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音楽【井上涼子(藤野とも子) - 虹をみた夏】

   ↑  2013/05/20 (月)  カテゴリー: 音楽
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落ち着いた声質の人(藤野とも子)をキャラクターボイスに起用するなど、井上涼子は典型的なギャルゲーヒロインとは一線を画した、"等身大の女子高生"的なキャラクターを目指した節が見受けられる。
しかし萌えキャラフォーマットを拒否してしまったがために、キャラ造形に関わった中の人たちの本質が滲み出てしまって、普通の女子高生とは明らかに何かが違う、異様にオヤジっ臭いキャラになってしまったのが、井上さんにとって最大の不幸であった。

そんなオルタナティブ系ギャルゲーヒロインであった井上さんも、ギャルゲー商法のお約束な展開には逆らえなかったのか、明らかにキャラにそぐわないCDデビューと相成ったのだった。
井上さん絡みのCDは、大きく二つのシリーズに分かれる。一つは「Telephone Call」と題された井上さんのメッセージ集。
これは「井上さんから電話がかかってきた」という設定を建前にした、近況報告や伝言メッセージを収録した非音楽系CDで、まあ早い話が涼子版リカちゃん電話みたいなもんである。
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ゲームのコンセプトを比較的忠実に受け継いだ「Telephone Call」に対して、藤崎詩織のような社会現象を巻き起こしたわけではない一介の女子高生にとっては、少々調子ぶっこいているのが歌手デビューの方。
全部で三枚リリースされたシンガー井上涼子のアルバムで一番最初に登場したのが、この真紅のジャケットも禍々しい「虹をみた夏」。
体裁はフルアルバムだが、収録曲の半数がカラオケトラックで占められている、実質ミニアルバムの水増し版。
いかにもな'90sギャルゲーポップス風の表題曲を例外として、しっとりとしたメロウな曲ばかりが並び、それを藤野とも子がそつなく達者に歌い上げ、またそのそつのなさが、いかにも井上さんらしさを醸し出している。

このアルバムが発売されたのは、『ルームメイト』シリーズ一作目と二作目の、ちょうど間にあたる時期。
一作目を経て井上さんが家から居なくなってしまい、心にぽかんと穴が開いたところにジャストフィットするような、実に抜け目のないアルバムなのだが、ラストに収録されたボーナストラックは、彼女のニューヨークからのボイスレターになっていて、ここで井上さんは堂々と「夏休みにI'll Be Back!」宣言をぶちかまし、シリーズ第二作である『ROOMMATE~涼子 in Summer Vacation~』の前振りの役目も果たしているのだった。



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