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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【ゴッドファーザー】引退マフィアの回想

   ↑  2015/04/10 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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マフィアの元実行部隊長から、まさか現役の頃を語っていただくインタビューが取れるとは思わず、我々も緊張しております。
「まあかなり昔の話だからな、そう固くならずにいこうや」
先ず最初に、そもそもマフィアの世界に入るきっかけは何だったんですか?
「話せば長いことになるが……」
ぜひ、おねがいします。
「まあぶっちゃけるとな、当時の新発売360ソフトのコーナーにこれと『アイドルマスター』が並んでいてな、どっちにするか迷ったが、結局マフィアへの道を選んだ」
…………。
「マフィアもプロデューサーも、どっちもヤクザな商売であることには変わりないけどな」
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で、身を置いたのがコルレオーネファミリー。
「大戦が終わって間もない頃だったな。あの当時のニューヨークは、バルジーニ、ストラキ、クネオ、タッタリア、そしてコルレオーネと、五つのファミリーがしのぎを削っていた」
ドン・ヴィトー・コルレオーネは、中でも世間的にもっとも有名なかたですね。
「人に名前をつけるのが大好きなオヤジでな。桃屋の"からそうで辛くない少し辛いラー油"も私がネーミングしたと言っていたほどだった。
……ホントなんですか?
「オレがそれの真偽を本人に糺せる立場だと思うか?」
すいません……。
「晩年は希星(きらら)だとか祈愛(のあ)だとか、ワケの分からない名前をつけるようになってな。そのときはさすがにオヤジの老いを感じてしまったっけ」
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どんな世界でも最初は一番下からの始まるとなるでしょうけど。
「うん、オレもはじめはルカ・ブラージの下で使いっ走りやってた」
ヴィトー・コルレオーネの信頼厚かった実行部隊長ですね。
「そう。だけどそのルカがゲーム始まるといきなり殺されちゃってなあ。自然とあらゆるお鉢がオレのところに回ってくるようになったんだ」
ルカのやっていた仕事を引き継いだってことですね。具体的にはどんな?
「いやあ、地道な営業だよ。ニューヨーク中の個人経営店舗を一軒ずつ虱潰しに、コルレオーネ互助会への加入を勧めて回るのさ」
平たく言えばショバ代の強要ですよね?
「平たく言うなよお。別にカネをむしり取ってるわけじゃないぜ? 払ったら払ったで見返りはちゃんとあるんだからさあ」
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でも中には支払いを拒むようなところも……。
「いるんだよ、強情なのが。店のドアに"暴力団排除"のステッカーなんか貼ってたりしやがってさあ。そういう場合はまあ説得するんだけどね」
説得……。
「そう、店の備品叩き壊したりとか、あとはまあ直接……、死なない程度にね。この加減がまた難しいんだよ。殺しちゃ元も子もないからさ」
他にはどんな業務が?
「賭博場とか風俗。今も昔もいっしょだな、これは。細かい経営にこっちがタッチするわけじゃないんだけど。ま、ここらへんまでが表向きにできる業務かな」
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では表向きにできない仕事も……。
「そりゃあルカの仕事を引き継いだわけだからさあ。あいつを消してこいとか、そいつを黙らせてこいとか、そりゃあるわな」
そういったヒットマンの仕事のときは、どんな道具を使うんですか?
「これも人によって様々だが、オレは素手でやるのが好きだった。このゲーム、オープンワールド系にしては珍しく素手の攻撃アクションが充実していて、中でも両スティック押し込みで発動するチョークは、ホントに相手の首を絞めているよな気分になってな、もうスティックが折れんばかりにこうギュッ、ギュッ、ギューーーーッと!」
ちょ、ちょっと、落ち着いてください。
「絞殺ほど充実感のある殺害方法は他にはないとオレは思う」
真顔でそんなこと言われても……。
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「そうやって地道なマフィア業をこなしていれば、じきに上からの信頼も得てくる。ちょうどオヤジが銃撃されて一線を退き、代わりにソニーがファミリーの全件を掌握するようになったタイミングもあってな、ソニーからの信頼が厚かったオレは、機密に関わるような仕事も色々と任されるようになったんだ」
その核心の仕事についてもお話いただけるでしょうか?
「一番思い出深いのは、やっぱりアレだな、馬の首」
あの有名な! あれもあなたが!?
「大変だったよ。『起きて枕元に愛馬の首があったら、どんな奴でもビビるだろ』なんてオヤジは気軽に思いつきを口に出すけど、実行するほうの身にもなってみろよ。だいたいムリがあるぞ。あんなもんを枕元にこっそり置いて去ってくなんて。それに馬が可哀想だろ!」
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馬に罪はないですもんねえ。他にはどんな?
「誘拐された相談役トム・ヘイゲンの奪還に骨を折ったりもしたな。裏切り者のポーリー・ガットが粛清されたときに手を下したのもオレだし、あとオヤジが入院先でソロッツォの罠に嵌ったときも、マイケルと一緒に窮地を救ったのは、実はこのオレだ」
映画で有名なエピソードには、みんな関わってるじゃないですか!
「あとマイケルがレストランでソロッツォを始末したときに使った拳銃。あれをセッティングしたのもオレ」
あれは映画ではファット・クレメンザの仕事でしたよ?
「実はオレなんだよ! その直後にマイケルがシチリアに高飛びする手助けをしたのもオレ! だいたいのことは必ずオレが一枚噛んでんの!」
……なんかトンデモ架空戦記みたいな強引さですねえ。
「疑うのかオレを!? キサマも馬の首とご対面したいのか!? アメリゴの娘を弄んだ若僧どもみたいに生き埋めにされたいのか!?」
い、いや、それはカンベンしてください。
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「タッタリアんとこのジュニアみたいに、かまどで焼き殺してやろうか!」
すいません、すいません。……え、あれもあなたの仕事でしたか!?。
「オレとソニーでやった一件だ。ソニーにしてみれば、クレメンザやテッシオみたいなオヤジの代からの古株は何かと使いづらいだろ? だからオレはソニーの腹心みたいな存在として重宝されたのさ」
そのソニーも映画の展開通りに非業の死を遂げてしまいましたね。
「確かに長生きするようなタイプじゃないもんな。殺されたとき慌ててクルマで追いかけたけど間に合わなかった。そして代わりにファミリーを取り仕切るようになるのが、あのマイケルだ」
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なんかマイケルに対して含みがありそうですね?
「だって顔がアル・パチーノじゃねえんだもん! 御大マーロン・ブランドを筆頭に、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル、ジョン・カザール、錚々たる役者陣の肖像権とってるのに、あいつだけ別人。こんな画竜点睛を欠く話ってそうはねえだろ!」
ゲーム嫌いなんですかね? アル・パチーノ。
「いや、あの野郎、スカーフェイスのゲームにはしっかり許諾出してやがんだよ! とにかく、どこからどう見てもマイケルじゃない奴が、当たり前のようにマイケルとして振る舞う様子を納得するのがまず大変でさ」
それはなんとなく分かります。
「それにやっぱりさぁ、ファミリーの今まで屋台骨を支えてきた人間たちにとっては、マイケルってのはあんまり歓迎されるような人物じゃなかったんだよ。これは実際にファミリーに身を置いてみてよく分かったことなんだけど」
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やり方の新旧や非合法ビジネスに対する考えの違いとかですか?
「それもあるけどさ、マイケルにとっては、オヤジの譜代連中やソニーの懐刀だったオレなんかは、実は物凄く煙たい存在なわけよ。あいつが信用してるのは、せいぜい子飼いのアル・ネリと狂犬みたいなウィリー・チッチぐらいでさ。古株連中にとっては、それはやっぱり面白くはないわな」
映画でもゲームでもクライマックスとなる、四大ファミリーのドンの同時暗殺は、やっぱりそのヴィトー時代からの古株に対する踏み絵みたいなもんだったんですかね。
「……アレも実は全部オレ一人でやったんだよ」
え!? あれはクレメンザやロコやウィリー・チッチが分担してやった筈では?
「あいつら何にもしてねえよ! ニューヨーク中を駆けずり回ってオレが片っ端から手をかけたの! ついでにテッシオとモー・グリーンを始末したのも、こ・の・オ・レ!」
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それってさすがに物理的にムリがありません?
「ミッションで指示されるままにやったオレが、ムリとかどうとか知るわきゃねえだろ! やれって言われたからやったんだよ! タイトな時間制限とニューヨークの渋滞はホントきつかったけどな!」
なんか佐々某みたいに、あらゆる手柄を独り占めにかかってませんか?
「そら官警の場合なら栄誉独占ってわけにもいくけどな、マフィアの場合はそうはいかねえっつうの! そんな汚れ仕事を一身に引き受けてきたオレを、あのマイケルがそのまま生かしておくはずがねえだろ!」
え、じゃあマイケルに……。
「一応このゲームの最後では、最高幹部に昇り詰めてクレメンザに代わってニューヨークのシマを任せられるってオチになってたけどな、続編のゲーム版『ゴッドファーザー2』では、マイケル自身の口から『あいつは死んだ』の一言で、なかったことにさせられたわい!」
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おおかたウィリー・チッチあたりが、こっそり手を下したんでしょうねえ……。
「まあオレが生き残って続けて登場したら、映画原作に則ったその後のゲーム展開に何かと齟齬が生じてくるだろうから、それもしかたのないことではあるんだけどな。そんなわけで粛清されたことでマフィアから無事足を洗ったオレは、今度は晴れてもう一つの進路候補だったプロデューサー業に転職することになったんだが、その話も長くなるけど聞いてくか? 元マフィアのこのオレが、バンナムってマフィア以上にアコギな連中から、さんざんにカネを毟り取られた話なんだけどな」
い、いや、それはちょっと遠慮しときます……。



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2015/04/10 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【MLB Stickball】郷愁のゴムボール野球

   ↑  2015/04/12 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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日が暮れかかった神社の境内、ゴムボールに棒きれやプラスチックバット、ダンボール紙のベースに樹の枝で地面に直接描かれたライン。
ビデオゲームやLSIゲームがそれほど身近ではなかったオレにとって、郷愁を呼び覚ます子供の頃の遊びは草野球もどきの風景だ。
三角ベース、あるいはワンバン野球、呼び名も様々ならルールだって場所や人数に寄って流動的だ。
縦長の場所、片側が崖、人数が偶数か奇数か、極端に学年の違う子が入ってないか。その場その場の条件次第でもっともベストと思われるルールを即興で決め、オレたちはプレイグラウンドに散って、掛布や村田兆治、思い思いの選手の真似をしながらゴムボールを投げたりぶっ叩いたりしていた。
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野球が共通言語となる国ならば、その風景は海を越えても変わらないらしい。
はるかアメリカで行われていたのは、ゴムボール、棒きれ、そして土地ごとに細部が異なる無数のご当地ルールと、参加者たちのその日の気分によって設定されるアバウトルールの折衷によるキッズスポーツ、その名もスティックボール。
名前は違えど、それは我々がやっていたゴムボール野球と寸分違わぬ姿だ。
あの頃の日米のガキどもが邂逅していたら、たとえ言葉は通じなくともローカルルールの合意だけはあっという間に成され、ただちに試合が始まっていたことだろう。
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Xbox Liveアーケードで配信されていた『MLB Stickball』は、そんな野球絶対主義の子供時代を過ごした人間たちにとって、共通のノスタルジーをテーマにしたゲーム。
この『MLB Stickball』のローカルルールは、一チーム四人構成、投手はイニングごとをチームのメンバーがローテーションで務める。
投手か内野手が直接ゴロを補球するか、ライナーやフライをキャッチすればアウト。直接キャッチできずフィールド内にボールが転がった場合は、原則的に全てシングルヒット。
そしてこれに、各ステージごとに設定されたさらなるローカルルールが加わる。
例えばブルックリンでは、打球が駐車してある車を直撃すれば二塁打。近くの建物のガラスを破壊すれば問答無用でアウトとなる。
セントルイスの農場であったら、納屋を直撃すればホームラン。ただし牛を直撃してしまうとアウトだ。
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選手として名を連ねるのは、MLBの各球団からセレクトされた中心人物4名ずつ(イチローがまだマリナーズに所属している)。
デフォルト以外の選手は試合で得たポイントで購入できるカードパックから揃えなければならない。これがまたダブりの連続でコンプリートには相当の根気が必要なのだが、まあ考えてみれば野球カードもゴムボール野球と並んでガキの頃の数少ない娯楽。ゴムボールをひっぱたいて遊んだ後は、たいていその場で地べたに腰を下ろしてプロ野球カードの交換会となったものだった。
バブルヘッドのMLBスターたちが子供の遊びに興じるというコンセプトだけに頼ったゲームなので、何かと作りこみが甘く不満点はそこかしこに溢れる。
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だけど夕日に染まった住宅街のステージでプレイしていると、カラスの鳴き声や夕刊を配る新聞配達のバイクの音、どこからか漂ってくる夕げの支度の香りなど、懐かしい音や香りが甦ってくるように時々錯覚することもある。
そんな瞬間、オレにはこのあまりにもアバウトなデキのゲームが、何故かとても愛おしく感じられてしまうのだ。
MLBの版権が切れたのか、昨年にひっそりと配信が終了していたが、それを知った時は、まるで小さい頃にさんざんゴムボール野球に興じた空き地や路地が、すっかり様子を変えてしまったのを見るかのような気分だった。



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2015/04/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Hooligans: Storm Over Europe】フーリガン 日本語版

   ↑  2015/04/13 (月)  カテゴリー: PCゲーム
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"旅とサッカーが大好きな人たち"(マニュアルより)。一口にそう表現される人々に対する印象も、世代によってまちまちだろう。
少なくとも70年代の終わりから90年代の初めにかけては、それはスポーツ好きのフレンドリーな人ではなく、徹底した恐怖と嫌悪の対象だった。
21世紀に入ってサッカーを取り巻く環境も大きく変わり、今ではピッチ内外での差別行為や暴力沙汰は大きなニュースとなり、たちまちのうちに非難されるようになったが、80年代のヨーロッパでは、悲しいことにもうそれが日常茶飯事であった。
そんなちっともシャレにならない"旅とサッカーが大好きな人たち"の乱暴狼藉を、さらりとゲームにしてしまうゲーム業界は、つくづくフーリガンよりもタチの悪い連中だが、それをワールドカップ日韓共催大会直前のタイミングを狙って日本で発売してしまうマイクロマウスは、これまたさらにタチが悪い。
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"旅とサッカーが大好きな人たち"を率いて、ユーロカップに出場する贔屓チームをヨーロッパ中追いかけて回る、一風変わったリアルタイムストラテジー。
この日本語版では、チュートリアルモードに味のある日本語音声ガイドが入るので、そのシステムを把握するのは、さして困難な事ではないだろう。
「ようし、じゃあ近くの建物の上でマウスを右クリックして現金マークのところで離すんだ」
そんな蓮っ葉なガイドに従って操作すると、"旅とサッカーが好きな人たち"は、徒党をなしてわらわらと商店に群がり、ショーウィンドウを叩き壊し非常ベルが鳴り響く店内に押し入っていくではないか。
しばらくして意気揚々と半壊状態の店から出てくる"旅とサッカーが大好きな人たち"。ちーん、レジスターの音とともに増えるプレイヤーの所持金。
チュートリアルに素直に従ったがために、開始数十秒で早くも重犯罪者だ。この人たち、本当にただの"旅とサッカーが大好きな人たち"なのだろうか?
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このサッカーに対してあまりにも情熱的な人々は、大きく二つのタイプに分けられる。
一つはプレイヤーが指示を与えることが可能なハードコアメンバー。こそ泥、バイカー、売春婦など、様々な種類によって構成された彼らには、「レンガ投石」「民家侵入」「略奪」「サポーターソング合唱」「フェンス破壊」などの命令をくだすことができる。
一方でプレイヤーがまったく指示を与えることができないのが、サポーターと呼ばれる人々。こいつらはパブでビールを奢ったら勝手についてきたロクデナシどもだ。
アルコールで気が大きくなっただけの連中なので、組織だった行動は一切できないが、逆にその無秩序な行動が意外にプレイヤーの役に立ったりもする。
それにこいつらなら警官や敵対サポーターに撲殺されても、ちっとも心が痛まない。
ビールを奢りさえすれば、またいくらでもパブで補充可能だし、そしてそのビールを奢るカネも、そこらの民家や商店でいつでも補充可能だ。
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フランス、ドイツ、スペイン、イタリア。贔屓チームを追いかけてヨーロッパを股にかける彼ら。
パリのお洒落な通りや、ローマの歴史ある街並みも、彼らにとっては単なる破壊の対象でしかない。
贔屓チームが負けた腹いせに街をメチャクチャにし、ダフ屋からチケットを買うカネを手に入れるために銀行に押し入り、オランダではサッカーそっちのけで大麻畑に突入し、もはやサッカーの存在など、どうでもよくなっているが如く、乱暴狼藉を通り越した重犯罪行為を積み重ねる"旅とサッカーが大好きな人たち"。
そんな彼らも最終ステージでは、サッカーに対する情熱をついに露にする。
ユーロカップ決勝戦での贔屓チームの惨敗に激怒した彼らは、テラスを囲む警官隊の輪を突破してピッチに乱入。
表彰式をメチャクチャにぶち壊して優勝カップを強奪した挙句のセリフが、「やったぜ、俺たちの勝ちだ!」。
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地元開催に盛り上がりながらも、遠く海を越えて漏れ聞こえてくるフーリガンの行状に、ちょっぴり怯えていたりもした2002年のW杯日韓共同開催大会。
このブームに便乗しようと、各社がこぞってサッカーゲームを市場に送り出していたが、これはその中でも、もっともタチの悪い便乗サッカー(?)ゲーム。
まあ事情を知る者は、「相も変わらずマイクロマウスはろくでもないな」で済ませられるが、しかし世間様はそうはいかない。
案の定、当時の讀賣新聞が社会面トップで"不謹慎ゲーム"としてバッシングしたり、夕方の民放ニュースでは、開催地近くの商店主にこのゲームを見せて「非常にけしからんです」なんてコメントをわざわざ言わせたりと、まぁ実にしょうもないマッチポンプをやっていたのだが、そんなマスコミの邪な期待とは裏腹に、フーリガン騒ぎもなく日韓共催大会が無事に終了したのは、皆さん周知のことだろう。



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2015/04/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【カンフーパニック】声の出演・江頭2:50

   ↑  2015/04/16 (木)  カテゴリー: XBOX
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6月に公開予定の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がきっかけに、またもや再燃した吹替役者を巡る議論。
主人公役をEXILEの誰だかが務めることになったのが事の発端だが、自分たちとは一番遠いところにいる人間の起用に憤る映画ファンの気持ちも分かれば、大作ムードだけはプンプンさせているクセに妙に売りにくそうな、この映画の扱いに困る配給会社の気持ちもなんとなく分かる。
「お前は怒らないのか!?」とムードに炊きつけられても、オレにとってはマッドマックスって元々柴田恭兵だし、それに蓋を開けてみればEXILEが無難に役を務めましたなんてオチが待ってそうな予感もする。いずれにせよ罪作りな話だ。
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海外映画の日本語吹き替え役に話題作りを兼ねて有名人を起用するのは、それこそ何十年も前から行われていたが、ゲームの世界においても、その手法は何度か試みられてきた。
もっともゲームの場合は、そのキャスティングは映画に比べてだいぶスケールが落ちて、「そもそもなんでこの人を!?」って人選のオンパレードだ。
元々かつての海外ゲームは、それだけで日本で売るにはハンデを背負っていた時代。ましてやセールスポイントが伝わりづらかったり、趣味嗜好が明らかに日本の市場と合わないゲームなどは、どうしたってこの手の奇手に走らざるを得なくなる。
2003年に初代Xboxで発売された『カンフーパニック』は、カートゥーンライクなキャラクターがしっちゃかめっちゃかな乱闘を繰り広げる、『パワーストーン』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』を彷彿とさせるタイプのゲーム。
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そしてこの『カンフーパニック』には、もう一つのキーポイントがある。タランティーノに先駆けて、いわゆるグラインドハウスムービーにオマージュを捧げていることだ。
タランティーノの啓蒙により我が国でも知れ渡ったグラインドハウスはアメリカの場末映画館。低収入層やエスニックマイノリティの観客を当て込んで、カンフー映画や日本の時代劇、黒人向け映画やB級アクションなどを主なラインナップとした。
そして映画撮影をモチーフにした『カンフーパニック』に登場する面々は、カンフーの老師にショー・コスギ風のニンジャ、パム・グリアを思わせるダイナマイト黒人美女にアメリカでもカルト的人気を誇った子連れ狼もどきと、いずれもがグラインドハウス館を彩った顔をパロったキャラクター。
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ゲーム開始時にかかるフェイクの映画会社ロゴは、これまた香港の名門ゴールデンハーベストのロゴマークのパロディ。
そしてご丁寧なことにゲーム中の画面は、古びたイーストマンカラーを再現した、黄色がかって褪色したグラフィック。
カンフー映画に始まって、ニンジャものに時代劇、さらには「タイタニック」や「ジュラシックパーク」などの超大作まで、様々な映画をモチーフにしたステージを、これらのメンバーが大暴れ。
崩れ落ちたり浸水したり筏から筏に飛び移ったりなど、常に流動的なステージや、攻撃の他に相手を罵るアクションを交えたコンボ構成などは、同系統のゲームとの違いを際立たせるこのゲームならではの特徴だ。
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しかし日本でこのゲームを売るにあたっては、グラインドハウス云々といったコアな映画ネタは、どうしたって伝わりにくい。
そんなワケで話題作りを兼ねて声優の一人にチョイスされたのは、エガちゃんことあの江頭2:50。
彼が担当したのは、子連れ狼のパロディキャラクター飯兵衛(スペシャル攻撃は、泣き叫ぶ背中に背負ったガキ)の声。
もちろんエガちゃんの役目はそれだけじゃない。このキャラクターから何から、いかにも日本で売り込みづらそうなゲームを、体を張ってプロモーションする。むしろその任務を当て込んでのキャスティングだ。
ゲーム雑誌の編集部などに乱入の建前でお邪魔して、「うおおおーい、オレとゲームで勝負しろ! カンフーパニック!」などと、あのテンションでまくしたて、そしていざ編集部員と勝負となって、エガちゃんゲームはめちゃくちゃ下手でしたでオチをつける。
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かくして本作発売前の各ゲームメディア誌面を、「あのエガちゃんが編集部を襲撃!」なんてベタ記事が飾る目論見通りの展開となったのだが、しかしゲームメディアの「エガちゃんは歓迎するが、Xboxのゲームは正直それほど歓迎したくない」という内心の思いは、エガちゃんの姿や名前ばかりが前に出て、肝心の『カンフーパニック』はちっとも目立たない記事として表れるのであった。
ちなみに一番肝心なエガちゃんの声優仕事、なんのケレンも自身のキャラクター押し出しもなく、ごくフツーかつ地味に役をこなしています。

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【スピンテイル】声の出演・せんだみつお

   ↑  2015/04/17 (金)  カテゴリー: PS1
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西海岸の名門Crystal Dynamicsが産んだアクションゲームヒーロー、ヤモリのゲックス。
3DOを皮切りにサターンにプレイステーションと一通りのハードを制覇した、あっちでは90年代ゲームシーンのちょっとした顔だが、いかんせん日本に於いては知名度不足だ。
ゲックスシリーズの第二弾『Gex: Enter the Gecko』は、2Dアクションの名作だった前作『Gex』から一転、『スーパーマリオ64』タイプの3Dアスレチックアクションに生まれ変わった作品だったが、しかしこれの日本での販売元となったのがバンダイ。
ここはジャンプアクションの快作『Pandemonium』に、SUEZENのデザインしたキャラクターを無理やり乗っけて『マジカルホッパーズ』と改題したり、グロテスクなキャラクターが大挙登場するシュミレーションRPG『The Unholy War』を、事もあろうに魔法使いサリーや魔女っ子メグちゃんに差し替えて『魔女っ子大作戦』というタイトルで発売するなど、Crystal Dynamicsの作品にほとんど陵辱に近いローカライズを施した前科がある。
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ゲックスはテレビを愛しカウチを友とする、クールで怠惰なキャラクター。
Crystal Dynamicsにとってはマリオやソニックにあたるようなこの看板キャラにさえも、バンダイは吹替声優に芸人を起用するという作品レイプを仕掛けるのであった。
『スピンテイル』と邦題を授けられたこの国内版『Gex: Enter the Gecko』のボイスアクターに選ばれたのは、70年代に一世を風靡したコメディアンタレント、せんだみつお。
話題作りのために旬の人気者を担ぎ出したのならまだしも、よりによってセールスにほとんど貢献するとは思えない、過去の名声をネタに延命する人の起用に、微妙な顔で固まる全国の数少ないCrystal Dynamicsファン。
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せんだみつおと言えば、映画の方でも問題の有名人吹き替えに関わっていたことがある。
名作「ブルース・ブラザース」が最初に地上波放映されたとき、ジョン・ベルーシの吹替を担当していたのがせんだみつお。
実はこの人選、悪くはなかった。少なくとも後のバブルガム・ブラザーズ吹替よりは遙かにいい。
数少ない吹替仕事でジェイク・ブルース役をそつなくこなしていたせんだみつお。そしてこの『スピンテイル』のオープニングでも、これまたそつなく状況説明をナレーションし、ああ、それなりに芸達者な人が、きちんと役を努めてくれるんだなと、コントローラーを握るこちらを、ちょっとばかり安心させてくれる
しかしその安心も束の間のこと。オープニングムービーが終わろうかという矢先に、せんだみつおは突然例の「ナハッ、ナハッ、ナハハハハッ!」を高らかにかまして豹変するのだった。
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そしてゲーム本編が始まれば、もうやりたい放題。
「コマネチっ!」「車もローン、家もローン、世田谷のローンレンジャー!」「どうか仕事を下さい」「ギャラは取っ払いでお願いします」etc、etc。
原語版でゲックスが喋っているとこだろうが、喋っていないとこだろうが、そんなことお構いなしに連発される素のせんだギャグの数々。
もうゲックスというキャラクターを演じようとする気なんかさらさらなし。やたらと挿入されるギャラ関係や仕事がない関係の生臭いネタに困惑するプレイヤー。そしてもはや意味不明に近い日本語音声を、何ごともないかのようにスルーして普通に進行するゲーム本編。
かくして海を渡ってやってきたこの"マリオ64に対するアメリカからの返答"は、バンダイという悪辣な女衒の手によって、この国でさんざんな仕打ちに甘んじるのであった。

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2015/04/17 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |