ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Ingress】ぶらりポータルの旅 武蔵浦和編

   ↑  2017/07/30 (日)  カテゴリー: Android
浦和。Ingressエージェントには一見敷居が高そうな街だ。
なにせここは浦和レッズの本拠地。駅前でRESとENLがごちゃごちゃやっていたら、「マリノスとベルマーレがこんなとこで何してんだ! 神奈川でやれ、神奈川で!!!」と、気性の荒いレッズファンにたちまちのうちに追い立てられそうだ。
しかし浦和でスキャナで開いてみたら一面赤かったなんてことはあるわけなく、いつもどおりの見慣れた青と緑の分布がそこには広がっている。
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だがやはりアウェイな気分はつきまとう。
一部ポータルにもなっている街なかのマンホールに施されたデザインはサッカーボール。
ガキの頃から野球好き。たまにサッカー中継を観ては、「あの倒れて死んだふりするのは、一試合に何回まで許されてるの?」と、真顔で尋ねたりするオレにとっては、ミッションまでレッズ絡みばかりな浦和の街はどうも落ち着かない。

しかしそのサッカータウン浦和も、武蔵野線と埼京線が交わる武蔵浦和の方に行くと、ちょっと様相が違ってくる。
駅前に立ち並ぶのはまだ新しいタワーマンション。再開発地区だけあって、埼玉の他の街とはちょっと様子が違う。
駅からテラスを通って直接入れるラムザタワーマンションには、そのガーデン部分にポータルが密集している。ここに住んでいればエージェント的にはウハウハではないか!

ちなみに隣接した南にある、やはり豪勢なガーデンを備えたスカイ&ガーデンマンションは、ポータルの数はゼロ。
これはポータル申請が打ち切られた直後の時期にマンションが竣工したためだ。
タワーマンションの住民は住民同士で微妙な軋轢や見栄の張り合いがあると聞く。スカイ&ガーデンに住むエージェントは、ラムザ住まいのエージェントに対してさぞや忸怩たる思いがあるだろう。
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そのスカイ&ガーデンを横目に、上越新幹線の高架沿いにさらに南に下ったところが今回の目的地だ。
広がるのは大きな工場地帯。
ただの工場ではない。建物の外壁に記されているのは「雪見だいふく」「ガーナチョコレート」の文字。
そう、ここはロッテの本社工場。武蔵浦和は実はロッテタウンなのであった。

この大きな建物群の中で、日夜何千個ものトッポやコアラのマーチやパイの実やジェラートマイスターが生産され出荷されていくのだ。
それを考えただけで、フェンスにしがみついて「うおー、入れてくれー!」と騒ぎたくなってくるではないか。
しかもこの工場敷地内には、一般人は利用することのできない、社員研修を兼ねた関係者専用のロッテリアがあるのだ。
入れないだけに想像が膨らむ。もしかしてここだけ今でもイタリアンホットサンドとか普通にメニューにありそうだ。
それを考えただけで、「うおー、イタリアンホット食わせろおー!」とフェンスを乗り越えたくなってくるではないか。
惜しむらくは工場地帯の常で、この一角にはポータルがまったく存在しないことだ。

せめてビックリマンチョコの像だとかモナ王の碑だとかを外周に置いてくれたら、手っ取り早くポータルになって「ロッテ工場見学」ミッションとかも作れたかもしれないのに。
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その工場の南に、ようやくロッテの名を冠したポータルが出現する。
あるのは野球場と呼ぶにはおこがましい、練習グラウンドに毛が生えた程度の施設。千葉ロッテマリーンズの二軍本拠地、ロッテ浦和球場だ。
12球団ファームの中でもっとも貧相な設備。観客席は内野両脇に盛られた土の上に併せて100ちょっと。入場は無料だ。
関係者通用口も普通に道路に面しているために、ここは選手との距離がめちゃくちゃ近い。
以前入り口から全景の様子をカメラに収めていたら、オレの真後ろでボウカー(当時巨人)が写真を撮り終えるのをニコニコしながら待っていてくれて、振り返ってびっくりしたことがある。
背後にボウカー。なかなか出会えない経験だ。

今日のカードはロッテ二軍対フューチャーズ(巨人と横浜の二軍未満の急造混成チーム)。
初回、ロッテの黄金ルーキー平沢大河が無造作な一振りからボールを軽々スタンドまで運んだ。
このレベルの相手から打ったところで参考にならないことは承知しているのだが、守備時にも年配の選手を差し置いて一番声を出し中心になっている姿を見ると、やはり一軍に上げてあのレベルで経験を積ませたいなあと思ってしまう。
もっとも闇金から金を借りまくって多重債務で首が回らなくなっているような今のロッテ一軍に、とても人を育てる余裕なんかないことも分かってはいるけど。
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マリーンズと言えばあの地鳴りのように響き渡る応援だが、二軍の試合を観に来るような業の深いファンは、みんな揃って木陰から見守る星飛雄馬の姉ちゃんみたいなメンタリティなので、せいぜい響くのは控えめな拍手くらいだ。
オレも直射日光を遮るタオルの間からそっと片方の顔だけを覗かせ、小声で「大河、頑張るのよ」とエールを送るのだった。
ロッテ浦和球場に隣接するのは、こちらもやはりポータルになっているロッテ室内練習場。
武蔵浦和駅からこの二つをゴールにして「ロッテの星をめざして」なんてミッションを作ろうかとも考えたが、その間にポータルがまったく無い上に、「そもそも昔からロッテの星ってあんまり光んないよな」と我に返る武蔵浦和詣であった。

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2017/07/30 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Cabela's Alaskan Adventure】極北の狩猟

   ↑  2017/07/28 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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暑い。東京は死ぬほど蒸し暑い。
いや、暑いのは東京だけじゃない。避暑って言葉が時代遅れになるくらい、日本全土まんべんなく気温が高くなっている。
夏のバカンスに軽井沢や北海道に涼を求めに行ったのは、もうひと昔どころかふた昔前の話だ。今はどんな山の奥に行こうが、「逃げられると思ってんのか、コノヤロウ!」とばかりに暑さが追いかけてくる。
いや、でも地球にはまだ湿気とか部屋干し用脱臭剤なんてのとは無縁の土地が残っているはずだ。そう、たとえばアラスカとか!
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アラスカ。字で書くだけでもなんか涼しくなったような気分になる。
ベーリング海峡がアメリカとユーラシアを分かつ所。極光の下の大自然。天気予報におそらく熱中症警報の項目がない場所。
アウトドアアドベンチャーシリーズではお馴染みのオープニング、水上機で訪れるは、そのアラスカの地。
穏やかに振りそそぐ極北の日光。これ以上はないくらい澄み切った空気。手つかずのままの大自然。そこに息づく数多くの野生動物。ああ、この地には人に我が生命の躍動を実感させる何かがある!
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とは言ってもホントに訪れる気などさらさらない。
なにせアラスカには、あの恐ろしいデカいクマが棲息しているではないか。中学生のときに吉村昭の「羆嵐」を読んでトラウマを植え付けられて以来、オレは人よりデカいサイズのクマが住む場所には、北海道であろうと絶対住むまいと心に誓っているのだ(たとえ札幌のような市街地であっても、地続きである限りあいつらがフラッとやって来ない保証はどこにもない)。
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透明な空気をバーチャルで感じながら、ハンティングライフルを手にまずはチュートリアル。
「左スティックで移動してみよう」OK、OK。「Yボタンでかがんでみよう」ご親切にどうも。「RBボタンでスコープを覗いてみよう」はいはい。「獲物の姿を捉えられたかな?」……シロクマじゃねえかよ! 「さあ、ズドンといってみよう!」やだよ!
獲物じゃねえだろ! オレの常識ではこっちが獲物だよ! だいたいチュートリアルでカジュアルに狩らせる生き物じゃねえだろ! 弾をカキーンカキーンって弾き返しながら、こっちに突進してきたらどうすんだよ!
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猛獣狩りFPSの『Dangerous Hunt』シリーズや、底抜け射的ゲーム『Trophy Bucks』など、ひとえにカベラス狩猟ゲームと言っても様々なバリエーションがあったりするが、やはり本道は大自然の中を彷徨き、男の本能の赴くままに狩猟や釣りをフリーダム楽しむ『Outdoor Adventure』シリーズ。
キャラクタークリエイトでは、トランプの集会に旗持参で駆けつけそうなキャラしか作れないが、それもシリーズの伝統だ。
序盤の獲物はナキウサギにビーバー、キツネにカリブー。基本的に穏健なこいつらを狩っているうちはまだいいが、そうやってゲームを進行させていくと、やがて「じゃあ次はグリズリーを撃ってみましょう!」なんてミッションが否応無しに降ってくる。カンベンしてくれよ!
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オレとしては熊さんとはなるべく穏便な関係に済ませておきたいのだが、ゲームのシステムがそれを許してくれない。
せめて映画「グリズリー」のラストシーンみたいに、こちらもバズーカ砲かなんかを使いたいところだが、アラスカの自然保護条例がそれを許してくれない
ならば、できる限り遠い距離からずばっと狙撃して終わらせたいものだが、リアルだか何だか知らないが、この『Alaskan Adventure』の銃器の弾道は異様に沈み込むのだ。もうスコープを使っても、狙った箇所に着弾させるのは不可能なくらい。
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そうなると取れる手段は、弾を確実に当てられるくらいの距離に踏み込んで、差し違える覚悟で銃をぶっ放すことくらい。
クマの懐に飛び込むという真似は、できる限りしたくはないが、他に方法がないから仕方ない。
まあ本作に限らずカベラスの狩猟ゲームには、息を殺して遠くから狙って撃つよりも、獲物目がけて駆け寄りながら狂ったように銃を乱射するほうが手っ取り早いという、狩猟ゲームとしては何かが根本的に間違っている攻略法が存在するのだが、それを何一つ修正しようとする素振りすらみせない、進歩に背を向けた我が道っぷりも、カベラス狩猟ゲームシリーズの真骨頂だったりするから困ったもの。
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ハンティングの合間には、釣りやシューティングレンジ、鴨撃ちなどを楽しめるのも、Outdoor Adventureシリーズの恒例だが、本作ではご当地バージョンのお楽しみとして、犬ぞりのタイムアタックレースも用意されている。
もっともどこに舞台を移そうが、ゲームとしてもシミュレータとしても雑な造りの、相も変わらずの雰囲気体験だけのインタラクティブアトラクション。
そのカベラスゲー伝統の作法は、このアラスカの地においても何一つ揺るがないのであった。

<国内版未発売 / Xbox One互換対応ソフト>

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2017/07/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 水喰土公園編

   ↑  2017/07/25 (火)  カテゴリー: Android
『Ingress』にはミッションという遊び方がある。
ま、早い話がスタンプラリーみたいなもんで、指定されたポータルを巡ってハックすると、専用のデザインが施されたメダルが貰える趣向だ。
このミッション、運営ではなく在野のエージェントが作成するのが肝で、ポータル巡りのプランニングからメダルのデザインまで、そのすべてが個人の裁量に任されている。
中にはこのミッションの作成申請しかしないエージェントまでいるくらいで、オーソドックスな街巡りから故事来歴にちなんだものまで様々な趣向を凝らしたミッションが、次から次へと生まれてはスキャナを賑わせている。
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このミッションで主流となっているのは連作と呼ばれるタイプだ。
複数のミッションを指定の順番にクリアすると、統一されたデザインのメダルが順に並び一個のメダルアートが完成する。
だが『Ingress』を始めた当初は、目先のミッション達成メダル(ちょっとややこしいが、こちらはミッションのクリア数に応じて授与される、個人スタッツの報奨メダル)欲しさに、連番なんかまったく考えなしで手当たり次第にミッションを消化していたので、特に地元近辺のメダルは並びがグッチャグチャになってしまっていた。

『Ingress』を始めてはや二年。そろそろオレにも連作ミッションを順番通りこなす知恵がついてきた。
いい加減地元エリア周りでも連作メダルアートの一つや二つでも完成させておきたいこところだ。
目をつけたのは「青梅線のホタルスポット」。
玉川上水沿いのホタルの姿が拝める場所を繋いだミッションで、一駅間徒歩で済むスケールも手軽だし、何よりこれを作成したのは所属地域コミュニティの仲間だ。彼が旅行から帰ってきたときにお土産を貰う大義名分も立つ。
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そんな調子でほんの思いつきで衝動的に始めたミッション。
しかし考えるまでもなく、7月下旬にホタルの姿があるわきゃない。一見涼しそうに見える上水沿いも、湿気がダマになって襲い掛かってくるようで、あっという間に汗だくになり早くも後悔でいっぱいだ。
そうこうしているうちに日も暮れてきて、たどり着いたのは拝島駅近くの水喰土(みずくらいど)公園。
もう名前だけで「脅かさないでくださいよう」とビビリが入りそうな響きだ。妖怪水喰土とか、水木しげるの妖怪図鑑に載っていてもおかしくなさそうではないか。

実際のところは、江戸時代に玉川上水を通す工事をしていた時に、この辺りの地質が水をぐいぐい吸い込んじゃうので、慌てて計画を変更した由来から名付けられた地名らしい。
こういうちょっとした歴史小トリビアに巡りえるのは『Ingress』の良いところだが、しかし今のオレは頭の中で、ついうっかりイメージしてしまった水木しげる絵の妖怪水喰土に完全にテンパってしまい、玉川兄弟の苦闘に思いを馳せている余裕など無い。
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しかもこの水喰土公園、灯りがまったく無い。どんなちんけな公園でも、水銀灯の一つくらいは普通あるもんだが、ここは立派な公衆トイレがある規模の公園なのに、灯りと呼べるものが何一つ存在しないのだ。
さらに今日はあいにくの新月。公園の中を包んでいるのは、伸ばした手の先も見えない漆黒の闇である。
このままベンチでまぐわうカップルの元に辿り着けば、男と入れ替わったって分からないくらいの暗黒だ。いや、男の方を押し倒したとしてもきっと気づかないだろう。

そんな場所に懐中電灯はおろか、サンダル履きで迷い込んでしまった。
この暗闇の中で頼りになるのは、スキャナ画面マップにかすかに映る地形くらいのもんである。
「水のついでにお前も喰らうてやろうかあ!」
暗闇の向こうから、今にも妖怪水喰土の舌なめずり混じりの声が響いてきそうで、いい年こいたおっさんが完全に泣きが入っている。
「こんなミッション作りやがってえ!」
半べそで八つ当たりをぶつけるのは、ミッション作成者であるコミュ仲間の福顔だ(山梨の桃、ありがとうございました)。
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「ごつん!」
スキャナマップに表示された通路らしき所を恐る恐る手探りで進んでいたら、指先を思い切り硬いモノにぶつけた。
手で擦りながら少しずつ近づいてみると、それは工事中のフェンスであった。
通れないのか。この真っ暗闇の中で迂回を余儀なくされるのか。この公園はどこまでオレを苛めるつもりだ。
痛む指先を押さえながら、次に八つ当たりの対象となるのは玉川兄弟だ。
「そもそもお前らが上水なんてもんをこさえようとしなければなあ!」

暗黒の中を彷徨うこと一時間。それでもポータルの道標はありがたいもので、右往左往して迷ったりしながらも、なんとか街灯のある一角まで脱出することができた。
そこで燦然と輝きオレを出迎えてくれた文明のネオン看板に記された文字は「スナック わがまま」。
漆黒地獄から抜け出していきなり出会うには、ちょっとパンチの効きすぎた店名だ。
きっと「お通しはそこらのコンビニで自腹で買ってきて~」とか「今日はなんかお釣り出したくない気分~」などとのたまいながら、タバコをぶかぶか吹かせているママが待ち構えているのだろう。
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しかし大して歩いたわけでもないのに疲労困憊、何より下戸のオレには、あいにくとそれを確かめるすべはない。
サンダルをぺたぺた鳴らしながら拝島駅の方に歩み出し、そして「そういやSuica持ってきてねえよ……」と途中で気づき、妖怪水喰土に魂を食い荒らされたような気分になりながら家路に着くのであった。

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2017/07/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Aqua TV】ヴァーチャル水槽の伝統

   ↑  2017/07/21 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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魚を飼い始めてもう20年になる。
とは言っても生きた魚ではない。ずぼらで甲斐性のないオレがそんなもんを飼い始めたら、待っているのは悲劇だけである。
一番最初はペン2のWindowマシンだっただろうか。それのクソ馬鹿でかいモニターの中に数匹の熱帯魚を放り込んで以来、モニターやテレビを水槽に見立てる習慣が、なんとなく続いてしまっている。
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その"モニター水槽見立て"も、ブラウン管から液晶、モバイルPCにスマホと寄親となる機器の激しい変遷をモノともせずに、細々と息長く続いている不思議なジャンルだ。
中でも栄華を極めたのは、オープンブック9003の『アクアゾーン』シリーズ。
最盛期にはコンソール機にまで進出し、セガサターンで無茶な展開をしていたが、2000年あたりを境にその勢いは徐々にトーンダウンし、いつの間にやらそのブランドは音沙汰なくなってしまった。
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しかし本家『アクアゾーン』亡き後も、モニターを熱帯魚水槽に見立てる数寄心は、なんとなく受け継がれてきている。
スマホアプリ界隈には、その手のソフトが引きも切らないし、Wiiにもダウンロード専売で水槽ソフトが出ていた。
Xbox 360の最初期にも、やはり『アクアゾーン』が登場したが、まぁこれは色々やらかしてブランドの名にクソぶっかけてたっけ。
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そしてXbox Oneにもやはり登場した熱帯魚鑑賞ソフト、その名は『Aqua TV』。
ゲームではなくアプリ扱いとなっているこのソフト、既にiOSやAndroidでも展開済みで、新たな顧客を求めてWindowsに進出、Xboxへの登場はそのついでみたいなとこなのであろう。
『Aqua TV』内で通用する仮想通貨(ここでは"貝殻"の名)を別途購入して、それで熱帯魚や水槽のアクセサリーなどを買い足してゆくお馴染みの様式。
据え置きゲーム機と環境ソフトの一種であるバーチャル水槽の相性に関しては、昔から色々と言われているが、しかし360時代と違ってOneでは意外とその出番が増えている。
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遊ぼうとしていたゲームにアップデートが入っていて、数ギガバイトの長い長いダウンロードを待たなくてはならないとき、残り何%の進捗メッセージを見つめてイライラするよりは、呑気に泳ぐ涼し気な熱帯魚を眺めている方がいい。
その水槽(モニター)も、いつの間にやら横長に巨大化してレイアウトもスッキリし、Win95時代の無骨で無粋なモニターから、はるかにインテリア度が増しているので、節電って言葉さえ気にしなければ、環境ソフトとして点けっぱなしにするのだって充分アリなのだ。

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2017/07/21 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Wheels of Aurelia】1978年のドライブ会話劇

   ↑  2017/07/18 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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ハンドルを握っていれば、どんな寡黙な人間の口も滑らかになる。
狭いクルマの中。密接はしているけれど、互いに同じ方角に顔を向けている奇妙な空間では、あまり親しくない関係でも自然と会話が生まれてくる。
フロントガラス越しに遷ろう景色、エンジンの響きのBGM。その単調なリズムから発生する会話は、酒場の喧騒の中でのそれとは対照的な落ち着いたトーンだ。
そんな独特なテンポの会話に長いドライブの弛緩が加わると、他の場所でのやり取りでは浮かばないような、人の為りや本質がポロッと漏れ出てくることもある。
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1978年のイタリア。ウーマンリブは萌芽していたが、まだそこかしこで女性が抑圧されていた時代。
女が一人ハンドルを握っての長旅に風当たりが強かった頃、リーラは愛車を転がしてイタリアの西岸の道をひたすら走りフランスとの国境を目指す。
途中で出会うのは個性豊かなヒッチハイカーたち。前時代的で厳格な神父、UFO狂のイッちゃってる奴、男性本位主義者のマッチョ野郎。
彼らと車内でかわす会話は、何気ないお天気の話からパーソナルな話題まで。
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鳥瞰視点から『グレート1000マイルズラリー』や『オーバートップ』のような見下ろし型レースゲームをイメージする人も多いかもしれないが、この『Wheels of Aurelia』はアーケードライクなドライビングテクニックなど一切要求されない。
クルマの運転はセミオート。必要となる操作は車線キープの微調整と道の分岐での進路選択くらいのもの。
代わりにプレイヤーが目を凝らすのは、ドライブ会話のリズムで流れるダイアローグテキストと、受け答えの選択だ。
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その会話のリズムセクションとなるのは、控えめなエンジン音と70年代風ディスコミュージックやニュースを奏でるカーラジオ。
極左極右の伸長、赤い旅団によるモロ前首相の誘拐、モンツァサーキットでの悲劇的な事故。時代背景を浮き彫りにする時事ネタに、簡素なビジュアルを補完する豊穣な地理ネタ。
そんなやり取りの末に、銀行強盗を乗っけちゃったり、草レースをおっ始めるハメになったりと、アクシデントに巻き込まれもするが、結局はまたドライブ会話の緩い緩いリズムに収束されてゆく。
一回のドライブは15分程度。そしてリーラと同乗客たちの数奇なその後が語られるマルチエンディング。
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そのマルチストーリーのメインとなるのは、プロローグ直後に乗せた若い妊婦オルガとの、運転席と助手席の関係性から生まれる女同士の友情。
世が世なら「テルマ&ルイーズ」になっていたかもしれない二人だが、今はまだ1978年。あの映画が出てくる土壌が育まれるまでには、まだまだ長い月日を待たなくちゃならない。
太陽の光も豊かなイタリア海岸ルートを舞台に紡がれる、女性解放前夜を舞台にしたちょっぴり奇妙なダイアローグ生成ゲームだ。

<国内ストア未発売>

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2017/07/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |