ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Guns, Gore & Cannoli】ガンズゴア&カノーリ

   ↑  2018/02/27 (火)  カテゴリー: Switch
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ヴィニー・カノーリは何かを恐れるって感情が根本から欠落しちゃってるような男。
ドが付くようなヤンキーにごく稀にいるタイプだ。
こんな人間にとって極道は天職かもしれないが、もっともその狡猾さとは縁遠い性格じゃ、マフィアの世界でも出世には限りがある。
「ゴッドファーザー」のルカ・ブラージみたいな、ドンの言うことにはなんでも従う実行部隊がせいぜいだろう。
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どっかで見たようなルックスと喋りのドンから、ヴィニーが受けた命令も単純明快だった。
「一人の男のガラを確保してこい」
ただしそいつがいる街はいまとんでもないことになっている。警察とすら連絡が取れず、すべてが機能していない無秩序状態。
ヴィニーにとってはある意味願ったり叶ったり。それってどんな荒っぽい仕事をしても、後始末に気を遣う必要ねえってことじゃないか。
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だが一つだけいつものようにはいかないことがある。
その混乱の元凶はゾンビ。動く死体と化した一般市民たちには、マフィアの威光なんてちっとも通用しない。
みんなよたよた歩きながら、ずるずる這いずりながら、あるいは突進しながら、ヴィニーのもとへ我も我もと押し寄せてくる。
連中を再び眠りにつかせるヴィニーの武器はもちろんガン。そしてもう一つ重要なのは、しがみつこうとするゾンビを突き放して距離をあける、『Alone in the Dark』以来伝統の対ゾンビ有効技、ヤクザキックだ。
ゾンビだかなんだか知らねえが、極道をなめんじゃねえ。
ヴィニーが突き進むところ、身体は穴だらけになりアタマは吹っ飛びまくる。
Nintendo Switchに咲いたカラフルなゴアゴア絵巻、『ガンズゴア&カノーリ』。
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射撃に近接キック、そしてジャンプボタンを駆使して進む、『メタルスラッグ』ライクな2Dシューティング。
ただしこの『ガンズゴア&カノーリ』、STGのテンポの良い爽快感にはちょっとばかり乏しい。
その大きなポイントはリロード。リボルバーからトミーガン、ショットガンに火炎放射器と、本作に登場する多彩な銃器には、どれもこれも細かく丁寧なリロードモーションが用意されていて、観ている分には目を楽しませてくれる。
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だがこのちょっと時間のかかるリロードが、ゾンビが左右からわらわら押し寄せてくるシチュエーションでは命取りだ。
弾を思う存分ふんだんにばら撒くワケにはいかなくなり、自然とプレイヤーは地味な武器の切り替えとリロード管理にリソースを大きく振り分けることを余儀なくされる。
その肝心な残弾数が視覚的に分かりにくいのもツライところだ。
Co-opの他にスマブラ風の対戦モードも用意されているなど、元々がマルチプレイを前提としたゲームバランスなのだろうが、ソロプレイの場合はその高い難度が、極道vsゾンビの設定やビジュアルの面白さを相殺気味。
PC版では、今度は第二次世界大戦真っ最中に舞台を移した続編が近日リリースされるようだが、こちらもSwitchにお目見えはあるんだろうか。

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2018/02/27 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【DOOM 64】ドゥーム64

