ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

このページの記事目次 ( ← 2017-08- → )

total 3 pages  次のページ →  

【Ingress】ぶらりポータルの旅 ZOZOマリンスタジアム編

   ↑  2017/08/31 (木)  カテゴリー: Android
同じ駅の構内とはとても呼べない距離を歩かされる東京駅の京葉線ホーム。
そこから快速に揺られて30分。やっと辿り着くのは駅前で旧タイプのマーくんとリーンちゃんがお出迎えする海浜幕張駅。
東京の西の外れに住むオレにとっては、ちょっとした小旅行の距離だ。
海浜幕張はイベントの街だ。サマーソニック、ニコニコ超会議、レッドブル・エアレース、ももクロ。駅前からスタートする『Ingress』のミッションも、イベント絡みのものがやたらと多い。
これらのイベントミッション、巡るポータルもほぼ丸かぶってるのが笑えるポイントだが、オレが今日目指すのはその手のミッションの多くでゴールポイントに設定されている地だ。
170831001.jpg
ZOZOマリンスタジアム(ポータル名は旧名のQVCマリンフィールドになっているが、野球やサッカーのスタジアムはネーミングライツの関係でコロコロ名前を変えるので、申請する時はなるべく正式名を避けたほうがいいぞ)。
贔屓のプロ野球団がこの千葉の海沿いに引っ越して以来、オレの幕張詣ではずっと続いている。
だが今年はオレの足取りはちょっとばかり重い。
千葉ロッテマリーンズは基本的に弱い球団だが、しかし今シーズンの弱さはちょっとばかり度を越している。
170831010.jpg
ロッテファンになってもう30ウン年、川崎のまったく客が入らなかった頃を皮切りに、プロ野球記録の18連敗だとか、開幕11連敗だとか、もう色んな弱さを経験しているが、それでもここまでヒドいのはさすがに初めてだ。
非力にも程がある打線に足を引っ張られて投手陣も崩壊。無抵抗、為す術なし、手も足も出ない、そんな形容が似合う試合ばかりを毎日飽きもせず続けている。これに比べればアノマリーの時のレジスタンスなんか、まだマシな方である。
170831002.jpg
重い足を引きずりまず向かうのは、球場の隣にあるマリーンズミュージアム。併設されたマリーンズストアは、レプリカユニフォームから文具まで、マリーンズのありとあらゆるグッズを扱う店だ。
そこでオレの目に止まったのは、この中では明らかに浮いているアイドルオタ御用達風のデザインが施されたうちわ。
今やなんでもアイドルになる時代。マリーンズもエイベックスと手を組んで、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズというユニットを売り出していたのだ。
本拠地主催試合で3万5千杯のビールを売り上げなければ解散なんて、もはやアイドルでも何でもないミッションを課せられていたこのユニット。
今日は試合後にそのカンパイガールズのミニライブがある。そしてこのうちわを買えば、ライブ後に行われる握手会の参加券がもれなく付いてくる。
170831003.jpg
「やる前に負けることを考えるバカがいるかよ!」
そう言ったのは今や娘婿とすらも泥沼の関係に陥った"ガチ裏切り王"アントニオ猪木だが、ここに一人いるわぁ!!(掟破りの闘魂逆ビンタ)、I・G・F!!(返す刀で往復ビンタ)。
3回に2回は負けてる今シーズンのロッテだ。どうせ今日も負けだろう。
だったらその時は、はるばる幕張まで来たのはカンパイガールズのライブ&握手会のためということにして、野球の試合はそのオマケと考えればいい。
170831004.jpg
最近のアイドルユニットのお約束で、各メンバーにはそれぞれイメージカラーが設定されている。
RESエージェントであるオレがチョイスするのは当然青の娘だ。
「野球の女神降臨 あおいの全力投球受け止めます」
日常生活では絶対にお目にかかることのないフォントが綴られたうちわを抱え、オレはまず志ん橋のバンダナ寿司弁当を確保するために、内野席のゲートへと向かうのであった。
170831011.jpg
「早く終わんねえかな、この前座」
入場から1時間後、マリーンズ打線が楽天のルーキー藤平に手もなくひねられるのを眺めながら、心はもう試合終了後のカンパイガールズミニライブ&握手会に飛んでいた。
マリンスタジアムはホームランが出にくい球場だ。打線の非力っぷりをそうフォローしてみても、楽天のペゲーロが逆風を衝いてボールを軽々スタンドに運ぶさまを見ると、何も言えなくなる。
170831005.jpg
恒例の"ちっとも追いつかない程度の反撃"を経てゲームセット。
いつもならゲートが空くまでゆっくりスタンドで余韻に浸るところだが、今日はそうも言ってられない。
最後の打者が凡打を打ち上げるのを見届けて席を立ち、球場脇の特設ステージに直行だ。
いよいよ本日のメインディッシュ、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズの登場である。
ステージ最前列に陣取った常連らしき人々と、それを後ろから控えめに取り巻く"せっかくだから観てこう"勢、約50人ほどに囲まれたステージ。
先頭を切ったリーダーの「残念ながら今日は負けてしまいましたが」挨拶に、思わずお笑いウルトラクイズの春一番をデジャブする中、ミニライブは始まり、そして既に22時近い時刻を配慮してか、あっという間に終わった。
170831012.jpg
続いては握手会だ。オレも左手にド派手なうちわ(それにしてもコレ、どうやって持って帰ろう?)、右手に参加券を握りしめ列に並ぶ。
ステージ上に並んでにこやかに握手をするメンバーの先頭に立つのは、あの青の娘だ。
「来てくれて……、ありがとう」
向こうから手を差し出す青の娘の目からは、大粒の涙がこぼれ出しているではないか。
「次も…、次も来てくださいね」
鼻をすすりながら感極まった声でそう語りかける青の娘に、オレは心の中で、
「行く行く! 絶対行く! オレんちからここまで2時間半かかるけど、必ず行く!」
と応えていた。
170831007.jpg
見ず知らずのおっさんに感極まって涙を流してくれるなんて! こうなったらこっちも遅すぎたドルオタへの道に目覚めざるを得ないだろう。
ああ、しかしカンパイガールズは、はなっから無理目なビール売上ノルマを課せられて、存亡の危機に立たされているのであった。
買う買う! ビール買う! オレ飲めないけど次来たときはビール10杯くらい買う!
マリーンズの選手たちも、もう野球なんてやらなくていいから、カンパイガールズからビール買え!
特にペーニャとパラデスは2人で500杯くらい飲めそうだろ。バット振らなくていいからビール飲め!
球団も、残りのペナントレース辞退して構わないから、空いた日程を全部カンパイガールズのライブで埋めろ。観客1人あたりビールノルマ10杯!
170831008.jpg
青の娘の潤んだ瞳を目に焼き付けながら、カンパイガールズとのちょっと遅かった出会いを悔やみつつ、オレは帰路についた。
東京駅で乗り換えた中央線の中で開いたツイッターには、青の娘の「コンタクトが不調で目が痛かった」ツイートが踊っていて思い切りオチをつけてくれてたが、でもそんなの関係ねえ!
ビバ・カンパイガールズ! オレは2017カンパイガールズの存続をロッテ球団とエイベックスに強く訴える所存です!


この記事に含まれるtag : イングレス 野球 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2680.html

2017/08/31 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【アケアカNEOGEO ジョイジョイキッド】気まずい再会

   ↑  2017/08/29 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
170829008.jpg
イスに腰を下ろしておしぼりで手を拭き拭きしながら「どれにしようかな」。
寿司屋のカウンターではない。90年代初頭のゲームセンターの話だ。
NEOGEOという妙にインパクトのあるロゴがやって来たのは、ストⅡをきっかけにアーケードが爆発的な格闘ゲームブームに包まれる、ほんの少し前の頃だった。
その筐体は4~6つののゲームが収められていて、遊ぶ側は任意のゲームをチョイスすることができる。
昔、任天堂の赤い筐体で似たようなのがあったが、少なくともオレの観測範囲ではそれ以来途絶えていた仕様だ。
170829007.jpg
目を引く特徴を備えていたMVS筐体であったが、その代名詞となる『餓狼伝説』が出るまでは、パッとしているとはお世辞にも言えないような存在であった。
『トッププレイヤーズゴルフ』『リーグボウリング』『NAM-1975』『麻雀狂列伝 -西日本編-』などなど。
そのうちのいくつかは現在コンソール機で展開されているアケアカNEOGEOに移植されているが、いずれも普遍的な人気とは縁遠かったタイトルだ。
170829005.jpg
そんなマイナータイトルばかりが一箇所に寄せ集められた様子は、まだピカピカな筐体にもかかわらず、節操のない二本立て三本立てプログラムの、うらぶれた映画館のようなイメージをオレに与えた。
その手の映画館が大の好物だったオレは、もちろんこの筐体に食いついた。何よりいつも空いてたし。
『リーグボウリング』に苦笑し、アクション系ゲームの難度に目尻を釣り上げ、『麻雀狂列伝』のしょうもないギミックに思わず脱力し。
まるで倦怠期すらも通り越したカップルのような、MVS筐体との気のない付き合いの中でも、もっとも多くの時間を共にしたのが"パチテトリス"『ジョイジョイキッド』だ。
170829001.jpg
ブロックの構成や、それをボタンで回転させて落とす操作など、確かに『テトリス』に酷似した見た目だが、画面下部でうだうだしている気球を上に逃がす面クリア型のシステムや、何よりもブロック落下の原理が根本的に違うことから、似て非なるゲームと捉えた方がいいのだろう。
もっとも当時のオレは順番待ちするくらい混んでいた『テトリス』の代用品と割り切っていたし、他の人たちの認識もそんなとこだったのではないだろうか。
170829003.jpg
そんな熱中とはほど遠いダラダラした付き合いを過ごしたゲームが、Xbox One国内ストアを制圧せんが勢いのアケアカNEOGEO旋風に乗って、まさかの降臨。
それを迎えるこちらのテンションは、レトロアーケードの復刻版にありがちな「待ってました!」とか、「オレの青春の一作が!」なんて情熱混じりの歓待ではない。
便宜的なセフレと20年ぶりに再会したような、なんともむず痒い気まずさが先に立つ。
170829002.jpg
そして久方ぶりに遊んでみた『ジョイジョイキッド』。
時を経て気づいた新たな魅力の発見なんてものがあるはずもなく、むしろブロック出現の偏りとか、ステージ構成とか、難度上昇のタイミングとか、当時は適当にやり過ごしていた雑な造りが改めて目立ってしまうのであった。


(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2679.html

2017/08/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Battlefielt: Bad Company】孤高のはみ出し小隊

   ↑  2017/08/23 (水)  カテゴリー: XBOX 360
170823007.jpg
アクションゲームやシューターにフィーチャーされている要素で、悩ましい存在なのがいわゆるコレクタブルアイテムの類だ。
中には録音テープやメモの形を借りて、ゲームのバックグラウンドを補完してくれるものもあったりするが、大半のそれは、「これを集めたところで、だからどうしたのよ?」と文句の一つも言いたくなる、どうでもいいものばかり。
生命の危機に直面していたり何か切羽詰まった状況にいるはずの主人公が、これを拾わんがために、そのシチュエーションではありえない遠回りとか、行き止まり探索を強いられているのは、明らかに整合性を欠いている。
170823003.jpg
だがこの『Battlefield: Bad Company』(以下『BFBC』)に於けるコレクタブルアイテムの場合は、その例に当て嵌まらない。
はみ出し小隊バッドカンパニーの連中が、マップを大幅に遠回りして呑気にアイテムを探して回るのは、それがズバリ金塊の山だから。
そしてバッドカンパニーが軍事行動を逸脱して、たった4人で好き勝手に行動しているのは、その金塊に目が眩んだから。
アイテムをわざわざ集めさせるのに、これほど説得力のある理由は他にはないだろう。
170823006.jpg
軍隊の問題児たちが、戦争の最中に欲に目が眩んで勝手なことをしでかす例で、真っ先に思い浮かぶのが、クリント・イーストウッドが主演した「戦略大作戦」。
第二次大戦下の欧州戦線。ドイツ軍が占拠する町に大量の金塊が置かれていることを知ったイーストウッドは、仲間を募ってその町に勝手に進撃開始。
民間人引き連れてどんちゃん騒ぎしながら進軍するわ、マカロニウェスタンのパロディを唐突におっ始めるわと、やりたい放題の娯楽戦争活劇。『BFBC』のプロットと非常に共通項の多い映画だ。
170823001.jpg
そう、『BFBC』は「戦略大作戦」に負けず劣らない一大娯楽戦争活劇。
このゲームには、チャプターごとに悲劇的な死を遂げる仲間たちだとか、お偉い政治家や将軍様たちの分かったような分からないような鬱陶しいお言葉だとか、炸裂するキノコ雲に表される世界情勢の現実だとか、無慈悲なシチュエーションをことさらに描いて表現する戦争の冷酷さだとか、そんなもっともらしさの押し売りは一切ない。
あるのはひたすら呑気な戦争ごっこ。バットカンパニーの仲間は、イベントで劇的な死を遂げる心配なんてする必要のない脳天気な連中だし、出てくる敵は、こちらが「ばーん」と叫べば、「うわあ、やられたあ」と素直に付きあってくれる、やられ役という役割から逸脱せずにでしゃばらない、実に後腐れのない奴らだ。
170823005.jpg
そして『BFBC』の能天気な戦争ごっこ世界は、愛すべきバッドカンパニーの連中が活躍するシングルキャンペーンだけではない。
攻守の役割がはっきりと別れ、筒状に細長い戦場が進行に応じてスライドして行くラッシュモードは、『Frontlines: Fuel of War』のフロントラインシステムと並ぶ、おおらかさとメリハリの効いたゲーム性を同居させたチーム戦マルチプレイモードとなっている。
やたらとだだっ広い戦場なのにダレ場をまったく作らないラッシュモードの秀逸さは、後に導入された旧態依然のコンクエストモードと比較すると、さらに明白となるだろう。
170823004.jpg
『CoD』とその亜流に対してアンチテーゼとして機能していた『BFBC』であったが、残念ながらその後のDiceは時流へ少しずつ歩み寄ってしまい、続編となった『Battlefield: Bad Company 2』は、シングル、マルチ共に、一作目にあったいい意味でのおおらかさが大きく減退した内容となってしまった。
『BFBC』には、『BFBC2』を経て『Battlefield 3』でさらにエスカレートする、タチの悪いレベル制装備&スキルアンロックシステムへの依存もない。
アメリカンフットボールの攻防にも似た横長な戦場での押し引き合いは、戦場が狭くなってしまった『BFBC2』のラッシュモードと比べても、遥かにメリハリとテンポの良さに満ちている。
『BFBC2』リリース後も、『BFBC』のオンラインがしぶとく盛り上がりを見せていた事実からも、この初代バッドカンパニーの他では代替の効かない魅力を物語っているだろう。

<Xbox One互換対応タイトル>

この記事に含まれるtag : FPS ONE互換 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2678.html

2017/08/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 曽根丘陵公園編

   ↑  2017/08/21 (月)  カテゴリー: Android
170814008.jpg
車窓から見える明かりがどんどん乏しくなってゆくタクシー車中で、オレたちの口数も次第に少なくなっていった。
MD甲府のアフター、The Insect Night。夜の甲府山中に繰り出して虫の生態を観察しようというイベントだ。
「ちょっと遠いところですが」
主催者は申し訳なさそうに言ったが、しかしオレはその時点では「いくら遠いと言ってもMDのアフターイベントだし、とんでもないとこじゃないだろ」と高をくくっていた。
170821005.jpg
だがオレは虫のためなら38度線も突破しかねないマニアを甘く見ていた。
不安に耐えかねて開いたGoogleマップの現在地は、甲府の中心街からはるか離れた地を指している。このまま山を二つほど越えたら、もう富士五湖ではないか。
やがてタクシーが辿り着いたのは、明かりのない丘陵地をがんがん登って行った先にある広大な公園。しかし今は夜の8時。公園の全容を目視で確かめる術はない。
こんなところを夜タクシーで訪れるおっさん二人組は明らかに不審なのだろう。
「なんかあるんですか?」そう訝しげに尋ねる運転手に、オレは「……虫です」と答えるのが精一杯だった。
まぁどう答えたところで、どうせあの運転手はこちらのことを"ホテルにあぶれた中年カップル"とでも認識したのだろう。
170821002.jpg
人っ子一人いない公園を奥の方に歩いて行くと、ほのかな灯りの中にボーっと浮かび上がったのは、捕虫網を持った怪しい集団。
不審者と呼ばれるエージェントの中でも、もっとも不審な人たち。虫部の皆さんと、それに誘蛾灯のようにつられて集まった人々である。
この不審な集まりの救いとなっているのが、網と虫かごを手に屈託のない笑顔を浮かべている数名のお子様たちだ。
思えばオレも彼らくらいの年頃には、虫にまみれた日々を送っていた。
カブトムシを獲るために台所からくすねてきた蜂蜜を雑木に塗ったり、地蜘蛛を捕まえてデスマッチをやらせたり、スズメバチの巣にどれだけ近づけるかチキンレースに興じていたものだ。
いつしか虫とも野山とも無縁になり、虫と言えばザ・スターリンのアルバムジャケットが真っ先に思い浮かぶ汚れた大人になってしまったが、いい機会だ。今日はあの頃の無垢な心に戻って虫と触れ合おうではないか!
170821007.jpg
では20分ほど移動してセミの羽化ポイントに向かいます」
しかしこの虫に取り憑かれた集団が。虫にまみれたこの丘陵地をスムーズに動けるわけがない。
ほんの数歩踏み出しては、「あーっ、バッタだー!」
間髪入れずそしてバッタの周りに群がり、まるでオートショーのカメコみたいな勢いで写真を撮りまくる一同。
ようやく動き出しては「あーっ、コガネムシだー!」再び歩きだしては「あーっ、セミの抜け殻だー!」。
しまいには「あーっ、ヒキガエルだー!」と、虫でもなんでもないものにまで群がる始末で、なかなか先に進めない。
170821003.jpg
夏の盛りということで、やはり一番目立つ虫はセミ。
元気に鳴いてるやつ、抜け殻、地面に落っこちて息も絶え絶えになってるやつと、そのバリエーションも様々。
木と街灯が隣接している場所なんてのは、まさにセミのホットスポットで、ちのっちさんが捕虫網を差し出せば、もうぶわさーっと無数のセミが一斉に大乱舞。
「ハムナプトラだ……」と思わず呟く者もいれば、「ぎゃー!」と絶叫しながら愛娘を盾にして身を隠す母親もいるなど阿鼻叫喚の騒ぎの中、B-29を竹槍で落とすかのような勢いで捕虫網をぶんぶん振り回す主催者。
一通り振り回した後の網の中には、もうセミの大群が「ぶおおお」と唸りをあげながら蠢いていて、またもや響き渡る「ぎゃー!」の叫び声。
「ではリリースしまーす」「ぎゃー!!!!」
170821004.jpg
そんなこんなの騒ぎの末にようやく辿り着いた羽化ポイント。
とは言えセミが羽化する瞬間なんて、本来なら「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」の中でしか観られないような光景である。
「ホントに観られたらラッキー」程度の気分でいたが、それは虫マスターに対してあまりにも失礼なテンションであった。
足を踏み入れたその一帯には、まさにいま羽化せんとするセミの姿があっちにもこっちにも!
冴えない色の殻から身を出したセミはまだ色も鮮やかで、みんなが照らすライトにショーアップされてさらに神秘的な風情で静かにゆっくりと身を動かしていた。
これを観ることができただけでも、タクシーを飛ばしてきた甲斐があったというものである。

この記事に含まれるtag : イングレス 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2677.html

2017/08/21 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 山梨県立文学館編

   ↑  2017/08/20 (日)  カテゴリー: Android
170814008.jpg
甲府駅北口よっちゃばれ広場、午前10時。ただでさえ低血圧なオレは、寝不足で併せ一本の青白い顔で、ふらふらとここに辿り着いた。
既に集まっていたコミュニティメンバーが「顔色めちゃくちゃ悪いですよ」と心配の声をかけてくれたが、それに続くのは「どうせビデオオンデマンドとかを朝まで観てたんでしょ」の一言だった。相変わらずヒドい色眼鏡もあったものである。

ホテルの柔らかいシモンズ社製ベッドの抱擁を振り切ってここまで来たのは使命があるからだ。注文のバイオカード束の運び屋という大切な任務が。
広場はチェックアウトの手続きに並ぶ気の早いエージェントたちで沸き返っていたが、わざわざ甚平に着替えてきたのが目印になったのか、取引のお相手たちともあっさりとコンタクトができ、受け渡しは無事に終了(このうちのひと束は、いったん東京に舞い戻った後、再び甲信を越えて北陸入りする流浪のルートをとることになる)。
170820001.jpg
山手御門の隣にある小洒落た一角にて、みんなでモーニングアイスを貪り食った後は、それぞれ思い思いの本日スケジュールをこなすために一旦散開。
この甲府MDのミッション構成、12個中5つは駅周辺の中心街を回るだけで済むが、それ以外は駅から離れた観光地となっている。
ミッションメダルを一列揃えるには、自然とどれか一つの遠い名所スポットに向かわなければならない練られた構成だ。

クルマやバイクなどの足があれば12個コンプも可能だろうが、路線バス移動となるAGは自然とどのスポットに向かうかの選択を迫られることになる。
善光寺、昇仙峡、科学館、遊亀公園動物園など、ミッションポイントは甲府の東西南北に絶妙に散っていて、みんなどれを捨ててどれを取るかに相当アタマを悩ませただろうが、オレは最初から心に決めた場所がある。
170820004.jpg
甲府の中心街からバスで10数分のところにある芸術の森公園。
彫刻が点在する園内には県営美術館と県営文学館が併設されている。美術館はよくあるが、地方自治体でこれだけの規模の文学館はそうはない。さすが数多の文人を生み出した山梨の地である。
園内の彫刻を巡るミッションをさくっと済ませてメダルを一列揃えたあとは、再びよっちゃばれ広場に集合する時間まで、ゆっくり文学館に腰を据えるのだ。

折しも文学館では作家のデビュー展という企画が開催中。さらにはコミック「文豪ストレイドッグス」とのタイアップ企画も行われていたようで、入り口でそのキャラクター缶バッジをいただいた。
特別展入口横のブースは樋口一葉。その最初の展示物は…………、5千円札!
「そう来るか!」と思わず力が抜けたが、まあ三ノ輪にある一葉記念館の方にも、きっと5千円札は飾られてるのだろう。今度行ってみよう。

細かい展示内容については割愛するが、太宰治の作為のないピュアな個人文献なんかを見てると、この人は今の時代に生まれてたら、その文学衝動をTwitterとか2ちゃんねるなんかで、きっとすべてムダ遣いしていたんだろうと強く感じた。こういうタイプの人、SNSとかでよく燃えてるよ。
170820002.jpg
時間ギリギリまで文学館を巡った後、エージェントが再びわらわらと集結しているよっちゃばれ広場に戻り、関係者の挨拶、そして記念撮影。
ミッションデーの公式のプログラムは、とりあえずここで終了。だが甲府MDはまだまだ終わらない。
飲み会や歓楽街の誘惑を振り切って向かうのは、今回のMDのメインディッシュとも言える、虫の姿を追い求めるミニツアーだ。
次回、夜の丘陵公園に蠢く虫と怪しい大人たち!

この記事に含まれるtag : イングレス 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2676.html

2017/08/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |