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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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箱庭経営シム  

【ザ・ホード】育ての親は牛さん

   ↑  2009/01/01 (木)  カテゴリー: 3DO
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<昔々、とある不思議な王国に、チャンシーという若い召使いが住んでいました。
「大臣!大臣!王様が、王様が窒息しかかっていらっしゃいます!陛下!陛下ぁ~!」
「むっ、小僧が陛下を襲っているぞ!衛兵ー!衛兵を呼べー!」
「ぐえっ、ぐえっほっほっ!」
「こやつ、大胆不敵な。」「ち、違いますぅ!」「覚悟せい。間違いなくお前は死刑だ」
「……まて大臣、この少年は私の命を救ったのじゃ。そなたの名は?」
「あの、チャンシーと申します。と、と、殿。あ、いえ、陛下」
「で、出身は何処じゃ?」
「実はその……、私は生まれが分からないんです、陛下。私は荒野で親切な牛さんたちに育てられたんです」
「……ほう。では今からそなたはチャンシー卿と名乗るがよい。では汝に王国の栄えあるナイトの称号とシムト平原の広大な土地を与える。さらに強力なる聖剣、グリムズワッカーを授けよう。この剣は若かりし私を多くの魔物から守ってくれた。忘れもしないもっとも邪悪で貪欲な魔物の名は、忌まわしきホードじゃあぁぁぁぁ!」
「……ホードぉぉ?」>
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何て素晴らしいオープニングムービー。もうこれだけで私は丼飯を三杯お代わりできます。
いや、真面目な話、チャンシー、大臣、王様の主要キャストを一目瞭然でキャラクター付け、聖剣の重要性と敵であるホードの邪悪さをもあっという間に強調し、そして牛さんがいかに高貴でかけがえのない存在であるのかをもプレイヤーに知らしめている、まこと機能的にも優れたムービーであります。
とにかく牛さんはチャンシー=プレイヤーの育ての親なのです。
例え村人が、頭からホードに囓られていようとも、率先して守るべきは牛さんである事がお分かり頂けるでしょう。
それに経済的な観点から見ても、牛さん>>>>>>>>>村人なのです。
狡猾な笑みを湛えて法外な税金を取り立てにくる大臣に一泡吹かせてやるためにも、牛さんの数を増やす事とその護衛は、チャンシーに課せられた最優先の義務です。
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ゲームは、領土経営シム的な風味を持った農繁期モードと、チャンシーを操作して襲来するホードを撃退するアクションモードが交互に繰り返されて進行します。
牛が鳴き村人たちが農作業に勤しむのどかな風景。荒れ地に木々を植樹して開墾するのは、領主であるチャンシーの役目。
だけどチャンシーの役目はこれだけではありません。やがてこの平和な楽園を襲ってくるホードに備えて、落とし穴や濠を掘ったり、領土の予算をやり繰りしてナイトや弓兵を雇用したりするのも領主の勤め。
そして砂時計の砂が落ちきり、農繁期の終わりを告げるホラ貝が鳴り響くと、いよいよホードの襲撃が始まります。
呑気でまったりとしたシムモードから、今度はブルータルでせわしないアクションモードに一転。チャンシーは領内を忙しく駆け回って、へっぴり腰でグリムズワッカーを振り回し、ホード撃退に追われるハメに。
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「助けて~」の絶叫と共にホードに頭から飲み込まれる村人たち。
でも未消化のうちにホードを倒せば命は助かります。待ってろよ、今行くからな!あ、あっちにはホードに襲われている牛さんの姿が!どうしよう!?
もちろん牛さん最優先。赤の他人より育ての親の命の方がよっぽど尊いですからね。それに村人は時間が経てば勝手に増えますが、牛さんを増やすにはお金がかかるのです。
高い金出して雇ったナイトや弓兵がどの程度役に立つかというと、これがせいぜい「居ないよりマシ」程度。
ナイト、弓兵、共に配置した場所から一歩も動かず、自分の攻撃範囲内に入ってきたホードを撃退する事しかできません。しかもこいつら、けっこう簡単に返り討ちに遭います。
結局、高い金出したナイトを保護するために援護に走るチャンシー。なんか余計な仕事が増えただけのような気がしてなりません。
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そうやって孤軍奮闘しているうちに、チャンシーの声明はどんどん高まり、大喜びの王様はさらなる新しい領土と称号をチャンシーに与えていきます。
最初は卑屈だったチャンシーの顔つきも、ステージが進むごとにどんどん自信に満ちた力強いそれに変わり、反比例するかのように大臣は何故かどんどん不機嫌に。そしてホード騒動はいよいよクライマックスに…。
クリスタルダイナミクス社が、1994年にリリースしたこの傑作には、私が洋ゲーに求めるもの全てが詰まっています。
そして今年の干支を代表する"牛ゲー"として、この『ザ・ホード』以上に相応しいものが果たしてあるでしょうか?
チャンシー役のカーク・キャメロンは、NHKでも放映されたTVドラマ「愉快なシーバー家」の長男役でお馴染み。大臣役のマイケル・グレゴリーも、あちこちの映画やTVドラマなどでよく目にする顔ですね。

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