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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Fallout: New Vegas】追加シナリオ、Honest Hearts

   ↑  2011/09/04 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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どんな地域にも必ず1人は"伝説の不良"が居る。
居ると言ったって、顔を見たことのある奴なんかいやしない。ただ、その過剰にデフォルメされた武勇伝だけが、延々と語り継がれている存在だ。
「うんこ座りしている集団の中に車で突っ込んで、5人くらい撥ねた」「喧嘩相手を4階の非常階段踊り場から放り捨てた」「土下座して許しを請う相手の脚を車で轢いて、膝をぐちゃぐちゃにさせた」などなど。
ところが、「じゃあ、その××先輩って、今どうしてんの?」と尋ねると、「札幌でヤクザをやっているらしい」とか「傷害で懲役くらって塀の中に居るらしい」だの「東京湾に沈んでいるらしい」などと、曖昧模糊な答えが帰ってくるばかりだ。
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そんな存在するかも定かでない"伝説の不良"が、モハビ・ウェイストランドにも居た。
モハビの各勢力を、BE-BOP HIGH SCHOOLに当てはめると、シーザー・リージョンは戸塚水産に該当するような最凶悪派閥だが、そんな気合いの入ったリージョンの連中ですら、その人物の話が出てくると、途端に落ち着かなくなる。
「バーンドマン先輩、っぱねえっすよ」「あの人、マジで洒落になんないっす」「でもバーンドマン先輩って、もう生きちゃいねえんだろ?」「いや、生きてるらしいぜ。この前、駅前のドムドムでエビカツバーガー食ってるとこ見たって奴が居るもん」「うっそ、まじ!?」「それでうちの奴ら見かけると、片っ端から締めてるらしいぜ」「やっべえよ、それ。気をつけよ」
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リージョンすらもビビらす"伝説の不良"ジョシュア・グラハム。
かつてシーザー・リージョンの最前線指揮官として勇名を馳せたが、フーバーダム攻防戦での敗北の責任をとらされ、シーザーにより全身に火をかけられ崖から放り捨てられた。
しかし、全身を焼かれながらも身じろぎ一つしなかったグラハムの最期は、やがて焼け爛れた体で生き延び、シーザーへの復讐を虎視眈々と目論む"バーンドマンの伝説"として、リージョン兵たちの間で密かに語り継がれるようになったのだ。
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そして俺は今、そのバーンドマンの伝説を追って、モハビから遠く離れたここ、ユタ州のザイオン国立公園に居る。
ま、実のところはバーンドマン云々とは関係無しに、ハッピートレイルというキャラバンの護衛を請け負ってここまで来たのだが、こいつら、名前とは裏腹にアンハッピーな連中で、来た早々俺を残して全滅してしまいやがった。
そんなワケで、何のしがらみも無しにバーンドマンの伝説を追える。浸食された砂岩で赤く染められたザイオンの絶景を前にする俺には、きっと水曜スペシャル風のの煽り字体で、こんなテロップがかかっていることだろう。
「ザイオンの秘境に伝説のバーンドマンを見た!」と。
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………ものの5分も経たないうちに、その伝説にあっさり会えた。もっと引っ張りに引っ張ってくれるもんだと思い込んでいて、拍子抜けしている俺の前に、その全身に包帯を巻きつけた男は静かに佇んでいた。
自動車修理工場を営んでいるとか、子だくさんの父親になっているとか、"伝説の不良"とやらに実際に会ってみると、虚像とのギャップに思わずずっこけたりするもんだが、このバーンドマンも、噂とは裏腹に落ち着いて静かな人物だった。
俺はてっきり、「バンボロー!」と叫びながら、巨大ハサミを振り回して人々を見境なく殺し回るような人間を想像していたのだが、まぁ伝説ってのは得てしてこんなもんなのだろう。
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そして俺がこの風光明媚なザイオン峡谷で巻き込まれるのは、この地に古くから住む二つのアメリカ先住民族たちの争いと、バーンドマンことジョシュア・グラハムと、その盟友であるダニエルという宣教師の静かな路線対立。
このユタの地は、モルモンこと末日聖徒イエス・キリスト教会の総本山だった場所。そう、ダニエルはモルモン教の宣教師なのだ(こいつに酒や薬中毒の治療を依頼すると、すごい嫌な顔をするw)。
モルモンとザイオンの先住民族との繋がりは古い。ユタに入植したモルモン教徒たちは、先住民族にモルモンの教えを説き、その一方でモルモンの入植は、それまで静かに暮らしていた先住民たちに騒乱という厄災を持ち込んだ。
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この『Fallout: New Vegas』の追加シナリオ「Honest Hearts」で綴られるのは、そんなユタの歴史の再現なのだ。
ダニエルの立場を知れば、彼の今ひとつの煮え切らなさ、事なかれ主義、平和を理想とする信条や、信仰と先住民の狭間で葛藤する心境などが理解できるだろう。
そしてやはり信心深い男だが、ダニエルの信教とはやや一定の距離を置くジョシュア・グラハム。
ジョシュアはヨシュア。グラハムは福音派の著名伝道師ビリー・グラハム。彼の名前がキリスト教と深い関係であることは、果たして偶然なのだろうか。

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2011/09/04 | Comment (3) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


そんな奥深いシナリオだったですか

あたしはまだシーザー本拠地で族長を倒そうとしてる最中ですがねー。
まさかスナイパーライフルでのヘッドショットクリティカルでも死なないとは……。
とりあえずメイン終わらせてからDLC入れるつもりではありますけど、PS3では¥1,200というお値段。
いつ導入すべきか、もしくはいっそのことGOTYを待つべきか……。

Hanna |  2011/09/04 (日) 18:51 No.57


殺人バンボロっていうとDCのイルブリードを思い出しますね。
そういやバンボロって東映に勝手に付けられた名前なんでしたっけ?
まあこのDLCのお陰でパッチがあたったんでそろそろモハビで大暴れしたいです。

ナチョス |  2011/09/04 (日) 20:05 No.58


>Hannaさん

DLC入れると、レベルの上限がそれぞれ5アップして、2つ合わせるとレベル40まで上げられるようになりますから、メインシナリオクリアする前に入れちゃうのも、手かもしれませんよ。


>ナチョスさん

「バーニング」ネタに野球ネタまで無理矢理トッピングしてましたね、イルブリードw
バンボロもジョギリって凶器も、全部日本の配給会社が勝手につけたらしいですね。
上映後の看板には、見終わった客の手によって「嘘つき!」と書き込まれていたとか……。

与一 |  2011/09/05 (月) 15:55 No.60

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