ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Virtual Puppet REIKA】3DO発マルチメディアアイドル

   ↑  2016/11/28 (月)  カテゴリー: 3DO
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今ではゲームという枠の中でしか語られる事のない3DOだが、元を正せば3DO構想はVHSビデオに取って代わる新時代のメディア共通規格という遠大な野望であった。
3DOジャパンの偉い人などは当時のインタビューで、「レンタルビデオ店の棚を、ビデオに替わって3DO規格ソフトが占める未来が理想。将来的に3DOソフトは、販売6、レンタル4の割合で流通していくだろう」などとのたまったりしていたものだ。。
「マルチメディアCD-ROMが、ビデオの後釜に座るメディアになるだろう」
その皮算用はあっさり塵と化し、3DOの儚い寿命と共に雲散霧消してしまう。
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結構安易に作れてしまうのが、いわゆるマルチメディアCD-ROMの数少ない利点。
なので丸紅のような商社系や博報堂などの代理店系の会社が、様子見とばかりに3DOにこの手のタイトルを供給た。
他にも様々なメーカーが、このマルチメディアCD-ROM路線に追従してきたのだが、その中でも異色な存在が、アダルトビデオの老舗メーカーであったKUKIだ。
このKUKIもマルチメディアの波に敏感で、パソコン用のマルチメディアエロCD-ROMやビデオCDにかなり積極的だったりと、VHSビデオの次の規格に対して常に模索を繰り返していた。
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そのKUKIが開発と販売に関わった作品が、この『Virtual Puppet REIKA』。
アダルトソフトがラインナップ一角を大きく占めた3DOだが、この作品は一般作。
カメラを切り替えて自分だけのプロモーションビデオを作ったり、ビジュアルモードを鑑賞できたりする、いわゆる"アーティストもの"の走りみたいな作品。
普通この手のソフトは、森高千里や浜崎あゆみなど、それなりに世間に名の通ったアーティストを起用するものだが、しかし本作は「デビューマルチメディアCD-ROM」のお題目で、REIKAさんという無名のモデルさんを押し出す大胆な施策で打って出たのであった。
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デビューが3DOのマルチメディアCD-ROM、検索を拒む限りなく匿名に近い芸名。
もうこれだけで地中に埋まって忘れられた不発弾の要素をまんべんなく兼ね備えてしまったREIKAさん。
桐島ローランド、馬場圭介、和田吉元ら、スタッフに名を連ねるファッション界の錚々たるビッグネームたちも、このあまりにも畑違いのフィールドでは屁のつっぱりにもならず、援護を任されるはずの3DO専門誌も、メーカーの「ただのプロモーションビデオではありません!」というメーカーコメントに、「ただのプロモーションビデオです」なんてレビューを重ねる鬼畜っぷり。
ただでさえ微妙なソフトが多い3DOマルチメディアCD-ROM群にあって、とりわけ扱いに微妙に困る一品に落ち着くのであった。

 

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2016/11/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【mediaROMancer / 浅倉大介】大ちゃんとモグラたたき

   ↑  2016/11/26 (土)  カテゴリー: セガサターン
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時代はマルチメディア。
今となっては古語に等しいフレーズだが、とにかくそんなふわふわとした言葉に、そそっかしくも正しい人たちが踊らされていた幸せな時代があった。
で、そのマルチメディアって一体何なの?と言われれば、それはもう単なるCD-ROMのことですとしか答えようがない。
インターネットが一般的に普及する前、映像メディアもVHSビデオが主流、ほとんどの人が情報源をアナログメディアに頼っていたという時代背景があったからこそ、デジタル情報を詰め込んで流通に乗せられるCD-ROMが重宝されかけたのだが、結局はネットがあっさり普及して、すべてはそれでまかなえてちゃんちゃんというオチと共に、マルチメディアはあっさりと用済みになってしまった。
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音楽業界もほいほいと、あるいはイヤイヤながらもこのマルチメディアの波に乗ってしまったクチだ。
森高千里からX JAPANまで、幾多のアーティストがこの新たな媒体に迂闊に食いついてしまう。
ましてや普段からサイバー的なイメージを売っている人ならば、避けては通れない道であっただろう。
エレクトリックポップデュオaccessで一世を風靡したキーボーディスト浅倉大介が、1995年に発売したソロアルバムのタイトルは「ELECTROMANCER」。
これの初回盤には例のマルチメディアCD-ROMが付属していたのだが、そのCD-ROMがどういう縁なのか、『mediaROMancer』といういかにもなタイトルでセガサターンに登場。
サターンはコアゲーマー御用達のイメージが強い割に、なぜかこの手の音楽系マルチメディアソフトが多く集っていたが、まあSME母体のプレイステーションには他のレコード会社は参入しづらい背景があったのだろう。
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中身はもうビジュアルデザインから何から典型的な当時のアーティスト系マルチメディアCD-ROM。
バイオグラフィやギトギトの粗い映像で垂れ流されるインタビュー、ポートレート集など定番のラインナップで、特に目を引くのは、所有のシンセサイザー一台一台に、アーティストとしての顔をかなぐり捨てて楽器オタ丸出しでコメントするコンテンツだ。
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そしてそこまで維持してきた90年代サイバーなイメージをいっきにひっくり返すのが、牧歌的なビジュアルで展開するゲームコーナー。
マネージャー嬢を叩くと減点されるとってつけたようなモグラたたきゲーム。イメージ云々以前に、サターンのパッドで遅いカーソルを動かしながらモグラたたきを強いられる基本的に破綻した内容なのだが、クリアすれば大ちゃんの隠しムービーが拝めるとあっては、ファンの人は頑張らざろうえまい。もっとも頑張りようがないのだが。

 

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2016/11/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Miitomo】それでもMiiは生きている

   ↑  2016/11/23 (水)  カテゴリー: Android
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一時の最大風速もどこへやら。『Pokemon Go』の影に追いやられてすっかり存在感を失っている『Miitomo』。
気づけばアクティブにログインしているフレンドも、すでに数えるばかり。
座していては死を待つばかりと、細かいアップデートや吉本芸人とのタイアップなど、あの手この手を打ち出してはいるが、少なくとも吉本の方は、ノンスタ井上が部屋に押し掛けてくるという出落ちをいきなり最初にかましてしまうギクシャクっぷり。
後に続く友近や森三中黒沢に質問にマジ答えされたって、別にあの人らと友だちでも知り合いでもないこちらからしたら、「あんたたちのパーソナリティにそこまでの興味はない」という感想しか出てこないのは仕方ない。
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ならばと新たに訪れたのは、これが最後になるかもしれない大改革。
インターフェースのマイナーチェンジに加えて、メッセージ伝言機能に部屋のカスタマイズ、コーデのお披露目システムなど、『Miitomo』基本コンセプトの枠内でとりあえず付け足せそうなことを片っ端からぶちこんだ大型アップデートだ。
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部屋に貼ってあるポスター、それは振り返りたくない事実だ。
横浜銀蠅、センチメンタルグラフティ、堀江しのぶ、ゴダールの映画、いかに部屋に壁から引剥して長い月日が経とうとも、それらを貼って悦に入り、訪れた人に無言で見せびらかしていた痛い記憶は決して剥がれることはない。
『Miitomo』の新機能、ポスターカスタマイズは、そんな痛い自己顕示を開き直りと共に復活させてくれる。
SNSとはまこと相性がいいシステムといえるだろう。
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当面割り当てられているポスターのスペースは一枚分のみ。ここには公序良俗に違反しない内容に限り、任意の画像をペタンと貼り付けることができる。
それ以上のスペースが欲しければ一枚につき120円のリアルマネーの出番だ。数百円で自己顕示の足がかりが得られるのなら安いもんである。
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かくして打ちっぱなしの壁&フローリングというただでさえアレなオレの部屋が、ちょっと痛いポスター展示空間へと早変わり。
「この前なにしてましたっけ?」だの、「先週どんなことしてましたっけ?」だのと、お前はオレの認知症を疑っているのかとツッコみたくなるようなクエスチョンの数々には、いい加減答えようがなくなってきているが、ポスターはとりあえずまだまだ饒舌だ。
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オレのポスターを拝みに訪れるMiitomoたち。もっともそのうちの9割以上の人々は、実際ではもはや『Miitomo』なんかまったく起動せず、あるいはその存在すら忘れてしまっているかもしれないが、それでもその人のMiiは生きている。とりあえず活発に動いている。
起動し、ログインボーナスをもらい、代わり映えのない質問をスキップし、ポスターを貼り替える。
とりあえずそんな繰り返しで、ここまで来たら『Miitomo』が終了するその日まで付き合ってやる。たぶん。

 

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2016/11/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Toy Soldiers】ブリキの兵隊トテチテタ

   ↑  2016/11/17 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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テーブルの上に広がるジオラマセット。そこに立ち並ぶはブリキの兵隊。
おもちゃの飛行機にゼンマイ仕掛けの戦車。進軍ラッパの音が鳴り響けば、ブリキの兵士たちの突撃と共に、爆竹のような砲声があちこちで鳴り響く。
"♪ブリキの兵隊トテチテタ 鉄砲だ背嚢だ一二三 お庭の真ん中一列に 進軍進軍ラッタッタ"
おもちゃの兵隊によるタワーディフェンスゲーム。それらから連想するのは、そんな古い童謡が似合うのどかで可愛らしい風景だ。
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だけど画面をズームさせて兵隊視線で見てみれば、そんな呑気なイメージなど吹き飛んでしまう。
臼砲の一撃で明後日の方向に吹き飛び、戦車のキャタピラにぷちぷちと踏み潰され、毒ガスでばたばたと斃れ伏す兵士たち。おいおい、ジュネーブ議定書って読んだことないのかよ!? え、まだ締結前? あ、そうすか……。
"♪ブリキの兵隊 お前はそれにサインインしたんだ ブリキの兵隊 そこには名誉も栄光も無いぜ"
童謡の代わりにカスタムサントラから鳴り響くのは、Stiff Little Fingersの悲壮極まりない"Tin Soldiers"。
ようこそクルエルワールドへ。おもちゃだからこそ余計に引き立つこともある。無邪気さは残酷さと紙一重の言葉。
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「どうせおもちゃだから、どんな酷い目に遭わせても構わんだろう」なんて潔いコンセプトは、かつて『突撃!アーミーマン』なんかにも存在したけれど、この『Toy Soldiers』は、おもちゃとは言え、ベースになっているのはれっきとした史実の戦争。歩兵の命が最も粗末に扱われた第一次世界大戦が部隊だ。
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「突撃!」は「お前、死んでこい!」と紙一重の言葉。
こちらが機関銃や臼砲や榴弾砲などの人間ミンチ製造機各種を取りそろえて、手ぐすね引いて待ち構えている中を、健気にも無謀にも突撃してくる敵兵を見る度に、「戦争反対!」「親から貰った命。大切にしましょう!」なんて叫びが、つい口をついて出てくる。
ああ、君らが多大な犠牲を出しながら、なんとか我が軍のおもちゃ箱の手前まで辿り着いたとしても、そこにはこちらの最終防衛兵器、第一次世界大戦名物毒ガス噴霧器が待ち構えているというのに……。
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機関銃や高射砲、そして戦車や飛行機を実際に操作操縦して、流動的な戦場に自らアプローチできることで、この『Toy Soldiers』は、ベーシックなタワーディフェンスゲームに、ひと味アクセントを加えている。
それらを操作するときは、普段の戦場を俯瞰した神の視点からではなく、兵士の生々しい視点から戦場を見ることになるわけだ。
この対極的な二つの視点が忙しく交錯するのが、『Toy Soldiers』の醍醐味だ。
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カジュアル難度だとさくさく進め(それでも最終面の列車砲は難敵だろうけど)、ノーマル難度ならそれなりの戦略を要求されるバランスも絶妙。その上の難度は、はっきり言って地獄。
さらに物資チケットを獲得するためのサブチャレンジは、やりごたえ抜群。
キャンペーン自体のボリュームは、さほどでもないが、遊び込むだけの要素はしっかりと揃っている。
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この『Toy Soldiers』は、他のTD系ゲームとは一線を画したゲームだ。他のTD系ゲームと何が違うって、このゲームの場合は相手の兵士に思い切り感情移入してしまうんだよ。
だからステージをクリアした後は、ほんのちょっぴり後味が悪い。だけど戦争はまだまだ続く。次のステージが俺を待っているんだ。テーブルの上の無慈悲で不条理な世界が。

<Xbox One互換対応ソフト>

 

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2016/11/17 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Tiny Troopers Joint Ops】ちまちま戦争賛歌

   ↑  2016/11/14 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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見下ろし型のオールドスクールなフィールド上で展開されるは、可愛いSDキャラたちのマチョイズム。
往年の名作『Cannon Fodder』リスペクトのチマチマ系全方位シューティング。
SD兵士たちを引き連れて臨むのは、半死半生の敵たちの可愛い断末魔が響き渡る非情な戦場。
このクルエルワールドにおいては、辺りをうろうろする民間人は単なる巻き添えの対象だ。まあ流れ弾でおっ死んでも、ペナルティスコアは微々たるもんだしな。
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もっとも非情なのは自軍兵士も同等だ。
プレイヤーキャラとはいえしょせんは生身の兵士。地雷を踏んだり戦車砲の直撃を食えば、たちまちにキャノンフォッダー(砲弾の餌食)となりお陀仏だ。
ステージクリア後には蘇生のチャンスもあるが、それに必要なメダルに限りはあるし、それに一兵卒の代わりなんざいくらでもいる。
無事全ミッションをクリアして流れるスタッフロールの最後に踊るのは、無念の戦士を遂げた兵士たちの名前。
ありがとう。諸君の犠牲によってゲームのクリアはもたらされた。
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手榴弾、バズーカ、空爆。Yボタンで要請できる各種物資は、手っ取り早いクリアを目指すなら不可欠な支援だ。
しかし時間が有り余っているのならそれらも必要はない。小銃でちまちまHPを削っていけば、戦車だろうがトーチカだろうが破壊できないことはない。
広めのマップにルート選択の戦略性……、は特にない。とにかく行き当たりばったり進んでいけば、なんとかなる。
一つのステージも短め。この極端なまでのテンポのよさは、いかにもモバイルゲーム畑の流儀。
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盛り上がりが皆無の淡々とした流れは、オールドスクールって言葉で割り切るにはちょっとばかりツラいものがあるかもしれない。
それを補うかのように、Xbox One版のみに収録されているのは、押し寄せるゾンビの群れを撃退するホードモード。
もっともこれとて間延びした展開が思い切り足を引っ張って、作業感ばかりが先に立つ造りだが。
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なにかとテーマやメッセージ性を付与しなければバツが悪い最近の戦争ゲーム風潮の真逆を行く、無邪気な無邪気な戦争讃歌。
突き進む兵士は消耗品。機数制限なんて野暮なSTG的縛りはない。後から後からいくらでも補充できる。
そしてオレがアバウトにコントローラースティックを倒している限り、兵士たちはどいつも勇敢で命知らずだ。
戦争ゲームが無邪気でいられた時代への郷愁混じりの回帰。それ以上でもなければそれ以下でもない。
ちまちま兵士たちのちまちまとした活躍に過度な期待は厳禁だ。

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2016/11/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |