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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Smash TV】スマッシュTV

   ↑  2013/05/24 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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スティーブン・キングの長編小説「バトルランナー」の訳書が日本で出たのは、映画版の公開に合わせた1987年のこと。
ティストピアな近未来社会を舞台に、主人公がテレビの殺人ゲームショーに挑む物語だが、これを読んだ当時は途方もないフィクションに思えたこの話も、「フィアーファクター」に代表される、行くとこまで行き着いた最近のリアリティショー番組を観てると、近いうちに絵空事じゃなくなるような気もしてきます。
つまり、その「バトルランナー」から多大な影響を受けたウィリアムスの傑作アーケードゲーム、『Smash TV』が現実のものとなるのも、ありえない話じゃないってことですよ。ビッグマネー、ビッグプライゼズ、アイ・ラブ・イット!
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無責任なスタジオの観客たちと、「フィアーファクター」のジョー・ローガンを思わせるタチの悪い司会者に煽られたプレイヤーが向かうのは、幾十にも分かれた収録スタジオ。
その身を守るのは、頼りない硬質プラスチック製のヘッドギアのみ(「転んだりしたら危ないからね!」番組プロデューサー)。
生き残れば多額の賞金と賞品、しくじれば視聴者たちの嘲笑と死。人生一発逆転のリアリティショー、スマッシュTVの始まりです。トータル・カーネージ、アイ・ラブ・イット!
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無尽蔵の弾薬と全方位速射の圧倒的な火力を手にしたはずのプレイヤーが、しょっぱなのステージからいきなり直面するのは、絶望的なまでの火力不足という現実。
四方八方から雲霞のごとく押し寄せて、やる気まんまんで突進してくる、番組盛り上げ役のクローン人間たちを前に、一面から早くも為す術ありません(「ゲームバランス? そんなもんは犬にでも食わせろ!」番組プロデューサー)。
死なばもろともと、せめて最後の敵の一人を道連れにしようも、こうも数が多いとそんな行為はまったく意味を持ちません。
ならばと死に際に目指すのは、遙か向こうに転がっている賞品のトースター。ぴかぴかのトースターを抱きかかえながら、ホッケースティック男に撲殺されるプレイヤー。
テレビカメラの遙か向こうでは、これまた無責任な視聴者たちが、「なんて欲深な野郎だ」と、手を叩いて大喜びです。グッドラック、ユー・ニード・イット!
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過去に幾度となく家庭用ゲーム機やホームコンピュータに移植され、現在でもアンソロジーソフト『Midway Arcade Origins』などで気軽に遊べる『Smash TV』。
その中でも至高の移植だったのが、このXBOX LIVEアーケードのバージョン。
何せXBOXコントローラは、オリジナルアーケード版のツインスティック操作を、ほぼそのままの姿で再現しているし、そして何よりもXBLA版は、オンラインでのCo-opプレイを可能とする稀少な『Smash TV』であったのです。
しかしウィリアムスの資産を引き継いだミッドウェイが潰れてしまい、それに伴って『Smash TV』を始めとした、オンライン協力プレイが可能だったXBLA版アーケードクラシックのすべてが(『Joust』、『Gauntlet』、『Root Beer Tapper』、そして『Smash TV』の肉親的存在である『Robotron: 2084』など)配信を停止してしまいました。
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アバウトに仲間を募り、無造作に弾をばらまき、2人がかりでも圧倒的な数の敵に押しまくられ、意地汚く賞品や賞金に手を伸ばそうとしては、それが理由であっさり頓死して思わず爆笑する。
そんなこのゲームの世界にもっともマッチしたプレイスタイルを備えている、今では貴重な存在となったXBLA版『Smash TV』。
さもしいバーチャル物欲を原動力として、この世界一醜悪で素晴らしいリアリティショー番組に挑みましょう。合言葉は、ビッグマネー、ビッグプライゼズ、アーーーイ・ラーーブ・イット!

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2013/05/24 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


コンティニューでもキッツい

私のスマッシュTVとの出会いはSFC版でした。
8方向に撃ち分けするのにABXYの4つのボタンを使うのには最初、かなり戸惑った記憶があります。
たしか、ゲームギア版も買いました。まだ持ってるはずです。
あの猛攻と4つボタン操作に慣れてくると、演出を見ている余裕も出てきて、最後にトースターが積みあがって勝ち誇ってる中の人を見ると、なんともいえない気持ちになりました。
スマッシュT.V.のノリはピットファイターと似ていますね。
とても、懐かしいです。

LockSmith Joe |  2013/05/24 (金) 18:25 No.435


昔のハードは、あのツインスティック操作を移植するのに、色々と苦労してましたね。 Smash TVではないですが、兄弟作ロボトロンのプレステ版なんかは、コントローラを二個使わせるなんて荒技を使ってました。
あの賞品群の中じゃ、何故かトースターだけが微妙な存在なんですよね。冷静に考えれば、命を賭けてまでトースターは要らないようなw

与一 |  2013/05/25 (土) 17:55 No.437

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