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【B-17 Flying Fortress: The Mighty 8th】

   ↑  2012/06/11 (月)  カテゴリー: PCゲーム
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私が第二次世界大戦の軍用機でお気に入りなのは、日本の誇る世界ナンバーワン飛行艇、二式大艇と、イギリスの木製高速爆撃機、モスキートなのですが、ことゲーム世界では、この類の大型機はおよそ不遇だったりします。
ゲームで主役となるのは戦闘機ばかり。軍用機が出てくるゲームと言えば、空中戦に明け暮れるゲームであるのが常です。
大型爆撃機は、2Dシューティングなんかでは、ちょっと硬いボーナス敵みたいな扱いに甘んじている始末。
しかし戦略的見地から観れば、空の主役は戦闘機ではなく、明らかに爆撃機ではないですか。本来、戦闘機などは、その爆撃機様の露払いをする従者でしかありません。
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そんなゲーム界にはびこる爆撃機軽視の風潮に、まるで抗うかのように登場した爆撃機ゲームが、1992年に登場した『B-17 Flying Fortress』でした。
このゲームが登場するきっかけになったのは、2年前に公開された映画「メンフィス・ベル」のヒットによるものが大きいでしょう。
アメリカ陸軍の重爆撃機、B-17フライングフォートレスは、「メンフィス・ベル」による知名度の他にも、ゲームの素材として他の爆撃機たちよりも、あらゆる面で適しています。
飛ぶのは高射砲の弾が適度に飛んでくる高度ですし、メッサーシュミットやフォッケウルフも漏れなく歓迎に来てくれます。
これがモスキートだったら、どうしてもスピード任せになりますし、B-17の後継であるB-29に至っては、対空砲火も迎撃戦闘機も飛んでこない超高々度から、こともあろうに市街地目がけて焼夷弾をばらまくだけになるのですから。
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その『B-17 Flying Fortress』を、Windows用にリメイクした作品が『B-17 Flying Fortress: The Mighty 8th』。
オリジナル同様に、フライトシムと言うよりは爆撃任務シミュレーターと呼んだ方が正しいゲーム。
B-17は機長や副操縦士、航法士、爆撃手、銃手など、複数の乗組員によって運用される乗り物ですが、そのすべての部署を担当することが可能。
状況に応じて様々な部署をスワップしてもいいですし、或いは他を全部AIに任せて、一つの役割に専念することも可能です。
このゲーム、実は結構操縦が難しいので、私なんかはもっぱら操縦桿は万事お任せで、それ以外の部署を行ったり来たりしていました。
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重爆撃が編隊組んで爆撃するような場所は、たいてい敵地の奥深くですから、とにかくそこに辿り着くまでが長い長い。その上にひたすら悠長です。
この道のりは、気の短い人などは、思わず早送りでショートカットしてしまいたくなるでしょうが、それはちょっと勿体ない。
この目標に辿り着くまでの長い長い時を過ごす気分は、まるで行きたくない仕事や飲み会に向かう道中のような、なんとも生々しい気乗りしない気分をデジャブさせてくれるのですから。
果たして無事に帰れるかという不安。敵の高射砲部隊員が、みんな腹痛でお休みしていればいいのになんて、アテにならない期待。そしてこの機がエンジントラブル起こしてくれたら、大手を振って引き返せるのになどという不埒な願望。いっそこのまま永遠に目標に到着しなければいいのに……。
様々な思いが入り交じった、平穏なのにまったく気の落ち着かない時間。
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そんなもやもやした時間を過ごしているうちに、やがて響いてくる敵の対空砲火。いよいよ腹をくくるしかありません。
襲いかかる高射砲弾に迎撃戦闘機。しかしこちらはそれに対して、航路を外れないようにしっかり編隊を組んで、一丸となってやり過ごすしか術はありません。
それはまるでライオンの群れに襲われるヌーの大群のよう。爆撃手などを担当しているときは、同僚の銃手たちに向かって、思わず「なんとか追っ払ってくれえ!」などと悲鳴をあげてしまうことでしょう。
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猛攻を耐え抜き、なんとか目標の上空に辿り着くB-17。砲火に揺れる照準器をのぞき込み、さっさとこんな重たい荷物放り捨てて楽になりたいという誘惑を押さえ込み、耐えて耐えてひたすら耐えて、いよいよ「Bombs Away!(爆弾投下!)」。
火柱を吹き上げる目標。任務成功です。しかしこれで終わったわけではありません。家に帰るまでが爆撃なのです。
送り狼よろしくつきまとってくるのはメッサーシュミット。これを何とかやり過ごして帰還しなければならないのです。
せっかく任務を果たしたのに、帰路のなかばで虚しく撃墜される僚機。さぞや無念なことでしょう。
しかしあまり人に構っている余裕はありません。この機だってボロボロの穴だらけ。銃手の一人は機銃弾喰らって、さっきからぴくりとも動きません。
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もうダメか。そう思いかけたとき、空の彼方から騎兵隊よろしくやって来るのは、味方の援護戦闘機編隊。やっと来やがったか。それにしても美味しいとこだけ獲りに来やがって。これだから戦闘機ってやつは!
そんな報われない爆撃任務の繰り返し。しかしこれが何故かやみつきになるのです。そして任務を重ねるうちに、やがて乗組員一人一人のパーソナリティが見えてきて、命を共にする同僚たちへの、より一層の愛着が芽生えてくるでしょう。
味方や敵の戦闘機を担当することもできますが、このゲームに限っては戦闘機乗りの立場は邪道。
鈍臭く不器用な重爆撃機で、淡々とした爆撃任務の中に起こる濃密なドラマ。さあ、今日も乗組員一丸となって、全員揃って無事に基地まで帰り着くぞ!



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