ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Super Mega Baseball: Extra Innings】原点回帰の野球ゲーム

   ↑  2016/08/30 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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野球ゲーム。それはビデオゲーム往年の花形。
かつてはどこの家に行ってもファミコン本体の横に、どのバージョンかのファミスタが必ず転がっていた。
そして野球ゲームは世間の嗜好の最大公約数。だから傍流のハードに対しては大変厳しい。
『球界道中記』などという、ワケの分からないファミスタもどきを押し付けられて、屈辱に耐えたメガドラユーザーも少なくはないはずだ。
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それでもメガドライブは、まだ恵まれたほうだ。
初代、X360と、いちおうお情けで野球ゲームを国内リリースしてもらったXboxも、Oneでいよいよその雲行きが怪しくなった。
そりゃムリもない。360時代から削ぎに削ぎ落とされ、とことんハードコアなひねくれ者や世拗ね人の集まりとなった今のOneユーザーと、スポーツゲームの相性がよろしいわけがないのだから。
そんなわけで国内Xbox Oneクラスタの間では、すっかり冷や飯食いの存在となったスポーツゲーム。
曲がりなりにも『FIFA』の国内版が出ているサッカーはまだしも、頼みのEAの手が及ばない野球はさらにお寂しい限りだ。
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海外ストアに目を向ければ、いちおうこれまた伝統のブランドである『R.B.I. Baseball』があることにはあるが、国内においてはおよそ野球ゲームは不毛な状態が久しく続いていた。
そこに救いの手を差し伸べてくれたのは、コナミでもナムコでもなくカナダのインディペンデントメーカー。
『Super Mega Baseball Extra Innings』は、デフォルメされた等身のキャラたちによる、ファミスタやパワプロライクの野球ゲーム。
独立メーカーの作品とあって、莫大なおカネがかかる既存プロ野球機構のライセンスには手が届かず、すべて架空の球団、選手だが、そのハンデを手堅く作られた中身でしっかりと補った。
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投げる、打つ、捕る、走る。進化を重ねて行くうちに、ほんの少し少しずつ置き去りにされたり二の次にされてきた野球ゲームの原点的快楽に、『Super Mega Baseball』はインディーの立場を利用して回帰した快作だ。
実写と見紛うかのようなビジュアルも、テレビ中継を思わせるような派手な演出もない。あるのは極端な装飾や余計なシステムを削ぎ落としたシンプルなシンプルな野球ゲーム。
サクセスモードに母屋を乗っ取られるようなこともない。選手のカスタマイズや能力強化要素もあることはあるが、あくまで彩り程度の存在にとどまっている。
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『Super Mega Baseball』独自のシステムEGOは、プレイヤーハンディキャップ的な難易度調整。
ホームラン無双から精緻な配球を要求されるシビアな展開まで、このハンデをいじってお好みの歯ごたえでフィールドに飛び出そう。
ゲームにとって大きなハンディキャップとも言えるコミカルな架空選手たちも、ペナントレースを戦ううちに、それぞれのパーソナリティや愛着がきっと生まれてくるはずさ。

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2016/08/30 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinball Arcade】Big Hurt

   ↑  2016/08/26 (金)  カテゴリー: Android
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インターフェースを一新。今までシーズンで分けられ、コンテンツの肥大化と共に不便さが増していたストアに手が施され、そしてテーマ曲の"ピンボールの魔術師"も歌入りバージョンに変わった『Pinball Arcade』。
そこに新たに舞い降りたのは、MLBが誇る90年代きってのスーパースラッガー、フランク・トーマス。
19年に渡る現役中に521本ものホームランと1700を超える打点を叩き出し、その通算打率は3割を超え、すでに殿堂入りも果たし背番号35はホワイトソックスの永久欠番となった、現代野球史に残る文句なしのスーパースターだ。
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スポーツゲームが各社ごとに乱立した90年代は、個人の名前をタイトルに被せて他との差別化を図る手段が多用されていたが、フランク・トーマスがもちろんその例に漏れるはずがない。
彼のニックネームBig Hurtを冠したビデオゲームは、アクレイムから何度もリリースされている。スーファミ版やプレイステーション版は日本でも発売されているから、手にとった人もいるだろう。
そして著名プロスポーツ選手の草刈り場となったビデオゲームよりも、さらにハードルが高いのが、個人名でのピンボール台登場だ。
キャリアハイの1995年、ゴットリーブからリリースされた『Big Hurt』で、フランク・トーマスは、その偉業をも軽々と達成したのであった。
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Baseball Pinballという亜流の野球風エレメカも存在するように、野球とピンボールはもともと相性が大変よろしい関係だ。
フリッパーで鉄球を弾く動作は野球のバッティングそのもの。そしてベストタイミングで弾き返したボールが、フィールド一番奥の役物まで一直線に飛んで行く光景は、まさにフランク・トーマスの豪腕から放たれるホームランの再現である。
そのBig Hurtの力強い打球を阻もうと待ち構えているのが、フィールドの奥で左右に揺れるグローブのオブジェクト。
役を発動させてランナーを貯め、このグローブを掻い潜って狙うはグランドスラムの一撃だ。
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ナイトゲームをイメージした黒主体の筐体には、球場の照明やスコアボードよろしくランプの灯りが映える。
そこをフランクの力強いけどしなやかな打棒をマネて、ボールを右に左にバックスクリーンに打ち分けよう。
"Big Hurt"フランク・トーマスの絶頂期は、ピンボールの最後の黄金期。その二つのゴールデンエイジの素晴らしき邂逅が、いよいよ『Pinball Arcade』上でデジタルに再現された。

 

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2016/08/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Chariot】ころがせ霊柩車

   ↑  2016/08/24 (水)  カテゴリー: XBOX ONE
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死に際して自分の子になるべく迷惑や負担をかけたくないのは多くの親が持つ自然な感情だ。
しかし世の中にはそれとは正反対に、おのれの死後の手続きに対してあれこれワガママを言いたがる人間だっている。
やれ遺灰を宇宙に打ち上げてくれだとか、寂しいのは嫌だから墓石をライトアップしてくれ、電気代? もちろんお前らが払えだとか、余計な注文をつけて子や親族を困らせる輩も、けっして少なくはないだろう。
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もっとタチが悪いのは、死んでからもあれこれと口を挟み続けることだ。
他人の力を借りずに自分たちの手で墓所まで霊柩車を押してきた。本来ならそれだけでも「まあ、なんて親孝行な人たち。お父様も棺の中で喜んでおられるでしょう」と賞賛されることだが、この王様ときたら開口一番、「こんな寂しいとこはヤダ。墓、チェンジ!」。
これまた厄介なことに、とかく王族というものは、用もないのにあちこちに墓所をこさえている。
かくして親孝行な子供たちにとワガママな王様(死亡済み)の、より良い墓を求める霊柩車の旅が始まるのであった。
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霊柩車は実の娘とそのフィアンセによる完全人力。
押して動かしやすいように軽い造りになっているのはラッキーだ、おかげで段差をロープで引っ張りあげたり、難所は吊り下げて運んだりと、少々荒っぽい動かし方だってできる。
それに乗客はどうせ死人だ。乗り心地に関しては文句の出てくる道理がない。
ただしこの王様は極度の寂しがり屋。娘たちとの距離がはなれて一定時間たってしまうと、たちまちチェックポイントに強制リターンさせられてしまう。
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実の親が乗った霊柩車から、そうそう離れることはないだろうって?
いやいや、坂道を勝手に転がっていったりとか、ロープが外れて奈落の底に転落してしまったりとか、墓所への入り組んだ道は何が起こるかわからない。
霊柩車はあんがいと頑丈な造りで、少々手荒に扱っても壊れないのが救いといえば救いだろう。
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墓所への道をくまなく探索すれば、霊柩車をアップグレードするための設計図が入手できる。
そして地上のよろず屋で購入できる各種アイテムは、人力霊柩車の旅を多少は手助けしてくれるだろう。
しかしそれに比例するように上昇するのはステージの難度。
このちょっとばかりハードコアなゲームバランスは、まあインディー系ゲームのお約束みたいなもんだから、ワガママな王様にも納得してもらう他はない。
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押す&引っ張るのシンプルなコントローラアクションと、ただ慣性で動く霊柩車が織りなす、やりごたえ抜群のパズルアクションゲーム。
舞台は死者やコウモリが蠢く陰々滅々とした墓所だが、死人の自覚がない王様と健気な娘たちのノリは、あくまでカラッと脳天気。
王様が落ち着いて収まることができる墓所を求めて、その道のりは遠く歯ごたえ満点だ。押せ、ひっぱれ、勝手にころがれ霊柩車!

 

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2016/08/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ズサーヴァサー】近未来チャリオットレース

   ↑  2016/08/21 (日)  カテゴリー: ドリームキャスト
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メカ製の動物たちにトレーラーを牽引させて、陸海空3つのステージを走り抜くチャリオットレースゲーム。
動力は前方のメカアニマルたち。後ろのトレーラーはただ引っ張られるだけなので、減速せずにコーナーに突っ込むと、遠心力で後ろのトレーラーが振り回されてえらいことになる。
そしてメカアニマル(ゲーム中ではダブルスティードという呼称)のスピードコントロールに使用されるのは、アクセルのみでブレーキの類は無し。
まぁ要するに、手綱を引く、緩めるの感覚なのだろう。このアクセルの加減のみで、通常のレースゲームとは違う独特のコーナー挙動をコントロールするのが、このゲーム特有の持ち味。
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また海や空では、牽引役の動物たちも魚や鳥に、引っ張られるトレーラー側もボートやグライダーに変化するので、それぞれにコントロールの加減もこれまた変わってくる。
登場するメカの動物たちは、馬、鹿、バッファロー、イルカ、カジキ、マンタ、鷹、ツバメ、白鳥など、総勢27種類。
中には亀やカンガルー、オウムなど、何かを牽引して走るには明らかに向かないような動物も混じっていたりするが、そこはご愛敬。
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それぞれの動物には、加速、コーナーリング、トップスピード、当たりの強さ、4つのパラメータが設定され、引っ張られる側のトレーラーにも、やはり細かい性能差が振り分けられてる。
動物のウィークポイントをトレーラー側の性能で補ったり、あるいは一つの特性に特化した組み合わせにしたりなど、動物とトレーラーの編成次第で様々な戦略を組み立てよう。
オススメの動物は象。加速とコーナーリングは最低レベルだが、とにかく混戦で体をぶつかり合わせることが頻繁に起こるチャリオットレースでは、その当たりの強さは有効な武器となるだろう。
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そんなぶつかり合い上等のアバウトな展開が常となるレース。
直線主体のコースレイアウトなので、ゲージを溜めて発動させるブーストがキーポイントとなってくるのだが、ただでさえコーナーリングが不自由なので、このブーストは使いどころが肝心。
直線で鞭を入れた競走馬の如く、メカアニマルたちがその四肢をフル回転させて激走するブースト走行は、実にムダな迫力に満ちている。
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トレーラーに武器を積載しレースを競うバトルレースモードは、さらに大雑把。
バルカンなんか常に撃ちっぱなしで、戦術も戦略もないしっちゃかめっちゃかな争いになること必至だろう。
ハードはドリームキャスト、国内中小メーカーによる近未来レースゲーム。しかもホバーカーではなくメカのチャリオットと、あらゆる面においてマイナーな存在になることを宿命づけられたような一作だ。

 

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【Ben-Hur】THE戦車競走

   ↑  2016/08/19 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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11個のオスカーを獲得した映画史に燦然と輝くスペクタクル超大作「ベン・ハー」。
畏れや遠慮があってはリメイクなんかできないってのは百も承知だが、それでもこの作品を新たに撮り直す試みは、さすがに怖いもの知らずという言葉しか出てこない。
そんなよほどの覚悟を必要とするような「ベン・ハー」リメイク。
だがいきなりお目にかかるプロモーションが、今どき流行りの無料ゲーム配信。「ベン・ハー」の字面から得る重々しい印象とは真逆の安手なプロモに、オレの頭のなかには早くもこのリメイクに対する危険信号が灯るのであった。
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ゲームを起動すると有無を言わせず流れるトレイラーも、「ベン・ハーってこんなお話でしたっけ!?」と戸惑いたくなるような、まるで「ワイルド・スピード」みたいなノリ。
軍馬の鼓動は魂の躍動、生と死のコンマ1秒を分けるのはおのれの手綱さばき。コロッセオの彼方まで限界スピードでかっ飛ばすぜ。ライバルのあいつには死んでも負けられねえ、一応色々あった仇だしな!
トレイラーのノリを受け継いでおっ始まるのはチャリオットレース。
「ベン・ハー」でゲームにできそうな部分ってこれ以外にはないだろうから、まあこれは想定の範囲内だ。
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もっともしょせんは無料のプロモ用ゲーム。内容はミニゲームに毛を生やそうと思ったらかえって禿げちゃった程度のものだ。
かつて初代Xboxに『Circus Maximus: Chariot Wars』という、やはりチャリオットレースに的を絞った物好きなゲームがあったが、この『Ben-Hur』はそれを10分の1くらいの予算でリメイクしたようなゲーム。なんかこの辺も映画本編とシンクロしてそうですね!
競技場の中をアバウトに戦車を走らせて、これまたアバウトにライバルをムチでぶっ叩いたり、ぶちかましを食らわせたり。
アバウトに設定されたHPゲージがゼロになれば、アバウトにリタイヤを余儀なくされ、見事ゴールすればアバウトに順位がつけられて、それに応じてアバウトな実績がいただける。
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まあ「2017年版ベン・ハー製作委員会」(だかなんだか知らないが)からの、実績の無料プレゼントと割りきった上で、「PS1時代にはこんなの平気でフルプライスで売っていたよな」とか、「PS2の頃のD3パブリッシャーなら、これを買い上げて『THE 戦車競争』と名付けて、双葉理保を乗せて2000円で売りそうだよな」などと、色々と感慨にふけるのがいいのかもしれない。

<国内ストア未配信>

 

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