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【The Elder Scrolls V: Skyrim】ドヴァーキンの再就職

   ↑  2012/12/06 (木)  カテゴリー: XBOX 360
娘ができた。
ホワイトランの街中で物乞いまがいの暮らしをしていた、ルシアという少女だ。
最初はオナーホール孤児院で、適当なガキを養子に見繕ってこようかと思ったが、考えてみれば、こっちはあそこのガキどもの性根は、嫌と言うほど知っている。
どうせ養子を貰うなら、もっとすれてない子供の方がいいだろう。そう思っていた矢先に、ルシアとの出会いはどんぴしゃのタイミングだった。
聞けば親切にしてくれるのは、乞食のブレナインだけだという。あんな"不審な人物"を絵に描いたような男の親切など、どんな下心があるか分かったもんじゃない。
あんな24時間酔っぱらいの魔手からこの子を守るためにも、どうだルシア、うちの子にならないか?
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レイクビューの家に連れて帰ったルシアを、イソルダも自分たちの養子として暖かく迎えてくれた。
イリナルタ湖のほとりで始まった、親子三人水入らずの生活。家に帰れば「パパー!」と叫びながら、ルシアが奥から飛び出してくるし、その後ろから微笑みながら出迎えてくれるのは、我が愛しの妻だ。
長い放浪や、殺伐とした日々や、ワケの分からないドラゴン騒動の果てに、オレはようやく本当の幸せを手に入れた。
この幸福を守るためならば、どんな艱難辛苦にも耐えて行くつもりだ。
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そうなると、まずさしあたっての最大の問題は、愛する家族を養うために、何か定職を探さなければならないことだ。
いつまでもドラゴンボーンなどという、無職と同然の肩書きに甘んじているわけにはいかない。
独り身のときは、「薪を割る仕事? ふざけるな!」とか、「鉱石掘りだと? 誰がやるか!」などと、気ままに仕事の選り好みをしていたが、今ではそうも言ってられない。
オレはもう、イソルダとルシアを養うためならば、例えワタミの安い時給で、しみったれた貧乏客どもに、精一杯の愛想を振りまく仕事だって厭わないつもりだ。
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就職面接を受けるために、オレはファルクリースの西にある求人先へと向かっていた。
家族のためならば、例えどんなブラック企業でもと決意していたオレだが、この求人先の「あそこはブラックはブラックでも、別の意味でブラックな企業ですよ」という噂を聞いて、その足取りも自然と重くなっている。
唯一明るい材料と言えば、自宅から徒歩で通勤できる範囲なことくらいだろうか。
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自宅から徒歩で数分、その会社の陰鬱なデザインの扉をノックすると、中から重々しい声が帰ってきた。
「人生の調べとは何か?」
「……へ?」
「人生の調べとは何か?」
やばい。もう面接は始まっているらしい。
「え、ええとですね。これまでの経験を活かして、御社の事業に取り組みに貢献して行ければと……」
「だから、人生の調べとは何か!?」
「……電気グルーブの前身と何か関係ありますか、それは?」
「もういいよ、帰れ、お前!」
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「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、待って下さい! 妻と子供を養うために、どうしても仕事が欲しいんですよ。お願いしますよ! どんな汚れ仕事でも辞さないつもりですから! あくまでもつもりだけっすけど……」
「しょうがねえなあ。クエストの前振りくらい、ちゃんと覚えとけよ!」
「そんなもん、覚えてるわけないじゃないっすか……」
「じゃあ雇ってやるから、これ、制服ね」
あてがわれた制服は、デザインがダサい上に、チート気味の付呪効果が付いたドラゴン鎧一式を着慣れたオレにとっては、薄っぺらく心細いものだったが、もう贅沢は言っていられない。
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会社に併設された社員寮への入居を断り、歩いてレイクビューの自宅に帰り、オレはさっそく明日から使う仕事道具の準備にかかった。
碧水晶のダガーに付呪を施しているオレの後ろに、ルシアが物珍しそうな顔をしてやって来る。
「パパぁ、何してるの?」
「んー、パパはね、お仕事に使う道具の手入れをしてるんだよ」
「ふーん。"せいなるつきのふじゅ"。それって何?」
「パパのね、新しいお仕事に、一番似合ってるエンチャントかなと思ってさあ」
「どんな風になるの、それ?」
「夜の間にこれで罪のない人々の喉を背後からかっ切ると、開いた傷口からぶわあっと炎が上がって、切られた人は悶え苦しみながら……、って、もう遅いから寝なさい! おい、イソルダ、ルシアを早く寝かせろ!」
(株)闇の一党の新入社員としての生活が、明日から始まる。いくら愛する家族のためとは言え、それはかなり気の重い新生活となりそうだ。



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