ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【まーじゃんパーティー ~アイドルと麻雀勝負~】

   ↑  2017/02/18 (土)  カテゴリー: PS2
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「もしもゲームの世界に入れたら」
ありがちな妄想系クエスチョンだが、ゲームってのはプレイヤーキャラに艱難辛苦を課すものがほとんんどだから、冷静に考えれば入れてもあまりありがたいものではない。
我々が現実で欲するのは、大した努力や辛抱、研鑽や見返りなしに手に入れられる実利や快楽だからだ。
それでも頑なに質問が居座るのであれば、オレはその答えを脱衣麻雀に求める。
脱衣麻雀、それは徹底的なご都合主義。
そして麻雀が時単なる手順と化してしまっている、競技性原理主義者ならば卒倒してしまいそうな接待ワールドである。
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そして時としてとてつもない理不尽やさらなる金銭を要求されるところなど、性風俗と高い共通性を持つジャンルだ。
そんな脱衣麻雀のノウハウと、みんな大好き芸能事務所イエローキャブが夢の合体。
この前フリと、『まーじゃんパーティー ~アイドルと麻雀勝負~』という知性や教養の片鱗などこれっぽっちもない潔いタイトルだけで、本作がどんなゲームかがもうお分かりいただけるだろう。
そう、素晴らしいまでに偏差値の低いゲームだ。
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かわいかおり、根本はるみ、八幡えつこ、松金洋子、磯山さやか、北川友美、内田さやか。小林恵美、五十嵐結花、福下恵美。アーリー2000年代イエローキャブが誇るグラビアイドル陣と勝ち抜き麻雀勝負。
ゲーム論評界隈からは黙殺されるであろうが、個人的にはもうそれだけでご飯が3杯くらいおかわりできそうなコンセプトである。
たとえ麻雀勝利のあかつきに手に入るのが、脱衣ではなく単なるプロモーション写真の流用画像であろうとも。
そしてそれがめちゃくちゃ低解像度であっても、そこに根本はるみがいるだけで!
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ストーリー対局は、探偵の主人公が彼女たちから持ち込まれる依頼を麻雀で解決してゆく、メガドライブの『雀偵物語』を彷彿とさせるモード。
もっともお話がなし崩し的にどうでもよく進行してゆくところまで『雀偵物語』なので、これはもう表情を無にして日本テレネットの流儀に付き合うしかないだろう。
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おまけで収録されているミニゲームは、麻雀牌を使った神経衰弱や落ちものパズル、陣取りゲームなど。
どれもおまけの域を出ないスケールだが、一応ここでも彼女たちが接待してくれるし、クリアで得たポイントはストアでエクストラのグラドルカード購入に使用できる。
これまた偏差値のとことん低いパッケージデザインにキャッチコピー、妙に色あせた彼女たちの実写画像などの貧乏くさい造り(この面子を揃えながらのゴージャス感の乏しさは、ちょっと只事ではないかも……)が、やけに新小岩あたりの風俗を彷彿とさせたりするが、いいや、でもこれこそがオレの飛び込みたいゲーム世界。
便宜的な麻雀と巨乳軍団の営業スマイル。身の丈にあったパラダイスだぜ。

 

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2017/02/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Left 4 Dead】4人は黄金比

   ↑  2017/02/14 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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オレたち一行は思わず顔を見合わせた。
Xbox Liveを通じた遥か彼方、ヘッドセット越しの肉声のみが繋がりの、顔も見えず知らない相手たちだが、その時は確かに立ち止まって見合わし、互いの表情を伺う手応えがあった。
この先から聴こえてくるのは辛気臭い女性の泣き声。
そしてそれに合わせて鳴り響く、まるでイタリアンホラーのサウンドトラックのようなBGMが、こちらの神経をさらにささくれ立たせる。
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ウィッチだ。
それもよりによって狭い通路のド真ん中にぺたりと座り込んでいる。
この己が身に起こったことを把握してしまった不幸な感染者は、側をそーっと通って行けばやり過ごせるが、いったんこちらの存在に気づいたら、「見~た~な~」とゲーム中最大の攻撃力で駄々っ子みたいに荒れ狂うもっとも厄介なエネミーだ。
このパーティで幸いだったのは、慣れた様子で粛々とこの事態に対処するスレたプレイヤーが混じっていなかったことだ。
他の人間を前に押し立てるようにビクビクと進み、感染者のトレインには大いに慌てふためき、ウィッチには堂々とビビる。
ゲームの巧拙は怪しいが、ゲームをエンジョイすることに関してはナチュラルに長けている、頼もしいようでいてちっとも頼もしくない楽しい面子だ。
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「おい、どうするよ?」
立ち止まって逡巡する一行だが、もとよりこのメンバーに気の利いた知恵などあるわけがない。
もたもたしているうちに、ウィッチが「んあ?」とばかりに辺りを見回し、そしてこちらに目を留めた。
「うわああ、気づかれた! うわああ、うわああ、うわああ!」
平等にパニクったオレたち一行は、手にした銃を闇雲に乱射しながら慌てて後ろ向きに走り出し、そして揃って曲がり角でつかえてさらにパニクるのであった。
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バッドガイ気取りのアホウに偏屈な退役軍人、ヤッピーにフーテン娘。
世の中が平穏無事だったら、その人生に接点などまったくなかったであろう4人も、ゾンビクライシスの前ではなし崩し的に呉越同舟となる。
そしてその中身も同様だ。
東京の片田舎に住むオレと東海岸はメリーランド州の住人。本来なら縁もゆかりもまったくない者同士が、ここでは互いに背中を守り、それぞれが相手を危機から救うチャンスを求めている。
目の前でスモーカーに飛びつかれている仲間が。今までチームのお荷物だったオレにも、やっと同士の役に立つ機会がやって来た!
アサルトライフルの乱れ撃ち。何発かは仲間に当たっちまったようだけど、なあに、鎮痛剤やるから心配するな!
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ビートルズにピストルズ、玉川カルテットにチャンバラトリオ、4人はステキなキーワード、すったもんだな道中の黄金比。
敵でもなければ自分のキルを横取りする泥棒野郎でもない。災難を共にする仲間たち。
完全Co-op仕様のシューターが、まだ世間一般では馴染みの薄かった頃。その伝道師となったのは統一感のカケラもない、ワケがあっての仲良し4人組。
ゲーム内容は言うに及ばず、タイトなボリュームからそのタイトルまで、何から何までデキすぎの名作だ。

<Xbox One互換対応タイトル>

 

この記事に含まれるtag : FPS ゾンビ ONE互換 

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2017/02/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【アイドルマスター ライブフォーユー!】追加集金箱

   ↑  2017/02/12 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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ゲームは何度も罪作りな束の間の夢を我々に見せてきた。
メガロポリスの市長、鉄道王、南国の大統領、中国大陸の英雄、与えられてきた地位は実に様々だが、その中でもっとも罪作りだったのはアイドルを育成できる立場だ。
特にプロデューサーさんなどと持て囃されるポジションほど分不相応なことはない。
我々の中に密かに眠っていた秋元康やつんくに対する羨望の感情。
それを体よくくすぐられ持ち上げられた一連のお祭りは、初期Xbox360の意外な快進撃を支えることとなった。
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しかしそのコアは、相も変わらずの体のいいエクスプロイテーションであった事実もまた否めない。
さらに360で定着したマーケットプレースのシステムは、今までは関連グッズに留まっていた搾取の幅を、テレビの前でコントローラを片手に怠惰を貪っている身にまで拡げるのであった。
無料で配信されるカタログは集金マシンへの誘い。追加の衣装にリミックス曲。「買え、買え、どうせお前ら、こういうことにカネを使うのが好きで好きでたまらないんだろ?」。
そんな本音を「プロデューサーさん」の甘言一つでオブラートし、無辜なる人々はまんまとそれに乗せられ、現実を変えられるかもしれないシャレた服を買うべき貴重なカネを、まんまとマイクロソフトポイントに注ぎ込むのだった。
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そしてこの手のゲームではお馴染みの急造ファンディスク的展開では、我々はついに「プロデューサーさん」のハシゴすら外されることとなった。
いくら"代表"の肩書がついているとはいえ、一介のファンに格下げ。
とりあえず付加されているゲーム性は、大雑把なリズムアクション。
これとて巷の音ゲーのようなクールっぽいもではない。オタ声も高らかにひゅーひゅー言ってる合いの手だ。
「今までプロデューサープロデューサーと煽ててきたが、お前ら実際はアナルスティックみたいな棒振り回しながらふーふー叫んでるのがお似合いなんだよ」
そんな本音が見え隠れする……、と考えるのは穿ちすぎだろうか。
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本体作『アイドルマスター』同様、この『アイドルマスター ライブフォーユー!』も、その中核はゲーム部分ではなくマーケットプレースにアクセスするカタログ。
「プロデューサーの身ならともかく、なんで一介のファンがこいつらの衣装の面倒を見なくちゃなんねんだよ!」
そう我に返れる人は、まだ後戻りできる可能性がある。
ただでさえ割高なダウンロードコンテンツが、また刷新されてあなたの財布をお待ちかね。
『アイドルマスター ライブフォーユー!』、それはファン感謝祭の名を騙ったドス黒い追加集金箱。
そしてこの焼畑農業的ビジネスは、360界隈をたっぷり焼き払った後に、新たな収穫を求めてPS方面へと旅立っていったのであった。

 

この記事に含まれるtag : ギャルゲー 

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【Hop Step あいどる☆】ボーイズアイドルの夢

   ↑  2017/02/10 (金)  カテゴリー: セガサターン
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『プリンセスメーカー』とそれに続く『卒業』、後にアドベンチャーゲームのスタイルが主流となるギャルゲーも、その始まりは育成SLGだった。
そして乙女ゲームも、『アンジェリーク』を祖としてこの流れを踏襲することになる。
乙女ゲーの存在もまだ新しく、『アンジェリーク』がゲーム界隈で川崎競輪場に迷い込んだ深窓のご令嬢みたいな扱いをまだ受けていた頃、サターンに登場した開拓者の後に続く者は、やはり育成SLG。育てる対象はずばりボーイズアイドル。
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基本的には彼らの成功を手助けするのがタテマエだけど、でも恋愛もご法度ってわけじゃないよってスタンスは『卒業』or『誕生』のそれと一緒。
パラメータを伸ばすレッスンを中心としたスケジュールを一週間ごとに組み、そして週の終わりには面接や見回りで彼らの素行を管理するシステムは、ホント『卒業』そのまんま。
ただし育てるのは、そこらのいかれぽんちな女子高生なんかじゃない。お茶の間にはばたくアイドルだ。
そう、誰もが憧れる元ジャ●ーズの飯島さんポジション。国民的アイドルグループを擁する巨大プロダクションに牙を剥く弱小プロダクションって立場は、今では少しだけシャレにならないような気もするけれど、まあそれはそれこれはこれ!
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金の卵がいなくては話は始まらない。最初の3ヶ月はスカウト期間。
しかし世の美少年はみんな某事務所のお手がついているともっぱらな噂のご時世、そうそう良いタマがそこらに転がっているわけがない。
何の手がかりもないスカウト活動の末に手に入ったのは、そこらの公園でたむろっていたヤンキーに、向こうからわざわざアプローチをかけてきた軽薄ナンパ野郎、新宿で職質されてたとこを助けたメンヘラ男。
唯一毛並みが良さそうな宝塚女優の息子も、恵まれた境遇を揶揄したら「あなたみたいな人こそ信用できます!」と態度をガラリと変える分かりやすいおぼっちゃまだ。大丈夫か、このメンツ!?
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とにもかくにも始動したアイドルユニット。最終目標は超大手事務所の国民的アイドルグループを凌駕すること。
……このすっとこどっこいどもにハードル高すぎっすよ、それ。
もちろん最初のうちは仕事なんか入るわけがない。能力を高めるためにひたすらレッスンレッスンレッスン。
大の男たちがムダ飯を食っている毎日に、思わず「お前らそんなに暇ならちょっと建設現場行って日当稼いでこい!」なんて嫌味の一つも出そうになるが、それを押しとどめているのは資金や経費といった要素の欠如だ。
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赤●くんの例を見るまでもなく、素行の管理はアイドルを任された者にとって重要な仕事。
グラドル予備軍でも連れ込んで良からぬパーティーでも開いてるんじゃないかと、連中が油を売っている寮を抜き打ち訪問してみれば、女っ気はなく、何故か顔を赤らめながら「こいつの部屋に遊びに行くとこっすよ」と、意味ありげな雰囲気を匂わすメンバー同士の姿が。
こいつらにとっては数少ないサービスの一貫なのだろうが、あいにくと腐属性ではないオレにとっては、「いいから仕事とってこい」と無表情になるしかないのだった。
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こいつら果たして売れるのか売れないのか。先の見えない育成生活の最大の敵は、イベント的なリターンがほとんどない淡白なゲーム進行。
八方塞がりな状態にアドバイザー的存在のメガネ女史にお伺いをたててみれば、「Vシネマ関連は押さえておいて損はないですよ」。
……あのな、それはどうにもならなくなったときの最後の手段だろ!
始祖に続くものというポジションを含めて、何から何まで『卒業』クローンな『Hop Step アイドル☆』。
しかしその淡白さまで受け継いでしまった上に、パラメータ管理の妙の部分だけは毅然と継承拒否をしてしまったものだから、サターンに芽生えた男子アイドルの夢は自業自得ながらも埋没してしまうのであった。

 

この記事に含まれるtag : 乙女 

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2017/02/10 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【あいどるプロモーション すずきゆみえ】夢見る社長

   ↑  2017/02/08 (水)  カテゴリー: PS1
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古今東西さまざまなタレントやアイドルがゲームに絡んできたが、ほとんどはネームバリューを買われてのもの。
しかしわずかながらもその逆のパターンもある。
PCエンジンの『みつばち学園』を経てアイドルデビューを果たした井上麻美が代表格だが、さらに最右翼とも言える存在が、初代PSの本作のみにその名をとどめるすずきゆみえだ。
曲がりなりにもアイドルとして活動したのならば、それなりの痕跡があったりするものだが、すずきゆみえに関しては、このゲーム関連以外は、その情報が一切残っていない。むしろ潔いくらいまでに。
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まあ、『あいどるプロモーション すずきゆみえ』がリリースされた頃でさえ、「すずきゆみえ…、誰?」なんてリアクションが出てきてしまうくらい、当時としても泡沫のアイドルだったわけだが、本作の目的は弱小プロダクションの社長として、そのすずきゆみえを国民的アイドルに育て上げること。
今となっては物悲しさだけが残ってしまう目標だが、すずきゆみえにはそれを夢見る権利があったし、プレイヤーにもそれはゲームとして今も残されているのだ。
目指せ、ファン総数1万人! さあ、オレと一緒にビッグサクセスを掴もう、すずき!
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週ごとのレッスンスケジュールを組み、各種パラメータを成長させてゆく、『プリンセスメーカー』や『卒業』以来伝統の育成SLGスタイル。
アイドルをテーマとしているだけに、どうしてもデジャブってくるのは『卒業』の派生作品であるアイドル育成もの『誕生』だが、しかしこの場合は実在のマイナーアイドルがその対象だ。
「オレがこの娘をなんとかしてやらねば!」
そのモチベーションは二次元系育成SLGの比ではないだろう。
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能力が低いうちはひたすらレッスン、レッスン、レッスンの繰り返し。
仕事が入らず先の見えない毎日に、すずきも「社長、もしこのまま売れなくとも、ずっと面倒見てくださいね!」と泣きも入ったりする。
普通こういう場合は「弱気なことを言うな!」的なコマンドが用意されているものだが、あるのは「みる」「みない」「余裕があれば」の三択のみ。
こんなところに社長兼マネージャー1人、タレント1人の弱小芸能プロ気分を、用もないのに感じさせてくれる。
うん、そうだね……、よんどころなくなれば、ダスキンの営業とかスーパーのレジ打ちくらいなら紹介できると思うよ、たぶん……。
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それでも夢を信じてひたむきに頑張っていけば、ぽつぽつと仕事も入り始めてくる。
地方局ラジオ番組のゲスト、Vシネマの端役、デパート屋上の営業、芸能誌のグラビア。営業系の仕事には思い切りぶーたれて気力もぐっと低下するすずきですが、好き嫌い言ってる場合か! 今のところお前には入ってくるカネより出て行くカネのほうが多いんじゃ!
そしてついに入ってきた全国放送テレビの仕事。アイドル水泳大会。
「私の姿、ばっちり映ってました!?」
初の全国ネットにすずきも興奮を隠せない様子だ。うん、たぶん映ってたと思うよ。歌う西田ひかるの後ろの方にピンクサターンと並んで見切れてとかで……。
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この『あいどるプロモーション すずきゆみえ』が育成SLGの隠れた傑作と呼ばれる所以は、その心地よいばかりに澱みないテンポ。
リプレイ性が高いタイトにまとまったゲームバランスの秀逸さもさることながら、さらに驚かされるのは、実写ムービーが頻繁に挿入されるにも関わらず、ローディングをほとんど感じさせずカートリッジROM並みに進行する快適さ。
そしてプレイヤーに語りかけてくるすずきゆみえの実写ムービーも、これまた歯切れがよくプレイのテンポを一切損なわない。
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1年のタイムスケジュールはあまりにも短い。
しかし年度の終わりの方にも入れば、大きい仕事がそれなりに舞い込んでくるだろう。
それと反比例するかのように、今までのムリがたたって低下するすずきの気力やモラル。
「神のお告げが聞こえる」なんてワケの分からないことを言い出したりもすれば、番組をすっぽかすなんてマネまでもやらかしてくれる。
それよりもシャレにならないのは失踪だ。お前は小沢なつきか! 今が一番大事なときだって言うのに!
慌てて興信所に大金払って大捜索。思い出すのは生徒育成SLG『卒業』の家出イベントだが、そんな伝統までしっかり踏襲しなくてもいいのに。全国放送に穴開けやがったんだよ! ダメージがケタ違いなんだよ!
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奮闘むなしく、国民的アイドルどころか今日びの泡沫YouTuberよりも控えめなファン数で1年を終えるオレのすずき。
本人はアイドルの夢を諦めてアメリカ留学、そして社長兼マネージャーであるオレの手元には、多額の借金だけが残ったのであろう。
だけど1時間強で終わるタイトなプレイ時間は、夢を決して諦めさせやしない。さあ、もう1回、さらにもう1回、オレと一緒にトップアイドルを何度でも何度でも目指すぞ、すずき!
そして当の本人が結婚かなんかして、束の間のアイドル時代のことを忘れてごく普通の幸せを掴んでいるであろう今でも、プレイステーションが動くハードがある限り、オレとオレのすずきの夢は今でもモニターの中に輝き続けるのであった。

 

この記事に含まれるtag : タレントゲー 実写ゲーム 

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2017/02/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |