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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Prison Tycoon】罪人を統べる者

   ↑  2016/02/01 (月)  カテゴリー: PCゲーム
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90年代の終わりから2000年代初めにかけてPCゲーム界隈で活況を呈し、多くの作品を生み出したジャンルにサンドボックス型の経営シミュレーションがある。
ちまちまと細かいキャラが蠢く箱庭の中に建物やオブジェクトを配置して管理する。
大元をたどれば『Sim City』に行き着くのだろうが、その後継のほとんどは、遊園地や病院、学校など、さらに細分化された空間を題材にしていた。
"なんとかタイクーン"ってのは、これら箱庭経営シムのメーカーを超えた冠号みたいなもんである。
しかしこの一時は大いに栄えたジャンルも、ゼロ年代も半ばを前にアッという間に凋落してしまった。
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画面の中の細かいをオブジェクトを管理するこれらのゲームは、ハクスラ系RPG同様にパソコンの高解像度モニターの上でしか立脚しえないジャンルであった。
そしてそれはプレイヤーの目とモニターが極めて近い関係に位置することでも成り立っている。
しかしそんなPCゲームならではのアドバンテージも、テレビの性能向上の前に効力を失うこととなる。
ちまちました細かいキャラクターを表示することなどおぼつかなかったコンポジット接続のブラウン管テレビは過去のもの。
映像表現力を大幅に向上させたテレビは、ゲームのジャンルにおいてもPCとコンソール機の統合を促すのであった。
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そうなってしまうと、マウスを片手にPCモニターに顔をくっつけるようにしてプレイしていたジャンルが凋落するのは、もはや必然のことだったのだろう。
かって様々なシリーズを世に送り出してきた箱庭経営シムも、コンソール機にアジャストできたごく一部を除いて、今では見る影もない。
ジャンルそのものが決して消滅したわけではない。それらは現在モバイルゲーム界隈に順応して、実はかなりの盛況ぶりだったりもするのだが、しかしハクスラRPG同様、過去にこのジャンルを愛していた者にとっては、現在のその姿はやはり別物に映っていることだろう。
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『Prison Tycoon』は、そんないにしえの箱庭経営シムの一つ。都合4作が出た人気シリーズの初代だ。
カリフォルニアの海岸、南部の砂漠、そしてイーストコーストの島、いずれかの敷地を選んで、何も無い更地に獄舎や監視塔やレクリエーション施設や作業場などを建設し、そこに集められた囚人たちを管理監督し、彼らが更生して社会復帰する手助けをする。
囚人を迎えるのに最低限必要なのは獄舎。それさえ整えれば、その土地ならではの交通機関に輸送されて、オレンジの囚人服に身を包んだ服役囚たちがやって来る。
「アルカトラズの脱出」のパトリック・マクグーハン演ずる所長を見習って、せいぜい囚人どもに舐められないようにしたいものだ。
「よし!貴様ら、死体袋に入って出所したくなかったら、せいぜい従順な子羊に徹する事だな。囚人は生かさず殺さずが当刑務所のスローガンだ。しかと心得よ!」
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そんな所長訓示などお構い無しに雑居房で多発するケンカ。方方で騒ぎを起こしてきた奴らを一箇所に集めて、何かが起こらないほうがどうかしている。
とは言えこれを放っておくわけにもいかない。
マウスクリックで囚人をピンセットよろしくつまみあげ、ケンカ相手と離れた場所でリリース。
だけど囚人のムードステータスが常に"ムカつき"状態を維持したままなので、問題の根本的解決には全くならない。他の囚人と顔を付き合わせれば、またケンカが勃発するだけだ。
この刑務所は、まだ雑居房の獄舎が二棟あるだけの貧弱な設備。当然収監されてくる連中も、揃いも揃ってケチな軽犯罪者ばかりななのだが、その比較的扱い易いはずのチンピラたちでさえ、こうも血の気が多いとは。
貴様ら何をそんなに怒っているんだ? いったい何が不満なんだ!?
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……すまん、そう言えば食堂をまだ作ってなかった。もう一週間も飲まず食わずだったのか。そんだけ腹が減ればそりゃ気も立ってくるだろう。ホントすまん。
食堂を作ってなんとか連中をなだめ、看守も増員してある程度の治安も保っていると、刑務所運営もなんとか軌道に乗ってくる。
バスコートやジムなどのレクレーション施設、作業場や監視カメラ、飴から鞭まで様々な施設建築を繰り返し、やがて整ってくるのはさらなる重犯罪者のお出迎え準備。
監視塔は一段と高くそびえ、周囲はコンクリートの高い塀。懲罰房に隔離房もしっかり完備。そしてとどめは電気イス室。もうテッド・バンディだろうが、ヘンリー・ルーカスだろうが、しっかりおもてなししてやる。
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刑期を終えて出所する奴、囚人同士のケンカで命を落とす奴、電気椅子でこんがり狐色になる奴、そんな刑務所を去っていく連中よりも、収監されてくる数の方が圧倒的に多い始末。これが犯罪大国アメリカの現実だ。
そのうちこの刑務所も、現実のそれと同じく過密状態になりそうだが、それでもこんな砂漠のど真ん中、ひと気が無くて寂しいよりはよっぽどいいじゃないか。
ちまちましたモブキャラがそこかしこにびっしり蠢いていてこその箱庭経営シム。たとえそいつらが絶対お友だちになりたくないような連中であってもだ。

 

この記事に含まれるtag : 箱庭経営シム 

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2016/02/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Fallout 4】セイラムの恐怖館

   ↑  2016/02/04 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
始まりは好奇心に駆られた思春期の少女たちによる降霊会だった。中学校の教室で行われるこっくりさんみたいな他愛もない話だ。
しかし少女の一人が狐憑きのようなヒステリー症状を起こしたことから、ことは取り返しの付かない方向に転がり出す。
なにせ十七世紀も終わりころのことだ。大人たちはその原因を"悪魔"に求めた。
関係者に対する厳しい尋問はやがて拷問に至り、"自白"はさらなる"自白"を生み、それに基づいて無実の村人たちが次々と悪魔に魂を売った者として告発され、その人数は最終的に100人以上に及んだ。
なんの咎もない人々は集団ヒステリーと化した村人たちによって、次々と絞首刑にかけられる。
マサチューセッツ州に残る暗黒の歴史、後に様々なホラー創作のモチーフになった、悪名高いセイラム魔女裁判である。
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どんな暗い歴史も100年経てば観光スポットのネタになる。
セイラム魔女博物館(Salem Witch Museum)は、蝋人形によって魔女裁判の様子を再現したエセックス郡きっての観光名所であった。
しかしその魔女博物館も核の業火に焼かれて営業を停止し、200年に渡ってずっと廃墟として残るままだ。
因果な実話に基づいたホラー風味博物館の廃墟。もう心霊スポットとしてはロイヤルストレートフラッシュみたいな物件だ。
廃墟には食傷気味のコモンウェルスとはいえ、これは是非とも訪れなければいけない場所だろう。
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友だちのちょっとビビりなマクレディを誘って魔女博物館に着いたのは、ちょうど真夜中だった。
灯り一つない一帯にポツンと残る廃墟は、もうなんとも言えない陰鬱なオーラを放ちまくっている。
正面のドアは内から固く閉じられていた。まぁこういう心霊廃墟で素直に表から入れるとは、こっちも思っちゃいない。
渋々後にいるマクレディを従えて、オレは内部に侵入するルートを探る。
ほどなくしてそれは見つかった。地下室に降りるハシゴ。胸を躍らせながらそこを降りる。
楽しい楽しい心霊廃墟探索。必要以上に物音を立ててマクレディをさんざん驚かせ、あとはグッドネイバーでそのことを肴に酒でも飲んで終わるつもりだった。それがまさかあんな恐怖が待っているとは。
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『Fallout 3』のダンウィッチビルなど、ベセスダは自社の作品にクトゥルーネタを挟んでくるのが通例だが、『Fallout 4』のそれはちょとばかり賛否両論らしい。
その展開に触れる野暮はしないが、しかしオレはこの"廃墟に肝試しに行ったら暴走族に襲われた"みたいな生々しさは、前作のダンウィッチビルよりも好きだったりする。
いるんだかいないんだか分からない未知なるものへの畏れよりも、強者による生身の暴力のほうがはるかに怖い。それは今の時代も2077年のアフター終末ボストンも変わりはしない。
悲鳴を上げるマクレディを残して、オレは外に走り出てファストトラベルでレッドロケット・トラックストップに逃げ帰った。
マクレディが同じ場所に戻ってきたのは、それからしばらくしてだった。相当酷い目に遭ったらしい。
奴は相当怒っていたが、それに構う余裕はオレにはなかった。当分あの博物館には近寄らないほうがよさそうだ。

 

この記事に含まれるtag : FallOut 

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2016/02/04 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【スウィート・パラダイス 紗綾♥留奈♥ジェシカとトロピカルデート】

   ↑  2016/02/07 (日)  カテゴリー: PSP
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美しい自然に囲まれた祝祭の島、バリ。
しかし今のオレの姿と挙動は、そんなリゾートアイランドにもっとも相応しくないだろう。
傍らに居るのは年端もいかないあどけない少女。オレにピッタリと寄り添って歩きはするが、その強張った笑顔を見れば、二人の間がそんなに親密なモノではないことに、誰もが気づくであろう。
南の島でローティーン少女と二人旅。健全な思考を持つ者であれば、そこから犯罪の匂い以外を嗅ぎ取ることはできやしない。
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『GTA』などのクライムアクションが、まるでケロッグの無害なオマケに見えてくるくらい、生々しい重犯罪臭を漂わせるこのソフトは、なんと全年齢対象。世のレーティングの基準を疑いたくなるような指定だ。
ジュニアアイドルという言葉は、邪な欲望や搾取をオブラートに包む魔法の言葉だが、そんなジュニアアイドルたを侍らせてのリゾートアイランド。
例えバーチャルと言えど、人としてもっとも外道に堕ちたような気分になるのは、まだオレにそれなりの良心があるからなのだろうか。
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この『スゥイート・パラダイス』の基本的な体裁は、グラビアアイドルのイメージビデオなんかにたまにある、コマンド選択という名のチャプターセレクトが付いた、擬似デートものの簡易アドベンチャーゲームだ。
しかしそのお相手が、男をたんまりくわえ込んできて、酸いも甘いも噛み分けたグラドルのお姉ちゃんではなく、ローティーンの子供ともなれば話は違ってくる。
例え誕生日一日分の違いであっても、合法的なエッチと淫行の間には高く超えられない壁がそびえ立っている。片やプレイボーイ、方や犯罪者だ。
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ましてや10代そこそこのれっきとした子供。
これで相手がローティーンとは思えないくらい世間ずれ、男ずれをした態度をとってくれるのならば、まだこちらの罪悪感も多少は和らぐのだが、これに出てくる少女たちがこちら(カメラ)に向ける視線には、明らかに警戒と不安と動揺がモツ鍋状態になった、こちらを100%信用していない感情がこもっているのであった。
PSPは国内ゲーム市場のちょっと特殊な嗜好をぐぐっと凝縮した業の深いハード。中でもUMDプレイヤーズゲームは野球拳に脱衣麻雀、18禁エロゲーの移植が蠢く底なし沼だ。
その中にあってもこの『スウィート・パラダイス』の、背徳なんて上品な言葉では収まりの付かない暗く深い淀みは、あまりにも際立っているだろう。


この記事に含まれるtag : タレントゲー 

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2016/02/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【CONAN】野蛮王コナン

   ↑  2016/02/08 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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「敵を攻め滅ぼし、女どもの悲鳴を聞くときほど心の高ぶるものはない」
今の世に要人が口にしたら世界中から袋叩きにされそうなセリフが通用するのは、もはや遥か古代のファンタジー叙情詩とゲームの中だけだ。
当のセリフをさらっと口走った、文明のモラルとはもっとも遠いところにいる男の名はコナン。
嘆かわしいことに例の偽ショタ探偵のほうが通りが良くなってしまっている名前だが、もし元祖コナンがこのメガネのチビと遭遇すれば、「これは美味しそうなおやつだ」と、生でむしゃむしゃ食べてしまうに違いない。
いにしえのハイボリアの時代を生き抜くのに必要なのは、こまっしゃくれた知恵ではなく、大剣をふるい分厚い肉を引き裂く筋肉なのだ。
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そんな脳筋と野蛮なヒロイズムの塊みたいなキャラクターと、まだ無名時代のアーノルド・シュワルツネッガーの邂逅は、もはや運命と言ってしまってもいいのかもしれない。
ディノ・デ・ラウレンティス、ジョン・ミリアス、そしてシュワルツネッガー。現代社会とはちょっぴりずれてしまった価値観を共に持つ三人のトロイカで作られたのは、映画「コナン・ザ・グレート」。
以降、ロバート・E・ハワードが生み出したのヒロイックファンタジーの主人公は、多くの人たちにアーノルド・シュワルツネッガーのイメージで共有されることになる。
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今はなきTHQが世に送り出したこのゲーム版『CONAN』(2007年作品)も、その主人公のイメージは、ちょっととっちゃん坊やが入ったシュワルツネッガー風。蛮族コナンの人生哲学を忠実にトレースしたゲームだ。
強攻撃でまず相手の両腕をすっぱり斬り放してからじっくり膾斬り、脳天から真っ二つに唐竹割り、硬い地面の上にジャンピングしてのツームストーン・パイルドライバー。
そんな人体玩弄ショーのような残酷技の数々が、ガードボタンからの連携でカジュアルにぽんぽんと飛び出す。
そしてコナンの通る道に残されたのは、一面を染めた赤い血と転がった手足や生首。
この力だけがすべての世の中で、真の強者に刃を向けた者の末路である。
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重たい仕掛け扉もムリヤリ全身でこじ開け、回復ポーションはデカいツボから一気飲みしては、容器はぶん投げて叩き割る。
囚われのトップレス美女(日本国内版は修正あり)も、鎖を叩き切って助けてやったという立場を表面上作った後は、まじまじと視姦だ。
そっと上着をかけてやるなんて優しさは、2000年くらいかけて人の世が成熟するのを待ってもらうしかない。
時はまだワイルドで無神経な振る舞いが男らしいとされていた世なのだから。
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『God of War』の柳の下をあからさまに狙った作品ながら、ガードが固く攻略しがいのある敵、威力抜群の魔法の存在、軽い謎解きを含めた道中のギミック、そしてゴア描写などの諸要素がバランスよくまとまった上にデコレーションされるのは、筋肉と剣の組み合わせではもっとも世界中に知られるキャラクター、天下の蛮王コナン。
斬りつければ肉はちぎれ組織は剥き出しになる。小説や映画では描写が適わなかった"剣と魔法の世界"の真実を必要以上にてんこ盛りにして、英雄コナンの伝承はここにもう一つの完成を迎えたのであった。

<海外版を元にしています。日本国内版は表現に大幅な規制有り>

 

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【The Apprentice: Los Angeles】トランプを信じろ

   ↑  2016/02/10 (水)  カテゴリー: PCゲーム
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長期に渡るアメリカ大統領選の序盤の山場、ニューハンプシャー州予備選。これを制したのは民主党バーニー・サンダース、そして共和党はドナルド・トランプ。
数年前であったら間違いなく泡沫もいいところだった両者の躍進で、この世界一の大国のリーダーを決める争いは、史上稀に見るスチャラカな様相を呈してきた。
両者が支持を集める理由は多々あるが、どんなワケがあるにせよ、方や社会主義者を公言するアメリカ政界きっての左派、方やWWEのリングでストーンコールドにスタナーでふっ飛ばされていた人とあっては、あまりにも針が極端に振れ過ぎているのではないだろうか。
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それにしてもおさまる気配のないトランプ旋風。
80年代のハート旋風を始めとして、予備選の序盤で躍進した者は、その後ガタッと失速するのが常であったが、共和党の他の候補が揃いも揃って煮え切らない連中であることが幸い(災い)してか、いったん翳りの見えた勢いが再び上向きになってきたようだ。
1年前なら鼻で笑われていた共和党正大統領候補ドナルド・トランプも、今や現実味のない話ではなくなった。
アメリカ大統領といえば世界のリーダー。その座にトランプが就くことになったら、どんな突飛な近未来フィクションも、すべてぶっ飛んでしまうような話である。
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そのドナルド・トランプを看板に据えて放映されていたNBCのテレビ番組が「The Apprentice」。
「サバイバー」のプロデューサー、マーク・バーネットが手がけた番組で、十数名の参加者がたった一つの"ドナルド・トランプの書生"の座を巡って、毎週熾烈な蹴落としあいを展開するリアリティーショーだ。
「サバイバー」の参加者たちは、まだ"欲に目がくらんだ普通の人"程度で救いがあったが、この「The Apprentice」の参加者たちは、揃いも揃ってギトギトの立身出世欲を漲らせたエリートたちばかり。
番組の醸し出す脂ぎった毒々しさは「サバイバー」の比ではない。
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その「The Apprentice」のオフィシャルゲームが本作。
原作番組でお馴染み腹黒エリートたちとの熾烈なアピール合戦に打ち勝って、ドナルド・トランプのお側に仕える栄誉を手に入れ、サンダースを支持するような貧乏学生を踏みつけて生きる資本主義社会の成功者を目指すのだ。
しかし自らの後継者を見出さんとするトランプの目は厳しい。
彼が最初に参加者たちに突きつけたクエストは、ビジネス修行という名目の寿司屋での労働、…………という名目の、どっかで見たことあるような新鮮味のかけらもないタイムマネジメントゲームの強要。
だがここで「『Cake Mania』の出涸らしみたいなゲームでお茶を濁すんじゃねえ!」とブチ切れるような手合は、しょせんは資本主義社会の負け犬候補なのだ。
トランプ氏が我々に求めているのは、あらゆる理不尽が想定されるビジネス社会で揉まれるために忍耐なのである。
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続く第二ステージはブティックを舞台にした、どっかで見たことあるような新鮮味のかけらもないタイムマネジメントゲームの強要。
だがここで「スマホで『Supermarket Management』やったほうがまだマシだコノヤロウ!」とブチ切れるような手合は、しょせんは資本主義社会の負け犬候補なのだ。
トランプ氏が我々に求めているのは、うんざりするほどのマンネリな展開からビジネスの勝機を見つけ出す閃きなのだ。
そして第三ステージはビーチを舞台にした、どっかで見たことあるような新鮮味のかけらもないタイムマネジメントゲームの強要。
だがここで「『Diner Dash』の出来損ないが今の時代に通用するうと思ってるのかコラ!」とブチ切れるような手合は、しょせんは資本主義社会の負け犬候補なのだ。
トランプ氏が我々に求めているのは、廃材みたいなゲームに適当な看板つけて商売にしてしまうビジネスのアイディアなのだ。
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こうして苦難をくぐり抜けてきた勝者たちを最後に迎えるのは、トランプタワー最上階ボードルームでの決勝ディベート、…………という名目の単なる神経衰弱。
ここまで来るとさすがに「いいかげんにしろ、このヅラ野郎!」の声を抑えるのも困難となってくるが、しかしここで激情に駆られたらすべてが水の泡である。
なにせ相手は今や大統領の座に近い男。
かつて我々はパワードスーツを身にまとって、アメリカの敵をホワイトハウスごと吹っ飛ばす大統領のゲームに喝采を送ったが、そんな破天荒なフィクションを軽々と凌駕する大統領が、現実にやって来るのかもしれないのだ。

 


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2016/02/10 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |