FC2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【まみむめ☆もがちょのプリントアワー】

   ↑  2013/05/04 (土)  カテゴリー: PS2
13050416.jpg
ソニーが提唱した"ゲームとリンクするプリンタ"popegg構想に、ほとんどの会社は適当にやり過ごすか、或いは既存のゲームをちょっと対応させるだけに留めていたのですが、ただ一つだけ、そんな暴投を体の正面でしっかりとキャッチしてしまったところがありました。
フォトCDゲームに始まり、破綻した構成が何よりもホラーなザッピングADVや、初期PS2を震撼とさせた、ただ飛び降りるだけのゲームなど、他ではやらないことにうっかり手を出すのに定評があった頃のアイディアファクトリーです。
13050410.jpg
「電車を走らせて街を作るゲームで、作った街の様子ををプリントアウトできたらいいんじゃないですかね?」(アートディンク)や、「うちにポリゴンモデルにポーズとらせるだけの変なゲームがあるんですけど、それをプリントするってのはどうでしょう?」(アトラス)など、popeggに対して最初から及び腰だった他社と違い、アイディアファクトリーはちょっぴり本気でした。
既にpopeggには『プリントファン』という印刷アプリケーションソフトが同梱されているにも拘わらず、オリジナルキャラクターを投入してまで、あえてもう一つの印刷アプリケーションソフトを発売したのですから。果たしてそんなものにどの程度の需要があるのかなんて、この際二の次なんです!
13050414.jpg
この『まみむめ☆もがちょのプリントアワー』のパッケージに燦然と輝くのは、選ばれし者の証である「popegg専用」の表記。ただしその下には、「このソフトはpopegg専用ですが、popeggがなくても遊ぶことができます」などと、「おい、落ち着け!」と言いたくなるような錯綜した補記がくっついています。
まあ要するに、「ゲーム感覚で使える印刷アプリケーション」という、popegg本来の思想をもっとも忠実に汲んだ唯一のソフトなのですが、肝心のpopeggが鳴かず飛ばずに終わり、popeggが無いとまったく意味を為さない上に、『プリントファン』があるからpopeggを持っていても別に必須というわけではない本作の売り上げは、何やらもう凄いことになっていたらしいです。
13050411.jpg
アドレス帳や印刷ユーティリティなどの基本機能の他に、もがちょ以下、アイディアファクトリーのオリジナル変キャラたちが登場するゲームモードがありまして、この変キャラたちとコミュニケーションをとったり、ビリヤードやもぐら叩き、チキンレースなどのミニゲームを遊ぶことによって、プリントに使える素材が追加される趣向。
プリンタあってのゲームという、おのれの立場をしっかりと自覚しているこの変キャラどもは、こっちがちょと油断すると、すかさず「ポエムを作ったんだけど、ちょっとプリントしていい?」などと、事あるごとにプリンタを使わせようとけしかけてきますが、こっちはそのたびに、「インクはオレや貴様の血より高価な上に、ただでさえソニー純正のインクは手に入りにくいんだよ!」などと、いちいち眉を吊り上げるハメになります。
13050413.jpg
キャラクターボイスが『センチメンタルグラフティ』の面々だったり、後にCGアニメ版がテレビ放映されるなど、ちょっと気にかかるような話題を孕みつつも、その出自ゆえに誰からも顧みられない存在になりそうだった『まみむめ☆もがちょ』ですが、思わぬ形でその名は後世に残ることになります。
実はこのソフトの主題歌を担当しているのは、今をときめく水樹奈々。この曲は水樹奈々のファーストシングルに収録され、彼女のレパートリーでは珍しいキャッチーな電波系ソングとして、そのファンたちに大きなインパクトを残しているのでした。



関連記事

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1824.html

2013/05/04 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


「ポエムを作ったんだけど、ちょっとプリントしていい?」は笑いました。
RPGの地図とか、謎解きの問題とかをゲーム中に印刷させるとかでゲーム性を上げることも出来たような気がしますね、、、。
ただ、サードパーティとしては何枚印刷させても1円も入ってこないですからねえ、、。
1枚印刷するごとに各ソフト会社にいくらか手数料でも入るような仕組みがあれば、アニメ原作のゲームや美少女ゲームとかでもっとえげつない、、、もとい効果的な活用が出来たかもしれませんね。

WAT |  2013/05/04 (土) 18:09 No.429


ゲーム画面だと倍率低くて判読できないけど、印刷すると鮮明になる地図なんて、イケるかもしれませんね。
この頃は家庭用機のゲームでスクリーンショットを撮ることが、ハードルがまだまだ高かったですから、ゲームプリンタ構想もその辺を突破口としたかったみたいです。

与一 |  2013/05/05 (日) 18:11 No.430

コメント:を投稿する 記事: 【まみむめ☆もがちょのプリントアワー】

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback