカ(転がって移動するあいつだ)と毛玉野郎(ウーキーとも呼ぶらしい)が加わる。
この中で強さが突出しているのがドロイディカ。自分でドロイディカを使うと、案外脆い気もするが、こいつが敵に居ると、そのバリア越しの弾幕はかなり脅威。
それでも仲間の死体を乗り越え、ドロイディカに応戦する味方NPCの立派な一兵卒っぷりには泣けてくる。
せいぜいこちらも、彼らの健気な兵卒魂には兵卒魂をもって応えてあげよう。
敵のグレネードで仲間もろともどーん、敵のスピーダーに轢き逃げされどーん、激戦区のど真ん中にリスポーンしてしまい一秒ともたずにどーん、嗚呼、兵卒とはかくも脆く健気な存在なのですね。
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そんな名もなき一般兵卒たちへのサービスなのだろうか、一部の戦場には高名なジェダイとダークジェダイの皆様方が参戦し、兵卒たちを鼓舞してくれる。とんだ役立たず連中だけどね、こいつらときたら!
モス・アイズリーの包囲戦にはかのベイダー卿が参加。あのー、ベイダー卿。無礼を承知で言っちゃいますけど、ちょっとは拠点を奪取してくれてもバチは当たらないと思いますよ。その印の横に立ってるだけでいいんですから。
ホスの雪上戦に加わるのはルーク・スカイウォーカー。お前なんでそんな訳のわかんないとこでライトセーバー振り回してるんだよ。お前の役目はAT-ATをどうにかする事だろ! さっさとあのデカブツなんとかしてくれよ!
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みんなが拠点を巡って体張って銃撃戦やってる最中、白兵戦しかできず呑気に戦場を徘徊するジェダイ連中でそこそこ役に立つのは、拠点が密集して乱戦になりがちなキャッシークの戦いでのドゥークー伯爵。
そして栄えあるジェダイ役立たず大賞は、広大な戦場に大量の大型ビーグルで共和国軍苦戦必至のジオノーシスの戦いに参加するメイス・ウィンドゥ。こんな無駄飯喰いにジャンゴ・フェットがやられちゃったなんて、きっと何かの間違いだ!
教訓・ジェダイは戦場の規模が大きくなれば大きくなるほど、役立たず度が倍増する。
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続編である『スター・ウォーズ バトルフロントⅡ』では、ジェダイで出撃することも可能となったが、これはゲームの方向性からは、あきらかにねじ曲がった余計なフィーチャーであることは言うまでもないだろう。
手にするのはライトセーバーではなく、汎用のブラスターライフル。戦場はヒロイックな無双の舞台ではなく、命を消耗しあうことによって勝敗を決する無慈悲なフィールドだ。
それでも戦いと銀河の趨勢はオレたち一兵卒にかかっている。映画で語られた銀河大戦もしょせんは神話。真の銀河史は、無名兵士たちの血と汗と涙によって紡がれているのだ。
『スター・ウォーズ バトルフロント』は、我々にそんな真実を垣間見せてくれる傑作なのである。



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2013/07/06 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


一兵卒の命は羽よりも軽し。

藤子先生の「裏町裏通り名画館」の「ヌターウォーズ」
で帝国軍に召集された木こりのヨサークが一兵卒の悲哀
を味わっています。同郷のタゴーサクもやられてしまって。
それにしてもジェダイってホント役立たずですね。

奈良の亀母 |  2013/07/08 (月) 11:28 No.512


詳しい与一さんにお聞きしたいのですが、
ここ近年のSWゲーで、イウォークで暴れ回ることのできる作品ってありますか?

むかーしに、FCだったか、MSXだったかでイウォーク主人公のゲームがあったらしいとは聞いてるんですが、まー、それは今やるようなもんでもないと思いますので。

性サターン |  2013/07/08 (月) 12:08 No.513


>奈良の亀母さん

藤子先生にそんな作品があったとは! ちょっとチェックしてみますね。
私は常々、ジェダイの存在さえなければ、銀河も多少は平和だったんじゃないかと思ってます。


>性サターンさん

「イウォークアドベンチャー」のゲーム版が、その昔、アタリ2600で出ていたらしいです。
イウォークって、スターウォーズファンにあまりウケがよくないからか、ゲームにチョイ役以外で出てくる例は、それ以外にちょっと思い当たらないですね。
バトルフロントにも味方NPCとして、ちょこっと出ています。

与一 |  2013/07/09 (火) 16:35 No.515

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