   ↑  2018/02/24 (土)  カテゴリー: SFC&N64
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いよいよ発売が近づいたNintendo Switch版『DOOM』。
『Nintendo Labo』でファミリー機としてのステイタスを確立するその一方で、しっかりと因業なコアゲーマーの取り込みにも余念がない。
任天堂としては久々の全方位向けゲーム機への道を、粛々と歩みつつある2018年のSwitchだ。
しかしいくら全方位とはいえ、任天堂とDOOMの文字の並びは、ちょっと収まりの悪さを感じさせもする。
方やゲームというカルチャーの日向な部分の象徴。もう一方は世間一般から忌み嫌われるゲームのイメージを、一身に背負ってきたような存在だからだ。
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しかしあのグロテスクなクリーチャーたちが任天堂のハードを襲ったのは、これが最初ではない。
ニンテンドウ64は、それまでの国民機からキッズ層を中心をしたゾーニングマシンへと転じたイメージが強い。
だが実は『パーフェクトダーク』『時空戦士テュロック』と、その続編『バイオレンスキラー』、そして泣く子も黙る『ゴールデンアイ 007』と、数多くの名作を輩出した密かなFPSハードでもあった。
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64が当時のモストバイオレントハードとなった大きな理由は、その特異なコントローラ。
ソフトによって様々な持ち方、握り方が推奨された64コン。
中でも一般的だったのが、真ん中のグリップを左手で握り親指を3Dスティックに、人差し指を背面のZボタンに添える方式だ。
これが上下への視点移動をさして必要としなかった当時のFPSと絶妙な親和性があった。
そしてこの持ち方は、拳銃のグリップを握ってるかのようなフィーリングも与えてくれたのだった。
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90年代最強のガンファイトマシンとDOOM、必然の出会い。
64のソフトはタイトルの末尾にその数字を入れる例が多かったが、このDOOMにはハード史上もっとも忌まわしい64の字が刻み込まれることとなった。
『DOOM64』。送り出した張本人はMidway Gamesとゲームバンク。なんとも90年代ザ・洋ゲー臭を強烈に感じさせるコンビだ。
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オリジナルの『DOOM』からステージを一新させているが、正統な続編とはちょっと違う。
初代『DOOM』のリヴィジテッド。あるいはミッドウェイによる初代のカヴァーと捉えたほうがいいのだろう。
そんな傍流ではあるが、同時期のコンソールで出たあらゆる『DOOM』の中でも、もっともデキの良い一本であることは間違いない。
銃把と化した64コントローラを握りしめ、オリジナルに負けず劣らない陰鬱なスコアが流れる中、動くものは撃って撃って撃ちまくり、片っ端から肉塊に変えろ。
極彩色のドリームマシン64を淀んだ暗い色が織りなす悪夢に変貌させる、64裏通りの代表的一本だ。

この記事に含まれるtag : FPS ミッドウェイ 

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2018/02/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Poker Night 2】クロスカルチャーサロン

   ↑  2018/02/22 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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エピソード形式のアドベンチャーゲームという様式をすっかり確立させ、いまをときめくTelltale Games。
『Waliking Dead』や『Games of Thrones』など、そのスタイルに相性のいい連続ドラマ原作から、アメコミ出自の『Wolf Among Us』、さらには他社の基幹ゲームの外伝的作品『Tales from the Borderlands』や『Minecraft: Story Mode』等。
オリジナルIPを持たずに、他社の版権を自前の流儀の落とし込むのが、ここのもう一つの特徴だ。
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映画、TVドラマ、アニメ、コミック、ゲームなど、様々なジャンルをエピソードADVゲームに集約してきたTalltale Gamesは、クロスカルチャーの新しいスタイルでもある。
だからこの会社の旗の下に、各界のキャラクターたちが呉越同舟で集まってきてもなんら不思議ではない。
2010年発売の『Poker Night at the Inventory』は、『Team Fortress 2』のヘビーやアニメ「Homestar Runner」のストロングバッド、サム&マックスの片割れなど、ジャンルも出自もバラバラなキャラクターたちが一つのテーブルに集結するポーカーゲーム。
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ADV専業のイメージが強いTelltale Gamesだが、その始まりは実はポーカーゲームの『Telltale Texas Hold'em』。
だからポーカーゲームがADVと並ぶ同社の柱となるのも、これまたなんの不思議はない。
そして面子を一新したTelltaleキャラクターポーカーシリーズの第二弾となるのが、本作『Poker Night 2』だ。
そのメンバーはアニメ「The Venture Bros.」のタフガイ、ブロック・サムソン。「死霊のはらわた」のアッシュ、サム&マックスから今度はサムの方(相方もサムにくっついてほぼ出ずっぱりだが)、そして『Borderlands』からはクラップトラップ。
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いずれもポーカー卓であまり顔を突き合わせたくはない面々だが(特に登場するなり「負け犬志願者のみなさん、コンニチワ」とほざいてくるクラップトラップは、案の定いちいち腹が立つ)、各々キャラクターを遵守しながらも、一様に鉄火場のアティチュードになっているのが面白い。
対戦相手以外にも、オペレーターを務めるのは『Portal』のGLaDOS。ホスト役は『モンキーアイランド』のウィンスロー。さらには『ボーダーランズ』のモクシーやバンディットなんて面々も顔を見せる(オープニングのムービーでちらっと画面を横切るのは、恐らく『Walking Dead』のダグじゃないだろうか)。
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種目はテキサスホールデムとオマハの二種類だが、キャラクター相手のオフライン対戦のみ。さらには演出過多でテンポが悪い進行など、純粋なポーカーゲームとしては至らない部分や邪魔な要素が多い。
もっとも本作は、あくまでポーカーをダシにしたキャラクターゲーム。
こんな機会でもなければ顔を合わせることのない面々の掛け合いを楽しむ、クロスカルチャーなサロンの場として肩の力を抜いて付き合うべきだろう。

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2018/02/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Borderlands】始まりの地Fyrestone

   ↑  2018/02/20 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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ゴールドラッシュって言葉に引き寄せられて、人々が不毛の荒野に押し寄せたのは遙か昔の話。
The Vaultの伝説という、ゴールドラッシュよりも遥かに曖昧で得体の知れないお宝話にうかうかと乗せられて、この辺境の星を初めて訪れたのは、もう今から8年も昔のことだ。
ここは19世紀のカリフォルニアよりも、危険で、殺伐として、ノーマーシーな世界。
住民の八割は、話なんかさっぱり通じない連中だし、そこらを闊歩する生きものたちは、人を装備品ごとかっ喰らって、うんこにしてひり出すのを日課としているような奴らばっかだ。
それからもうずっと、オレはこの弱肉強食なんて言葉すら甘い理に思えるこの星に居座り続けている。
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最初の訪れは荒野を走るバス。
哀れなスキャッグ(ゴミでも人でもなんでも食うこいつは、ある意味この地の食物連鎖の頂点かもしれない)をぶち跳ねるオープニングに、この星のやったもん勝ちなロードキル体質をしっかり予兆させつつ、向かうのは始まりの地Fyrestone。
以後、2にプリシークエル、ADV外伝と長きに渡ってプレイヤーをこの星に留め右往左往させる、Vaultとそれを巡ったり巡らなかったりする無数のすっとこどっこいどものお話の、記念すべき最初の一幕だ。
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そのハンドルを握るのはマーカス。
こいつとも以降長い付き合いとなるが、ステロタイプな強欲商人の皮を被りながらも、その一方で語り部の役割に異様な執着と使命感を燃やす、かなり複雑な人格の持ち主だ。
そして着いた先に待っているのはクラップトラップ。
改めて説明するまでもないだろう。どっちが裏で表だかは分からないが、とにかくバンディットと並んでこの逆の意味で人情味溢れる惑星を象徴するキャラクターだ。
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本来ならまったく気の乗らない人たちによるお出迎えだが、8年ぶりの再訪となると、やはり親しみが入り交じった懐かしさが先に立つ。
そのイントロダクションを経て、銃とシールドに守られながら、久方ぶりに足を踏み出す"最初の"パンドラの荒野。
再プレイとなる初代『Borderlands』だが、さすがに以降の作品、特に完成度が並外れていた『Bordelands 2』を経てとなると、さすがに全体に粗さが目立つ。
ゲームバランスやダンジョン系ステージの構成、そして単調なクエスト(特にサイドミッション系)など。
そしてこれらの粗を、以後の続編がいかに繕い磨きをかけていったのかが浮き彫りになるのが興味深い。
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同じお使い系のクエストでも、2以降のシリーズ作はそこにキャラクターの通信や掛け合い、ちょっとしたイベントなどでアクセントをつけ、プレイヤーを飽きさせない配慮が細かく施されることは、初代の素っ気ないクエストを経ると改めて気付かされるだろう。
そんな今となっては素朴さが際立つ『Borderlands』だが、荒野のバンディット製バラック建てを思わせる、無骨だけどタフで消耗されないゲームデザインは、この初代でしっかりと確立されている。
そしてパシリ生活の果てにあるのは、The Vaultを巡る与太話の中で、自分はちょっと気の利いた使いっ走りにしか過ぎなかったことを思い知らされる、投げっぱなしジャーマンのようなエンディング。
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だけど置いてきぼりの小者気分も、そんなに悪いもんじゃない。
元々が一攫千金の話に軽率に乗っては荒野でがらくたを目の色変えて拾いまくり、それを売っ払う繰り返しに生き甲斐を見出していたケチ臭いスカベンジャー。
Fyrestoneに着くなり、のっけから便器の蓋を開いてアイテムを漁っていたようなハイエナ野郎だ。
そしてこの便器を漁る生活は、以後手を変え品を変え8年にも渡って延々と続くことになる。
最初にあのバスの乗客となったとき、惑星パンドラとの付き合いがそこまで長くなるなんて思いもよらなかった。
今ではこの不毛の荒野は第二の故郷。多くのVaultハンターたちが降り立ったFyrestoneのバスストップは、上京者にとっての上野駅みたいな地であったのだ。

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【Frisky Business】90年代C調探偵の成れの果て

   ↑  2018/02/16 (金)  カテゴリー: PCゲーム
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ファルコ・フリスクは私立探偵。ナードの相棒と共に事務所を構えている。
浮ついたナンパ男でキレイな女性と見れば調子のいいことを並べ立てる。
まあ要するに海原琢磨呂や天城小次郎といった、90年代エロゲ産私立探偵像に劣化コピーを100回くらい重ねたような奴だ。
しかしいくら軽薄なお調子ものとはいえ、あちらは『野々村病院の人々』や『EVE burst error』など、れっきとした傑作ADVクラシックの登場人物。
対してこの『Frisky Business』ときたら、ジャパニーズエロノベルゲームのフォーマットが、消耗に消耗を重ねた挙句にSteamの底辺にたどり着いたような一作なのだから。
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そんな造形もビジュアルパターンも何から何まで薄っぺらい男のもとに持ち込まれたのは、ピエロのコスプレをした男にストーキングされているという相談。
とるもとりあえず現場に向かってみれば、そこはムチムチの女子大生3人がルームシェアする大邸宅。
わお! 段取りもお膳立ても何もかもすっ飛ばして、いきなり楽園にようこそ! もっともあなたがここを楽園と思い込めればだがな!
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クライアントのJD3人組に聞き込みに行った先のコスプレショップ女主人、出てくる関係者は都合のいいことにみんなうら若き女性。
会うなり脈の有りそうな態度を投げかけてくるのがほとんどだが、一見それが無さそうなキャラクターも、ちょっと打診すればただちにぴょこんと脈が飛び出してくる。
フラグ立て? そんな余計な段取り必要ねえぜ!
そしてインスタントに突入する着エロシーンは、胸や股間の上をマウスでぐりぐりしてハート型ゲージをいっぱいにする、これまた懐かしいギミック。
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ちなみにナードの相棒や警察官の友人らバディキャラクターは、その知識や立場で物語を円滑に説明をすっ飛ばして進めるための存在。
非ネイティブにすら容易に伺える薄っぺらいテキストと、陳腐な効果音に彩られながら1時間ちょっと。
探偵らしい振る舞いも真似ごとにすら至らず事件はなし崩しに終了し、その間に挟まれたインスタントな着エロシーンもなんのフックにもならず、海外インディーエロゲーの底の底をとことん思い知らせてくれるゲームだ。

この記事に含まれるtag : ミステリ おとなの時間 Steam 

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2018/02/16 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |